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幻想郷のサンタクロース

クリスマス、聖人たるイエス・キリストの生誕日といわれ、彼を信仰する信者達によって聖誕祭が行われる日。

最も、そんな事は東洋に位置する幻想郷の人々には関係なく、寧ろもう片方のクリスマスであるサンタクロースに関連する話題の方が中心であった。


紫「……というわけで貴方にサンタクロースを御願いしたいのだけれどよろしいかしら?」

シン「……まぁ、さとり達は女だけのクリスマスパーティにでてるんで
   時間があるからいいですけど、俺一人じゃ流石にきついですよ?」

紫「そのあたりは大丈夫ですわ、
  貴方にお願いするのは貴方が特に親密な人達へのプレゼントだけだから」

シン「そうですか、でも今からプレゼント用意するにしても相手が欲しい物が……」

紫「其方も大丈夫ですわ、全て此方で滞りなく準備しているから
  後は彼女達が宴会で潰れた後枕元に置くだけ、
  とはいっても幻想郷の妖怪達は酒に強いですし、
  それまで私達もちょっとしたパーティとしゃれ込みましょう」


シン「…わかりました、今から帰ってもどうせ一人ですし、お付き合いさせてもらいます」


~~~~~~~~シンと隙間妖怪宴会中~~~~~~~~~~~~

ユカリ「アラ、ドウシテニゲルノ? ビジョノオシャクヲコトワルノハオトコラシクナイワヨ」
シン「シタギスガタデニジリヨラレタラダレダッテニゲルニキマッテルデショウガ!!」
ユカリ「アラアラ、セイヤナンダカラコレクライイイデショウ」
シン「ゼッタイアンタチガウカンジノセイヤデイッテルダロ!!」
ユカリ「アラ?ソチラガオコノミ?ウフフ、イイワヨ、オネエサンガオアイテシテアゲマスワ」
シン「イイカゲンニシロヨアンタッテヒトハー!!」

~~~~~~~~隙間妖怪がシンで宴会中~~~~~~~~~~~

紫「あら、残念だけどそろそろ時間みたいね」

シン「ハァハァ……… に、逃げ切った……」

紫「じゃあこれが一覧で、この袋に中身が、
  後其処にサンタクロースのコスチュームがあるか ら御願いしますわ」

シン「わかりました、それじゃあ俺は之で!!」

紫「あらら、逃げられちゃったわね…
  まぁいいわ、さて隙間で配達見学としゃれ込むとしま しょうか♪」


一軒目 紅魔館~地下室~


シン「此処がフランの部屋か… 然し紫さん、本当に根回ししてるんだな、
   門番の人に話しかけたら直通で此処に通されたし、えっと、プレゼントは…」

紙『ボールを相手のゴールにシューット!!
  超エキサイティンッグ!! 3Dアクションゲーム バトルドーム!!』

シン「……紫さんの趣味か? えっと袋に… あったあった、
   って之四人用じゃあ… まぁいいか、それじゃあ之を枕元に…」

フラン「ン~…… ふゎぁ… 寝すぎちゃった…」

シン「……え?
  (何でフランが…ってフランは吸血鬼、じゃあこの時間が寧ろ起きる時間に…!!)」

フラン「……ン~…… 貴方誰?」(寝ぼけ眼でサンタシンを見る)

シン「(まだ寝ぼけてる、なら…!!)
    ヤァ、ワタシハサンタクロース、イイコノキミニプレゼントダヨ!!」

フラン「サンタクロース…… え?サンタさん!!」

シン「ソウダヨ!!コレガキミヘノプレゼントダ!!
   タノシイオモチャダカラタイセツニスルンダヨ!! ソレジャアワタシハコレデ!!」

フラン「あっ!! ……いっちゃった、色々お話聞いてみたかったのに…
    でも…えへへ、初めてだ、サンタさんのプレゼント…♪
    中身は何かな~… あ、新しいおもちゃだ、しかも四人用の…
    お姉様の嘘つき、ちゃんとサンタさんはいるんじゃない。
    さて、早速遊ぼう♪ フォーオブアカインドー!!」



二軒目 人里~稗田家~


シン「ふぅ、危ない所だった… だから紅魔館が一軒目だったのか、
   多少遠回りになってもちゃんと考えたルートになってるんだな、紫さん恐るべし……
   次は阿求か、さて、プレゼントは何かな」

紙『菅原道真公認書道有段者向け筆セット』

シン「…また渋いな、まぁ阿求は幻想郷縁起とか書いてるから下手なプレゼントよりも
   良い筆とかの方が良いってことかな、さてと、之も枕元に……」

阿求「ん~……」

シン「……フウッ、寝返りか、さてと、枕元に置いたしそろそろ次に……
   って、しまった、服をつかまれた……」

阿求「シンさん……」

シン「…(寝言か? 夢に俺が出てるのか?
   ってやばい、結構強く掴まれてて放せない……)」

阿求「いっちゃ… やです……」

シン「…(俺がどっか(異世界)に行く夢でも見てるのかな…?)
   ……大丈夫、俺は此処に、幻想郷にいるから…
   だから、大丈夫だ」(優しく頭を撫でる)

阿求「ン……」

シン「……おっ、手が緩んだ、さてと、悪いけどまだ配る荷物もあるし次にいくか、
   お休み阿求、良い夢を……」




阿求「…むぅ、想像以上にシンさんは鈍感でしたか、折角の寝たふりも無意味になるとは……    またシン陥落計画を練り直す必要がありそうですね……」


三軒目 天界~~伊吹の庭~~


シン「次は萃香と天子か…
   というか天子はともかく萃香はプレゼントとか欲しがるタイプか…?

なんか半分は想像つくけどプレゼントはっと……」

紙『萃香:外界の最高級大吟醸15本セット 天子:そんなの必要ないですわ』

シン「……まぁ、紫さんと天子の仲の悪さを考えたら当然といえば当然か、
   念の為に適当にぬいぐるみとか買っておいて正解だったな

さてと、起こさないように慎重に……」

萃香「慎重に、どうするの?」

シン「そりゃプレゼントを枕元……に……」

萃香「ん~ふふ~、その後は帰っちゃうのかい? それじゃあちょっと冷たすぎないかな?」

シン「いや、まだ他の家に配らなきゃいけないし… って鎖で縛るな!!」

萃香「よいではないかよいではないか~、
   紫に頼んだ大吟醸セットも届いたようだし折角だからいっしょに飲もうよ、
   天子もおこしてさ~」

シン「それはダメだろ!! って引きずるな!! さも当然の様に鎖を増やすな!!」

衣玖「お待たせしました、外界のクリスマスに倣って鶏肉を焼いてきました、
   とはいっても御酒にあう様に塩焼きになりましたが。
   後総領娘様も今寝巻きからお着替えになって此方に参っておりますので、
   どうぞお先におくつろぎください」

シン「いや、おかしいだろ!!
   なんで衣玖さんはこの状況を見て平然としているって言うか何で先に鶏肉を焼いてるんだ!!」

衣玖「私は空気を読める女ですので…
   では総領娘様のお手伝いをしてきますのでここで失礼いたします」

シン「説明になってない!! 寧ろ空気を読むんだったらこの小鬼を止めてくださいよ!!」

萃香「むふふ~、残念だったねシン、どうやら空気は此処で宴会をする流れらしいよ、
   さぁ、堪忍して大人しくしなよ、痛くはしないからさ~」

シン「は、放せ!! まだ、まだ俺にはやらなきゃいけない事が……!!
   こんな、こんな所で俺ハァアアアアアアアアア!!!」



四軒目 地霊殿


シン「……うっぷ… くそっ、結局逃げられなかった… 時間もギリギリだけど、此処で最後みたいだし… さて、誰に配れば……」

紙『地霊殿在住の女性陣全員:シン・アスカとの子ど』

シン「……うん、やっぱり全員女の子だし縫い包みがいいよな、
   外界で色んな縫い包み買ってきたしそれにするか
   そうと決まったら善は急げだ、枕元に縫い包みを置いて、
   服脱いでシャワー浴びて寝よう、うん、そうしよう」


こいしの部屋

シン「さてと、まずはこいしの部屋から……寝てる…な、
   こいしは小動物系が好きだったはずだからこのリスのぬいぐるみを… ん?
   あ、これは俺のヘルメット…
   そうか、なくなってると思ったらこいしが持ってたのか……
   あの時、こいしに拾われてなかったら俺はここにはいなかった…
   ありがとう、こいし、こいしのお陰で、俺はまだ生きてる
   ……起きたらまた、クッキーでも焼いてやるかな…
   んじゃお休みこいし、良い夢を見ろよ」


空とお燐の部屋

シン「次は空と燐か……
   よしよし、二人とも確り寝てるな、二人のはやっぱりネコと鳥の縫い包みかな…
   それだけだと流石に厳しいか…?
   二人とも食い気の方が強いしな… やっぱりこのネコ缶と温泉卵セットも置いとくか
   さとりには… まぁ俺が後で怒られればいいか、んじゃ二人ともおやすみ…」


さとりの部屋


シン「さてと、此処が一番の難所だな、望遠鏡でさとりの目は…
   よし、第三の目も閉じてるし呼吸も一定、深い眠りみたいだな。
   それじゃあ手早く犬のぬいぐるみでも置いて…
   ふゎ… やべ、気を抜いた… 急いで戻らないと、此処で寝そうだ…
   おやすみさとり、良い夢を…ふわ……」



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最終更新:2010年05月18日 01:56
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