『日本軍のAWCV』
■三菱 89式装甲歩行戦闘機(EFF-1J) "常盤"(トキワ)
日本陸軍及び、日本海兵隊の装甲歩行戦闘機。
米国陸軍/海兵隊に採用されたEFF-1Aをライセンス生産した機体である。
機体の電子機器を国産化及び、接近戦用の装備を強化した仕様であり、現在は日本の国土防衛及び、2世代AWCVの支援に当たる。市街地戦及び、山岳戦を想定された機体であり、脚部のローラーに若干の設計変更が見られる。
・三菱 89式2型装甲歩行戦闘機(EFF-1改) "常盤・改"(トキワ・カイ)
日本陸軍及び、日本海兵隊の装甲歩行戦闘機。
米国陸軍/海兵隊に採用されたEFF-1Aをライセンス生産した機体。
設計自体は、上記の機体と変わりないと言えるが、電子機器及び武装が変更されている。
2世代AWCVの支援に当たれるように、中~遠距離に特化した設計に仕様になっている。
現在戦場に出ている機体は、この機体が殆どであり、2世代AWCVと共に行動している事が多い。完全に支援機として作られた為、接近戦もある程度は出来るものの、上記の機体より劣る。
その所為で、兵士からは『(機体が)取り回しずらい』との評価もある。
■三菱 12式装甲歩行戦闘機 "時雨"(シグレ)
日本陸軍及び、日本海兵隊の主力装甲歩行戦闘機。
2世代の技術が応用された準国産機であり、12式2型装甲歩行戦闘機『海燕』と言う艦載機仕様が存在する。電子機器を日本製品に換装したほか、装備やエンジン、外部フライトユニットを設計変更するなど、様々な改造が行われている。
その為か、一機当たりのコストはお世辞にも安いとは言えず(海燕よりは安価だが)、配備が滞っている。
現在は海外派遣及び、国土の防衛などに使われているが、その稼働率は異常なほど高い。
2015年度に増産が決定されているが、軍の上層部からは、ライセンス生産である『空蝉』の増産を推す声が多い。現在、日本陸軍に35機、日本海兵隊に22機が配備されている。
■三菱 12式2式装甲歩行戦闘機 "海燕"(カイエン)
日本海軍主力装甲歩行戦闘機。2世代の技術が応用された準国産機であり、12式装甲歩行戦闘機『時雨』の艦載機仕様であり、"信濃"型原子力航空母艦に搭載されている。艦載用に基本的な電子機器の換装の他、外部飛行ユニットの翼面積の再設計など、様々な改装がされている。
『時雨』に比べ、価格は相当高価になっており、配備数も少ない。基本的には、一隻の空母に5~6機の配備となっており、艦載AWCVのパイロットは海軍でも花形職業となっている。また、特殊部隊である『十六夜』にも10機配備されている。現在、28機が配備中。
■三菱 次世代技術試験型 装甲歩行戦闘機 "雪月花 壱型"(セツゲッカ)
日本海軍次期主力装甲歩行戦闘機試作型。完全に日本の技術のみで製作された機体である。新型複合素材で軽量化を目指し、新型エンジンでの機動性の向上を視野に入れて設計されている。
『時雨』や『海燕』等のAWCVに比べてスマートな曲線デザインは、この機体がステルス性を有しているのではないかと噂されたほどである。実際にはステルス性は殆ど無いと実証されている。また、外部フライトユニットには、新型の推力偏向パドルが装備されており、3枚のパドルが付いていると言った独特な機構をしている。
『雪月花』が現在配備されている部隊は、第三艦隊の空母『周防』に所属している技術試験部隊のみで、壱型と複座型が各一機ずつ配備されている。また、実戦を踏まえたデータ収集も行っている為、実戦にも参加する機会がある。
詳細な性能は、海軍からの公表が殆どと言っていいほどされていない為、確かな事は言えないが、アドバンス・ルシファーと負けず劣らずと言った所だと言われている。複座型は、電子戦専用機になるのでは無いかと噂されているが、真偽は不明である。
海軍は次期艦載機の開発に力を入れており、早ければ2~3年後には配備が始まるらしい。
また、16年度からの開発予算増額が可決されており、期待が高まっている機体である。
・雪月花 データ収集用複座型
壱型の胸部モジュールを大幅に改良、複座型コクピット・ブロックと各種試験用機器を搭載。
各種測定機器のため、多少ではあるが速度性能などが低下している。機体の性格上、戦闘にはまず用いられない。
■川崎 陸軍次世代技術試験装甲戦闘機"影光"(カゲミツ)
日本陸軍次期主力装甲歩行戦闘機試作型。
完全に日本の技術のみで製作されている。
製作は三菱では無く『川崎重工』であり、この機体が採用されれば、日本初の三菱以外の実戦機となる。パイロットが生き残る事をコンセプトに作られた機体である為、コクピット周りの装甲はどの部分よりも厚い。新型複合装甲での軽量化を目指すも、コンセプトゆえか三菱に遅れをとっている。最高時速なども『雪月花』に比べれば遅れをとっている物の、兵器搭載量の増加や機体コストの軽減に成功している。
現在3機の試作機が作られており、『中~近距離戦型』『電子支援型(複座)』『遠距離支援型』と、それぞれ機体のコンセプトが違う。それぞれ愛称が付けられており、中~近距離戦型には『影光』、電子支援型には『崩帝』(ホウテイ)、遠距離支援型には『飛燕』(ヒエン)と愛称が付けられている。
現在『雪月花』と共に実戦でのデータ収集を行っている為、戦場でも見かける機会がある。
(陸軍所属である為に、海軍技術試験部隊のパイロットとは仲があまり良く無いとか)
『雪月花』と同じように、機体に関しての詳細情報の公開はされておらず、今後の情報が期待される。しかし、15年度からの予算増額が決定しているにも拘らず、量産の目処が立っていない。
■川崎 2型装甲歩行中等練習機 "登竜"(トウリュウ)
日本の装甲歩行戦闘機用練習機。
未来のAWCVパイロットを担う練習生が最初に乗るAWCVである。
海軍仕様と陸軍/海兵隊仕様が存在する。
現在、『山梨県 北富士駐屯地』『福岡県
芦屋基地』に20機ずつ配備されており、パイロットの育成の為の練習機及び、演習時の仮想敵機として使用される。
他AWCVよりも、比較的安価で扱いやすいが、練習機である為に戦闘には向かない。
また、形状も若干小型であるために、人気が高い機体の一つでもある。
非公式の愛称だが、頭部ブレードアンテナが長いために『ガゼル』と呼ばれる事もある(国外では、『ガゼル』方が通じる)。