世界観
■2015年の世界情勢
2015年の世界情勢は混迷を極めており、国家の統合が進んだ現在でも安定化の兆しは見られない。それもその筈、2015年7月4日に突如としてW.I.L.F.(世界統一革命軍)と名乗る全世界規模のテロ組織により政府中枢の占拠・テロ攻撃が行われたのである。
当時の状況でこれに対応出来たのは州軍だけであり、それらも攻撃時の混乱により指揮系統が寸断されてしまい、組織的な抵抗には至らなかった。加えて、従来のテロ組織では考えられない規模のWILFの物量と多発する散発的な攻撃により、南北アメリカとアラスカの兵力を殆ど無傷で掌握されるという事態に陥った。
そして2015年8月11日、極度の国内混乱と政府関連施設の破壊により、米国政府は亡命を宣言、事実上米国は陥落。後に、米国政府はPRAU・オーストラリア州に多くの機能を移転している。また、海外に派遣されていた米軍は幸い掌握されておらず、貴重な兵力として運用が行われている。世界各国は、米国が殆ど無傷で掌握されたという事態を受け緊急戦時体制を取ったが、思想の違い、政治的な各種の問題から思うように協力体制を取れず、国連の主導によって本格的な戦闘が開始される2017年初頭に漸く対WILF連合軍を編成。装備の共有化及び連携体制の整備が始まっている。
"世界の警察"である米国が事実上壊滅してしまったため、米国政府は冷戦期の1957年に創設された、国際連合戦術統合軍(UNTIA)にWILFの討伐作戦を要請。UNTIA創設に伴いスイス・チューリヒへと移転された国連本部はこれを了承し、2015年9月16日に開催された国連緊急会議にて討伐作戦の開始が決議される。これに伴い世界各地への国連軍展開が決定し、国家だけでなく国連での戦時体制構築が独自に行われた。
最終更新:2010年08月13日 15:20