こんにちは、Celecaです。 今までsimaiを使っていただいた方々、あるいはいわゆる"simai語"を用いたソフトを制作されたり使ってくださったりした方々、本当にありがとうございました。 *&color(#F54738){simaiは、2023年2月5日(日)23:59をもって公開を終了しました。} 公開終了の決断に至った理由は以下の通りです。 ***2022年(2023年)の時点で、セキュリティに脆弱性のあるFlashファイルを取り扱うべきではないため simaiはFlashというソフトウェアで動いています。 Flashを検索すると、「廃止」や「終了」などといった終わりを思わせるワードがサジェストされると思います。 現在ではあらゆるブラウザでFlashは取り扱えなくなり、人々の目に映ることはなくなりました。 Flashが終了した理由はいくつかありますが、そのうちの一つにセキュリティの脆弱性があると言われています。 そのこともあり、パソコンによってはFlashファイルを検知すると警告を表示し、開かせることを止めようとしてきます。 もちろんsimaiの中に危険なプログラムは全く仕込んでおりませんが、 それがFlashファイルである以上、パソコン側で危険かもしれないと判定されるようになりました。 2019年9月に3simaiをリリースした当時、すでにFlashが終了することは予告されていました。 それではなぜ別のプログラミング言語・環境で作り直さなかったのかというと、 Flashで作れば2simai EXpand以前のプログラムを一部引用でき、完全に作り直すよりも早くリリースにこぎつけられると考えたからです。 それでも、制作開始からリリースまでにおよそ2か月、時間にして最低でも300時間以上は費やしました。 完全に作り直していたらさらなる時間がかかったであろうことは明白で、おそらくそちらの方が利用者に迷惑が掛かっていたと思います。 ***simaiと同じことができるソフトが有志によってどんどん作られており、Celecaが作り直す必要がなくなったため そもそもsimaiという存在自体、さらなる高性能言語・環境で作られたソフトがいずれ作られるまでの代わりのつもりで制作しました。 あのような動きのあるプログラミングで、自分が作ることができるものがFlashしかなく、 そうして作られたものが偶然にも今まで使われているだけにすぎません。 しかし今では、simaiと同様に譜面制作を行えるソフトが複数生まれていますし、 それらはどれもFlashと比べて優れたパフォーマンスを持ち、多くの利用者を獲得しています。 時代の進化に伴って、よりよい性能のものを求めることは現代の人間にとっては自然なことで、 「[[maimai]]の譜面シミュレータ」というくくりの中で、simaiはもはやそれを牽引していく立場ではありません。 しかし、自分が作ったソフトを参考にして性能向上したソフトが作られていく、というのはむしろ望んでいた状況です。 simaiがFlashだったからというのはもちろんですし、そういったものが作られれば、ひとつの文化として根付いたという結果にもなります。 余談になりますが、あるサイトを運営していた方が亡くなられていたことが判明した、ということが過去にあり。 その訃報の情報が広まった後、サイトの存続を図りたい有志の方々が協力し、時間こそかかったものの無事に復活できた、という出来事がありました。 本当に必要なもの・利用者から求められるものであれば、このように復活したり新しく作られたりするものだと思っています。 たくさんの方に使っていただけたことによって、simaiもそういった存在になったのだと思っています。 ***さらなる新要素が発表されたことで、今後の新要素追加の対応方法を定義する機会ができたため PLUSバージョンも1として数えるとすると、ちょうど20バージョン目のでらっくす FESTiVALで、 タッチ箇所追加・BREAK要素追加・連結スライド追加という要素が追加されました。 これらの要素に対してはCelecaが定義させていただきましたが、今後もさらなる新要素の追加があったとすれば、 その時はソフト制作者同士で考えて選定していただくのか、あるいは情報をいただいてCelecaが定義したほうがいいのか、それについては未定です。 Celecaに対して、simai語の記法の使用許可を取りに来てくださったかどうかに関わらず、 現在作られている制作ソフトのほとんどは、譜面の記法としてsimaiのものが使われています。 また、どんな国でも使われるアルファベット・数字・記号のみで構成しているので、 記法さえ理解していればInternational Ver.を遊ばれる海外の方ともコミュニケーションが取れる、ひとつの言語のような存在となっています。 ですので、ソフトごとに記法が違うという現象が起こらないようにしたいと考えています。 ソフト独特の特定の機能のために、そのソフト専用の記法を実装するのは構いませんが、 公式の譜面を再現したものであれば、どんなソフトでも同じように再生できる程度の共通言語になってくれれば幸いです。 ***現役終了がちらつく中、simaiを終了するにはちょうどいい機会だったため maimai稼働当初はまだ学生だったCelecaも、10年以上遊び続けてきたことで三十路を迎えるほどの年齢になりました。 現在のように現役で遊び続けられる時間は間違いなく少なくなってきています。 ですので遅かれ早かれどこかのタイミングでこのアナウンスをしなければならないと考えていたのですが、 新要素追加のアナウンスがされましたし、現状の3simaiでもUNiVERSE PLUSまでの10年間で生まれた譜面は理論上正確に再現できるので、 それまで頑張ってくれたsimaiをちょうど10年間(simai初リリース日は2013年2月5日)でおしまいにするのがいいだろうと考えました。 なお、すでにダウンロードされたsimaiのファイルを必ずしも消す必要はありません。 どうしてもsimaiを使いたくて、持っている方にお願いして渡してもらうことも禁止しません。 simaiが独自に搭載している機能を真似して、制作されているソフトに導入することも禁止しません。 提供が終了しても、simaiを作るためのプロジェクトファイルはCelecaの手元に厳重にバックアップしてあり、 Celecaに権利がありますのでそこだけご注意ください。 ***simai終了後、このwikiをどうするのか? 2023年2月5日まではこのままで、翌日の2月6日中に以下のようにページの操作を行います。 -simai終了に伴い、不要となるsimaiのダウンロードは削除します。 -操作説明、画面説明等のページは情報資産のような形にしてまとめます(サイドメニューから外しますが、ページは消さない)。 -公式譜面データ、創作譜面データのページは全て残し、閲覧できるようにするとともに、今後も追加ができるようにします。 -[[maidata.txtの譜面書式]]は【[[simai語の譜面書式]]】【[[Notations of simai]]】(英語版)としてリメイクします。&br()初版はCelecaが作成しますが、これらのページは管理者権限ではなく、このwikiの登録ユーザーが編集できるようにします。&br()(新要素の追加があればその記法の追記はもちろんのこと、誤字脱字を直したり、より分かりやすい表現に変更したり、&br()画像などを追加して分かりやすくしたり、などができるように) 最後に一プレーヤーとして、maimaiがこれからも広く長く愛されるゲームになることを心より願っています。 Celeca 2022.09.21 初版 2023.02.06 追記 - 今まで本当にお世話になりました。 -- すい (2022-09-22 07:26:23) - 今までありがとうございました。 -- MIKA (2022-09-22 16:39:15) - 言語もこのwikiの編集には携わらせていただきます。よろしくお願いいたします。 -- MIKA (2022-09-22 16:39:39) - 譜面を作る楽しさ、見る楽しさをsimaiを通じて沢山知り、また、simaiを介して他プレイヤーさんとの繋がりも出来ました。今まで本当にお世話になりましたm(*_ _)m -- ライオ (2022-09-22 21:17:23) - 今まで本当にお世話になりました。simaiがあったことで繋がれた人も沢山います。本当にありがとうございました -- Asam1ya (2023-02-05 04:32:13) #comment