キャラクターの成長
3-1、基本的成長
○PCの成長
PCは根源力を得ることで成長していきます。根源力の最大値は10000です。
○ペルソナの成長について
ペルソナにはPCが入手した根源力が加算され、成長していきます。複数のペルソナを所持する場合は、全てに同じ値だけ振り分けられます。根源力の最大値は10000です。
新しく400の根源力を得るたびにペルソナはスキルを習得していきます。
ペルソナがスキルを習得する場合、SDはそのペルソナに合ったスキル(かつタイプに反しないスキル)を三つ選び、PLはその中からひとつ、好きなスキルを習得することが出来ます。
APを20消費した場合、タイプに反しない限り好きなスキルを習得することが出来ます。
ひとつのペルソナが新しく覚えられるスキルは4つまでです。ただし、初期ペルソナだけは根源力400を得るたびに新しくスキルを覚えることが出来ます。
ペルソナのスキル習得枠は8で、それを超えた場合スキル習得を諦めるか、既に習得済みのスキルと入れ替える形になります。
○ペルソナの属性防御の成長について。
ペルソナは以下の根源力を超えるたびに、属性防御を成長させることができます。
新規にペルソナを手に入れたとき、初期値で根源力が超えている場合、その時点で属性防御を成長させます。
根源力
3000:
5000:
- 任意の通常属性を耐性属性へと変化させる。
- 設定属性を無効属性へと変化させる。
6000:
- 任意の通常属性を耐性属性へと変化させる。
- 設定属性を無効属性へと変化させる。
- 弱点をひとつ得る代わりに、無効属性になった設定属性を反射、あるいは吸収属性へと変化させる。
7000:
- 任意の通常属性を耐性属性へと変化させる。
- 任意の耐性属性を無効属性へと変化させる。
- 弱点をひとつ得る代わりに、無効属性になった設定属性を反射、あるいは吸収属性へと変化させる。
3-2、APについて
○AP(アルカナポイント)
PCはセッションのリザルトとして、根源力に加えてAPを得ることが出来ます。このAPは、AマホにおけるRPB(ロールプレイボーナス)の役割を果たすものです。アルカナに従った心の成長の力を表します。
PCはAPを消費することで、さまざまな恩恵を得ることができます。
一般サービス一覧
- コンティニュー AP0
- リスタート AP10(一人につき)
- 新しいNPCを作成する AP20
- 他のPCが作ったNPCと知り合いになる AP10
- 初期ペルソナ覚醒 AP100
- 新たなペルソナを生み出す AP30
- ペルソナを合体させる AP20
- 任意スキルの取得 AP20
- 独自スキルへの昇華 AP20以上
- 特徴の取得 APさまざま
以下でさらに詳しく説明していきます。
○コンティニュー
全滅した時に、その戦闘や状況をやり直せるサービスです。
敗北した状況より以前の任意の状況より、ダメージをすべて回復した状態でゲームを再開することができます。このとき消費していたアイテムなどは、PLが記憶している限り元に戻して構いません。
SDはその状況からのコンティニュー、あるいはコンティニューそのものを却下することが出来ます。
戦術の失敗やとんでもない不運で全滅した時に、使用すると良いでしょう。
○リスタート
全滅した時に、その本パート自体をやり直せるサービスです。
PCたちは本パートが始まる前の状況に戻され、一旦セッションを終了してリザルト処理が行われます。この時のリザルトは通常の半分です。
物語上本パート自体はなかったものとして扱われますが、その間に手に入れたアイテムなどはそのまま所持していて構いません。
SDはリスタートを却下することが出来ます。
戦力的に勝ち目がない時、いったんセッションを終了させて次の機会に改めて攻略したい時に、使用すると良いでしょう。
○新しいNPCを作成する
自由にNPCを作成することが出来ます。作成したNPCはコミュニティの対象にできます。
○他のPCが作ったNPCと知り合いになる
「新しいNPCを作成する」で他のPCが作成したNPCを、コミュニティの対象にすることができます。
○新たなペルソナを生み出す
新しくペルソナを作成し、扱うことが出来るようになります。
このとき新たなペルソナのアルカナは、コミュニティのランクが1以上のアルカナの中から自由に選ぶことが出来ます。ただし、ペルソナにあったアルカナにしてください。
新たなペルソナの根源力は、PCの根源力と同じです。このとき、そのペルソナの書庫根源力をメモしておくようにしてください。スキル習得処理のときに使います。
さらに、習得可能なランクのスキルの中から二つ、タイプに合わせて初期スキルを習得することが出来ます。
所持できるペルソナは最大で6体です。
そのうちの3体を、本パート前に選択して使うことになります。
○ペルソナを合体させる
ベルベットルームのイゴールの力を借りて、ペルソナ同士を合体させることが出来ます。
「6、ベルベットルーム」の項を参照してください。
○任意スキルの習得
通常、リザルト取得によるスキルの習得は、SDが選んだ三つのスキルからひとつを選んで習得する形になります。
このときAP20を支払うことで、選択肢に関係なくスキルを習得することが出来ます。選択肢を見てからAPを支払っても構いません。
ただし、タイプや属性で制限のあるスキルは変わらず習得できません。
○独自スキルへの昇華
「3-3、独自スキル」の項を参照してください。
○特徴の取得
「3-4、特徴について」の欄を参照してください。
3-3、独自スキル
○独自スキルへの昇華
APを支払うことにより、ペルソナが習得しているスキルをひとつ、独自のものへと変えることが出来ます。
独自化したスキルは、元のスキルに戻すことは出来ません。また、さらに独自化させることも出来ません。
独自化したスキルは、元のスキルとは別のスキルとして扱います。
独自化傾向は以下の通りです。同じ項目を重複して選ぶことは出来ません。
使用するAPが20未満になっても、独自スキルの習得にはAPが20必要です。
代償を25%減らす(端数は四捨五入):使用AP20
代償を50%減らす(端数は四捨五入):使用AP40
代償を50%増やす(端数は四捨五入):使用AP20削減
根源力の25%分、魔法属性の成功要素を追加する。成功要素は【火炎】【氷結】【疾風】【電撃】【光】【闇】から選ぶ。このとき、スキルの属性は変わらない。:使用AP40
別の属性を付随する。ただし、万能属性を付随することは出来ない。このとき成功要素の名称はそれぞれのものを加える。(判定時はどちらか有効な方を適用):使用AP100
根源力を25%増やす:使用AP20
根源力を25%減らす:使用AP10削減
射程を50%伸ばす:使用AP20
射程を50%減らす:使用AP10削減
射程を1m伸ばす:使用AP20
3-4、特徴について
○特徴とは?
特徴とは、PCが持つ設定の一種です。
主に原設定をもとにして取得するもので、一般判定の際(SDが認めれば戦闘においても)、前提変換として提出が可能となります。
また、伏線を張ることによって、原設定にないものでも特徴を取ることができます。これは公的な追加設定となります。
ただし、原設定と矛盾した特徴を取得することは原則できません。もちろんSDの裁定によっては可能ですが、相応の工夫が必要となるでしょう。
なお、特徴はあくまで「難易度の前提に効果を及ぼすほどの設定」であり、成功要素とは異なるものです。
その設定について、成功要素でだけ関連するものを取って、難易度の前提に効果を及ぼすほどではないとして、特徴で取らなくても構いません。
また、特徴で取得して、さらに成功要素でその設定に関連するものを取ってもいいでしょう。
○特徴のランクアップ
すでに取得した特徴は、APを支払うことでランクアップさせることができます。
ランクの最大は3です。
2ランクで1ランクの1.5倍。3ランクで2倍の効果を持ちます。
つまり、ランクが1の特徴で10%の前提変換となる場合、ランク2で15%、ランク3で20%の効果となるわけです(マイナス効果であっても同様に増幅します)。
ランクアップに必要なAPは、ランク1→2で取得のためのAPの2倍。ランク2→3で3倍です。
(例外的に、ランク1の取得にAPがかからない特徴に関しては、ランク1→2で10AP、2→3で20APとします)
○仮取得について
伏線を張り、ある特徴を取得する権利を得た状態を、仮取得状態と言います。
この状態で一定のAPを支払うことで、特徴を取得することが出来ます。
原設定にある特徴は、すべてそのまま仮取得状態とすることができます。
○初期特徴
最初にPCは原設定に沿った特徴を三つ仮取得することができます。
○特徴の取得限界
特徴の取得限界は十個で、それ以降は既に取得している特徴と置き換えになります。
○特徴の取り消し、ランクダウン
伏線の取り消し同様、SDはPCのゲーム中の行動、発言について、「これはこの特徴にはそぐわない」と解釈した場合、既に取得済みの特徴を取り消したり、ランクダウンさせることが出来ます。その際、支払われたAPは払い戻しになります。
○特徴の分野
特徴には、外見や立場といった分野が存在します。
同じ名前の特徴でも、分野が違うことで異なった効果を持ちます。
○特徴のデータ
特徴は主に、
の二つで区別されます。前者は一般判定への貢献度。後者は間接的な効果を指します。
役立ち、大きなメリットを生む特徴ほど必要なAPが多くなり、仮取得のための伏線も増えます。
そのため、狭い分野で役立つ特徴が、ゲーム的に頻度の高いものであれば、ほとんどのケースで役立つ特徴と同じくらい取得が難しくなることもあります。
以下に特徴の例をあげます。SDは必要に応じて新たな特徴を作っても構いません。
特徴は内容の詳細を決めません。実際にそれが有効かどうかは、SDの判断によって異なります(ただしSDは、その特徴の取得難易度を参考に、有効範囲を決めるようにしてください)。
必要AP10
名称:足が速い
名称:力持ち
名称:視力がいい
名称:手先が器用
必要AP20
名称:スポーツ万能
必要AP10
名称:心の痛みに強い
名称:身体の痛みに強い
名称:意志が強い
名称:努力家
名称:記憶力が良い
必要AP10
名称:恋をしている
必要AP20
名称:命知らず
必要AP30
名称:明鏡止水
必要AP10
名称:生徒会役員
名称:部活の部長
名称:文化部でいくつも入賞
名称:クラスの人気者
必要AP20
名称:運動部のエース
名称:常に成績上位
名称:生徒会長
名称:情報通
名称:一部の異性から密かな人気がある
必要AP30
名称:学園のアイドル
名称:学園の人気者
名称:皆から一目置かれている
必要AP0
名称:クール
名称:お調子者
名称:面倒見がよい
名称:ポジティブ
名称:ネガティブ
名称:誠実
名称:八方美人
名称:高慢
名称:無感情
名称:元気
名称:悟っている
必要AP20
名称:話術
名称:交渉
名称:運転
名称:武術、格闘技(一種)
名称:芸術(一種)
名称:楽器演奏(一種もしくは一系統)
名称:電子機器
名称:専門知識(一種)
必要AP10
名称:強面
名称:優しそう
名称:はかなげ
名称:知的
名称:明るい
名称:陰がある
名称:奇抜
必要AP20
名称:ファッションセンスがある
名称:凛々しい
名称:ダンディ
名称:ボーイッシュ(女性PCのみ)
名称:女の子に見える(男性PCのみ)
必要AP30
名称:美形、美人
名称:カリスマ
最終更新:2008年12月05日 14:44