■国連軍の艦船
-戦闘指揮母艦 / 航空母艦-
■UNECV-21 オーディン級 電子戦闘作戦指揮母艦

国連軍の汎用戦闘母艦。2006年就役。2012年には第2世代型AWCVの本格配備に伴い戦闘揚陸母艦として改装が行われ、艦上構造物の本格的な近代化と航空設備の刷新を行い2013年に現役復帰。
この改装でエレベータ形状、格納庫容積、カタパルト配置を効率化したことで最大20機(5個小隊)のAWCVを運用可能となり、戦術揚陸艦としての機能も持つに至った。航空機運用能力もそれに伴い向上、艦載機の更新を行った上で揚陸作戦支援主体の機体編成を主に搭載している。
艦隊指揮艦として建造されたため建造は2隻のみであり、太平洋方面軍・大西洋方面軍にそれぞれ配備されている。
全長:318.2m
排水量(満載排水量):102,600t(115,850t)
最大速力:32.8kt
兵装:
Mk12 連装50口径406mm電熱化学砲×3
・Mk24 多目的燃料気化弾頭(FAE)
・Mk28 広域制圧拡散砲弾(CLW)
・Mk31 長距離誘導砲弾(LRLAP)
Mk60Mod.1 前方多目的ミサイル発射管/VLMS(160セル)
・RGM-109 TACTOM BlockVI
・RIM-156 SM-2ER BlockVI
・RIM-162 ESSM Block1A
・RUM-139 VL-ASROC(VLA)
Mk92 艦側面部SSM発射筒(RGM-84 ハープーン BlockVI)×4
Mk110 57mm近接防御砲システム(CIGS)×6
Mk18 統合近接防御システム(I-CIWS)×4
Mk39 SVTT 324mm3連装短魚雷発射管×4
艦載機(定数):固定翼機×24機、V/STOL機・ヘリコプター×12機、AWCV×16機
同型艦:2隻
-巡洋艦-
■UNCGE-1 グングニル級電子巡洋艦

艦隊規模の電子支援を目的とした特殊巡洋艦。「指揮艦艇と電子戦機の用途を統合し、次世代電子戦に耐えうる多目的戦闘艦」として開発された新世代の巡洋艦であり、各部に装備されたECMアレイユニットで、艦隊全域に強力な"電子の傘(ジャミング・フィールド)"を提供する。
本艦はどちらかというと「次世代艦のテストベッド」的な性格が強い。2番艦は最新装備のテストベッド艦となったため、更に試作的意味合いが強くなった。配備数は少なく、4番艦以降はコストの面から建造停止。2015年時点で3隻が就役中。
全長:218.3m
排水量(満載排水量):19,860t(23,670t)
最大速力:33.1kt
兵装:
Mk88 62口径155mm電熱化学砲×1
Mk60Mod.1 VLMS(64/48セル)
Mk92 艦側面部SSM発射筒×2
Mk18 統合近接防御システム(I-CIWS)×2
Mk39 SVTT 324mm魚雷発射管×2
艦載機(定数):対潜哨戒ヘリコプター×2機
同型艦:3隻(2015年時点)
■UNCG-201 イクシオン級ミサイル巡洋艦
国連軍艦隊の防空を担うイージスシステム搭載艦。レーダー・システムには新型のAN/SPY-3を搭載し、タイコンデロガ級に匹敵する防空能力と打撃力を有している。現在では艦隊防空任務を行う必要性が低下してきたことから、2008年に大改装を施され対地打撃戦主体の装備に換装されている。とはいえ防空能力は健在であり、RIM-161
SM-3により弾道ミサイルすら
迎撃可能な能力を有する。
対地打撃戦仕様に改装するにあたって施されたのは長射程距離を有する155mm砲への換装、ならびにタクティカル・トマホーク巡航ミサイル(TACTOM)の搭載数増加などであり、近年の国連軍で必要とされている主要装備仕様を考慮した結果である。
155mm電熱化学砲は元々自走榴弾砲に使用されていたものであり、Mk88へ転用するに当たっては発射速度の強化、対空戦闘能力の付与など、多数の改良が盛り込まれている。
また、近年の艦船では常識となったステルス化も施されており、他艦艇と同じく砲塔のステルス化や電子機器の省力化など極力突起物を減らす工夫がなされている。
全長:201.2m
排水量 (満載排水量):12,520t(15,100t)
最大速力:35.1kt
兵装:
Mk88 62口径155mm電熱化学砲×2
Mk60Mod.1 VLMS(80/80セル)
Mk.112 4連装SSM発射筒×2
Mk15 Block1B 20mmCIWS×2
Mk39 SVTT 324mm魚雷発射管×2
艦載機(定数):対潜哨戒ヘリコプター×2機
同型艦:8隻