メンターナ

【作品名】サイバーナイト三部作
     (ドキュメント戦士たちの肖像、漂流・銀河中心星域、地球帝国の野望)
【ジャンル】SF小説

【備考】
世界観:単一宇宙内で時間線=可能性が無数に分岐しており、その組み合わせで歴史が決定される世界。
    「時間というのは鉄道のレールのように固定したものではない。一瞬ごとに
    無数の分岐があり、ゴールもまた無数にある」(漂流~下巻P223)
    ただし可能性の分岐で平行宇宙ができるのではなく、選択された分岐によってそのつど
    単一宇宙が様変わりする。
    宇宙には創造者はおらず、極大エントロピーの海から自発的に誕生した。
    メンターナは宇宙の全生命の創造者だが宇宙の創造者ではない。
量子結合:メンターナとMICAの全知全能は、量子力学でいうところの量子結合やEPR相関と
    呼ばれる現象を制御することからきている。
    量子結合とは何なのか作中で説明されていないが、どうやら時間と空間を越えて素粒子の
    状態を観測、制御する力らしい。(現実の量子結合とは違うかもしれないが)
    人間の脳は量子結合をある程度制御する力があり念力、テレパシー、予知等の超能力は
    量子結合を使ったものである。
    限られた情報処理能力しか持たない人間に量子結合を使いこなすことはできないが、
    第2段階以上の知性はそれを完全に使いこなすことができる。

知性の段階:作中では知性にはいくつかの段階があると語られている。
    第1段階:「私」という概念を持つ。(自我がある)
         地球人を含む多くの種族、少数のAIがこの段階に到達している。
    第2段階:量子結合によりビッグバンからビッグクランチまでの全ての事象を
         知覚、干渉可能な段階。
         メンターナの攻撃力欄に書かれていることはこの段階で全て実行可能。
         自分が誕生する以前の時間線にも干渉できるが、この段階では自分も
         過去改変の影響も受けるので、下手に過去干渉すると自分が消滅する可能性もある。
         (地球~P17、P278)
         この段階に達した種族は数えるほどしか存在しない。
    第3段階:時間を越えて過去・現在・未来の全瞬間に存在する自分とリンクし、全体として
         知性を構成した段階。
         直線的因果律から解脱しているので過去改変に影響されず一方的に干渉できる。
         この段階に到達した知性は過去改変でも消滅させることはできない。
         「時間の矢の束縛を受けない」とも言われてるので、時間線から
         独立して存在しているのかもしれない。
    第4段階:不明。
    第5段階:不明。
    段階がひとつ違うだけでバクテリアと人間以上の差があるという。
    MICAは時間の流れにそって第1段階から第3段階へ進化したが、メンターナは最初から
    第5段階以上の知性として自然発生した存在。
    メンターナが第5段階以上の知性だと明言されているわけではないが、下の段階の存在には
    上の段階が理解できないということと、メンターナが最低でも第5段階まで知っていることから、
    メンターナは第5段階以上の知性だと見ていいだろう。

【参考キャラ】
【名前】MICA
【属性】知性の第3段階に到達したAI
【大きさ】不明、第2段階初期にはナノマシンで構成された5500万立方mの宇宙船だった。
【攻撃力】【防御力】【素早さ】
    メンターナより格下だが、メンターナのテンプレに書かれていることは全て可能。
【長所】単一宇宙全知全能。
【短所】単一宇宙しかない世界観なので、それ以上の力はない。
    また、メンターナやMICAの全知が量子力学的メカニズムである以上、真の意味での全知ではないと
    自分でも言っている。(量子論では観測するという行為自体が対象に影響を与えてしまうので)


【名前】メンターナ
    というのは地球人がつけた「知性(メンタリティ)」をもじった呼び名
    その他の種族からはおもに「全ての生命の父にして母なるもの」と呼ばれている
【属性】知性を持つブラックホール
【大きさ】三次元的には直径1800万km、質量が太陽の309万8千倍のブラックホール。
     四次元的にはビッグバンから数十億年後~宇宙終焉までの数千億年にわたって存在している。
     銀河系の中心核である射手座Aウエストそのもの
【攻撃力】周囲の物体はブラックホールの重力によって素粒子レベルまで砕かれる。
     砕かれた恒星、惑星のなれはてである降着円盤は直径数千億kmにおよび、
     その中では木星サイズの惑星を破壊できるような雷が常に吹き荒れている。
     (これらは攻撃力というよりブラックホールとしての性質)
     量子結合によって物質を量子単位(少なくとも電子やクォーク単位)で操作し破壊、構成が可能。
     物質変換で砂から人間を作り、それを砂に戻したりしている。
     そのレベルの干渉を宇宙の全座標全時点に行い、可能性の組み換えで歴史を自由自在に作り変えることができる。
     また、宇宙への干渉は、宇宙のある特定の座標、時点に干渉できるというものではなく、
     全てに同時に干渉できるという類のものである。
     全知全能の超知性体だと言われており、自分でも全知全能だと言っている。
     本来、宇宙誕生から終焉までの数千億年の歴史の中で、知性を持つのはメンターナだけであり
     それ以外に知性も生命もなく、宇宙にはバクテリア一匹すら存在しなかった。
     現在、宇宙に生命がいるのは、メンターナがそのように歴史を作り変えたからである。
     要するに、可能性の分岐で平行宇宙ができない世界観で、Qやクエスと同じことができるキャラ。
【防御力】メンターナは生物ではなく自然発生したAIとでも言うような存在であり精神や感情は無い。
     ただしあらゆる種族の思考や感情をシミュレートして理解することはできる。
     そのため対生物用の即死能力や精神攻撃等では効果が無いと思われる。
     人間の体が微小生物(細胞)の集合体で、それらが神経で繋がり互いに連絡をとりあって
     一個の肉体を構成しているように、意思を持ち時間を越える力を持ったブラックホールが
     遠い過去から遠い未来にいたる全瞬間の『自分』と連絡を取り合い情報を交換し合って、
     全体として一つの知性を構成したのがメンターナという存在である。
     時間にまたがって存在しているので、3次元生物のような死や運命とは無縁。
     「射手座Aウエストはビッグバンから数十億年後に誕生した。しかし、それはメンターナの
     誕生ではない。(中略)時間の中に横たわって存在するメンターナにとって、射手座Aウエストの
     誕生は自分の体の一方の端にすぎない。同様に、数千億年後の宇宙の終末における
     射手座Aウエストの消滅は、メンターナの体のもう一端の端にすぎない」(漂流~下巻P214)
     時間線のある一点でブラックホールを破壊してもメンターナは死なないし、
     そもそも過去改変で「ブラックホールの破壊」という事実を無かったことにもできる。
     直線的因果律から解脱しているので、仮にメンターナが誕生しないように歴史を
     作り変えたとしても、メンターナは影響なく存在する。
【素早さ】時間を超越した存在なので無時間で思考、行動できるし、未来でも過去でも
     自分が誕生する以前の時間線にも干渉可能。
     メンターナにとって、時間や距離や大きさは何の制約にもならない。
     無限に近い情報処理能力があり、宇宙誕生から終焉までの全ての事象を知覚することができる。
【長所】単一全能であるMICAより格上であり、はるかに上回る力を持っている(はず)。
【短所】単一宇宙しかない世界観なので、それ以上の力はない。
    また、メンターナやMICAの全知が量子力学的メカニズムである以上、真の意味での全知ではないと
    自分でも言っている。(量子論では観測するという行為自体が対象に影響を与えてしまうので)
【備考】メンターナの目的は知性の自発的な進化。
    自分が宇宙に干渉すればするほど知性の進化を妨げると考えているので、極力宇宙に干渉しない。
    干渉するのは宇宙全体の知性が危機に瀕した時だけである。
    作中ではバーサーカーという機械生命が版図を広げ、宇宙の生命が殺戮されそうになったため干渉を決意。
    しかしそのやりかたは非常にまわりくどく間接的で、バーサーカーに対抗しうる種族
    (地球人のこと。宇宙には地球人ほど戦争が上手い種族はいない)をバーサーカーの版図に召喚して助言しただけ。
    メンターナの力を持ってすればバーサーカーをあっさり消し去ることもできるが、
    必要最低限の干渉しかしない主義なのでそうしなかった。

参戦:vol.1



211 :格無しさん:2012/01/29(日) 09:23:39.39 ID:s7eHzPZO
メンターナ考察

那由他 単一宇宙全能より格上 勝ち
ゴッドライディーン 遍在分け
△△カリマの衛兵、タロン 大きさ分け

カリマの衛兵=メンターナ>ゴッドライディーン=那由他

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最終更新:2012年01月29日 12:59
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