アットウィキロゴ

続・スカリエッティの機械-02

「まぁ、こんなんで狼狽してたら体がもたへん。次いこ、次…」

と、はやてはさっさと次に進めようと2枚目のフロッピーに手を伸ばした。


結婚シミュレーター チンクの場合

「うぁぁ、ふぁぁ」
「よしよし」

白いYシャツに黒いスカートとまるで良家のお嬢様を思わせる格好のチンクがシンの膝の上に乗って、赤ちゃんを
抱き、あやしていた。シンはその様子を穏やかな表情でチンクと赤ちゃんを守るように抱きしめ見守っていた。

「なんだか、こういうのっていいな。こういうの幸せって言うんだろうな」
「なんだ、藪から棒に。ほら、シンクもパパを見て笑っているぞ」
「あ~キャッキャッ」
「ん、本当だ。あばばば~」

傍から見て幸せそうな家族であった、そんな時。シンとチンクの赤ちゃんが急に泣き出した。

「ふぁぁぁーーーん」
「お、っと。どうした」
「ん、おしめも大丈夫だし…この時間だと…アレかな。シン、ちょっと」
「おう、了解」

とそういうとシンは手慣れた手つきでチンクのYシャツのボタンを外していく。そしてチンクははだけた胸に
赤ちゃんを押し付けた。ちなみにはだけた奥にあるものはシンの手と赤ちゃんの頭に遮られ見える事はなかった。

「ん、ん、チュパチュパ」
「ほーら、たんと飲めよ」
「ふふふ」

そして、しばらくして母乳を飲み終えげっぷさせると赤ちゃんは眠たそうに瞼を落とし始めた。

「よしよし、一杯飲んだから今度はおねむの時間だねー」
「ぐっすり寝ろよー」

そして、眠り始めた赤ちゃんを二人はそっと見つめた。

「なぁ、チンク…」
「ん、どうした」
「俺、守るよ。お前も…シンクも…」
「ん、あんまり無理しないでな。それに…私はあと男の子も欲しいからな…」
「それは…俺もだよ」
「シン…」
「チンク…」

そして、二人は見つめ合うと自然な流れとでもいうようにごく自然にキスをかわした…



「…………………………っは!」

前回とは違った路線のあまーーーーい映像を連続で見せられ呆けていたところではやてが目を覚ました。
口からどこかじゃりじゃりと砂糖が生産されている気がしてコーヒーを啜るもブラックで入れたはずのソレは
もはやMAXコーヒーと化していた。

「あれ?なんか床にも砂糖溜まってない?」
「きつい…さっきと連続でこれはさすがにきついぞ」

以前に同様な自分を題材に甘ーい映像を流されたメンバーにとっては子供付きの映像は特に辛いものだった。

「……………//////(プスプスプスプスプス)、うわぁぁぁぁぁ!!」

そしてチンクはスバルと同様に湯気を出し、この場にはいてもたってもいられずそのまま逃走した。

「あ、チンク姉!!」
「この程度で逃げるとはまだまだねぇ」
「うぅ、出来る限りなら俺も逃げ出したい…」
「無理ですよ…六課からは逃げられません…」
「くぅっ!もうこれ以上同じようなもん見せられたら糖尿になってまうで」
「それならこれでお開きにしましょう!」
「だが断る」

間にシンとはやての小芝居を挟みつつ、三枚目のフロッピーを挿入した。


結婚シミュレーター ウエンディの場合

「ママー」
「私も遊んでー」
「うー」
「はーいはい、わかったっすからちょっと落ち着いてー、ね?」

いかにも若奥様という格好で三人の子供たちに囲まれウエンディは笑顔で相手していた。

「んーやっぱりママは人気だなぁ、パパさびしいぞ」
「ほら、ママばかりかまってないでパパと遊んであげなさい」
「えー」
「だってパパ絵へたくそなんだもーん」
「もーん」
「なっ!俺の絵のテーマを理解できないとは…お前らもまだまだだな」
「なにそれー」
「それー」
「もう、パパもおふざけしないでー。ふふふ」

子供達に囲まれ賑やかな家庭となっている今。戦う為に産まれた存在と言われた面影は、ない。


「あれ?なんかコーヒーがクリーミーになってるよ?」
「ああ、ほのぼのする…」
「子供が三人も…大家族か」
「うー、あー、なんというかー、自分にスポットが当たると恥ずかしいもんっすねぇ」

姉二人とは対照的に映像の中身が薄かったのもあってかウエンディは恥ずかしそうにするだけで照れていた。

「まぁ、あれに至るまでにはそれにともなう過程があるのだがな」
「そこを映されないだけましよ、というかもう勘弁してほしいわ」
「しっかし、まだまだディスクはのこっとるからなぁ。ま、残りは今回のと同じものだとしてちゃちゃっと
 かたずけてまおう」

そういうとはやては次のフロッピーに手を伸ばした。果たして、次のデータには誰がはいっているのだろうか?

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2011年01月22日 06:42
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。