いままでのあらすじ
なんか脱獄してクアットロと家庭を築いているっぽいスカリエッティからシンとの楽しい未来予想図が
シミュレーションできる機械が届いたので再生してみた。度重なる甘い映像とこっぱずかしいデレ姿から
耐えきれなくなって逃げ出してしまった者がいるものの、なんとか楽しんで視聴していた。
一方、平和な家庭を築いていたハラオウン家に『とらいあんぐるハート3リリカルおもちゃ箱』が届けられた。
クロノの妻、エイミィは不穏に思いつつ。そのゲームをPCへとインストール、プレイしてしまう…。
「まぁ、そこは語らんけどな」
「ハラオウン家にそんなものが送られているとは初めて聞きましたよ」
「あれ?エイミィからなんか一杯メールが…」
「クロノ君帰宅したら修羅場やな」
「ごめん、なんか私の知らないところで私が大変な事になりそうな気がするんだけど」
「気にしないで先に進めましょう、なのはさん。あと三枚なんですし」
「そうやな、それじゃあさっさと進めようか」
「あの…その前に俺のバインド解いてくれません?もう逃げませんから」
「さぁ、スイッチオ――ン」
「聞けよ」
結婚シミュレーター ティアナ・ランスターの場合
「ふう、今日の飲み会は大変だったなぁ。愚痴を聞くのももう勘弁だよ。
おーい、ティアナ。帰った………だと?」
ぶつくさ何かを言いながらシンはベルも鳴らさず我が家のドアを開けた。しかし、その瞬間に入ってきた
映像に思わず困惑した。シンを困惑させたものとは………
「べ、別にあんたんために着てるんじゃないからね///、昔の服を整理してたら出てきたから懐かしくて
着てみただけだから!!///」
何故かメイド服の衣装に身を包み旦那を出迎えたティアナの姿であった。
「な、な、なんでそんな格好してるんだ」
「い、いったでしょ!昔の服を整理してたら訓練生時代の時の催しモノを開いた時に着たメイド服が出てきた
懐かしくて…」
「へ、へぇ…、そ、そうか。にしてもなんかマニアックだな、その…ガータ―ベルト付きって」
「こ、これは自前よ!」
流石に訓練生時代に着ていた物なのか、色々なところのサイズがぴっちりし、ティアナの体のラインがメイド服
ながらも良く分かるようになっていた。しかも、当時は丁度よい長さであっただろうスカート裾も上に上がっている
ので自前で付けたであろうガーターベルトがちらちら視界に入る。
「そ、そんな事より早く家に上がったら?いつまでも玄関にいないで」
「あ、ああ。そうだな」
妻の思わぬ行動にうろたえながらもシンはとりあえず家の中へと入っていった。
「はい、お茶」
「ん、サンキュ」
リビングのソファに腰掛けると前もって準備していたのか、お茶が差し出された。さすがに少しは落ち着きを
取り戻したのかシンの対応も普通になってきている。
「しかし、帰ってくるの早かったわね。明日休みなんだからもっと飲んでくればいいのに」
「あの人といると逆に疲れるんだよ…それよりティアナ」
「な、なによ」
「口の聞き方がなっていないと思うが…どう思う?」
「な、なにをいき…っ!も、申し訳ございませんでした」
ここからいつもの夫婦の会話が始まるかと思いきや、突如としてシンの雰囲気が変わった。ティアナはシンの
様子が変わった事について一瞬クエスチョンマークを想い浮かべたが、すぐに何故だかその理由の察しがついた。
「まぁ、良しとしようか。良くやってくれているしな。」
「め、滅相もございません。御主人様」
「ん?そんな他人行儀な言い方をしないでいつもみたいに『旦那様』と言ってもいいんだぞ」
「!!は、はぃぃ…。だ、旦那様…」
いわゆる御主人様とメイドというシチュエーションプレイであった。
シンはまるで悪戯が成功した子供のような笑みを浮かべ、ティアナは自身の放った旦那様という言葉に頬を赤らめている。
まぁ、主従の関係を疑似的に楽しむならば間違っていない呼称ではあるが、今のティアナは発すれば夫に対しての
『旦那様』、上の人間に対しての『旦那様』、二つの意味合いを持つ事になる。さらにはいつもは『シン』もしくは
『あなた』と呼んでいる為に旦那様などと丁寧な言葉などは使い慣れていない為、ちょっとした気恥かしさが出てくるのだ。
「んん、もっとこっちに寄ってきてもいいんだぞ」
「え…キキャア」
すっとシンはティアナの手を掴むと軽く自分の方に引き寄せた、ティアナも悲鳴めいたものをあげるが。半ば自分でから
飛び込みにもいった。
「今日は…そうだな、いつも働いてくれているティアナの為に何かご褒美をくれてやろう」
「あ、あうぅ…。ご、ご褒美ですかぁ…」
シンはティアナの頭を優しく撫でながら、そう呟いた。そして、もう片方の手はティアナの太ももも撫でていた。
「ああ、ご褒美だ。少ないものからたくさんなものまで…どっちが欲しい?」
「あ…、わ、私は………」
「さぁ、ティアナ。言ってみなさい、どっちが欲しい?」
「た、たくさん…欲しいです。いっぱい…ごほうびが欲しいです…」
「そう…いやしんぼだな。でも素直な子は好きだぞ」
そう言いながらシンはティアナの顎を指であげさせるとそのまま顔を近づけていった………
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」(顔を紅く染めながらシンに向かって乱射)
「うぉぉぉ!落ち着けぇぇぇぇ!!撃つならそのふざけた機械を撃てぇ!!!」
「ごほうびってなんのごほうびやねん!!ケフィアか!ケフィアか!」
「なんていうか………ティアナって実はああいうタイプだったのね」
「さすがにあの言い訳はないわ―、なの」
まさかの初のコスプレを前に一同は呆気にとられた。なお、実際にティアナの訓練生時代に置いて文化祭の
ような催しモノをやった際にメイド喫茶を出し物にしたのでおそらくティアナのファッションケースを漁れば
当時のメイド服が発掘されるであろう。
「ハァー、ハァー、もうさっさと次にいってください!」
「ああ…なんかもうこれ以上のはあらへんのやろうなぁ」
「あの…はやてさん…。これ以上のモノが出てきたらきっと俺…死にます」
さそり座を形作るように12発の弾を撃ち込まれたシンが息も絶え絶えにはやてに反論する。
そしてはやてはシンのもう中止にしてくださいという視線を無視し、新たなフロッピーを挿入した。
結婚シミュレーター ティアナ・ランスターの場合
「ふう、今日の飲み会は大変だったなぁ。愚痴を聞くのももう勘弁だよ。
おーい、ティアナ。帰った………だと?」
ぶつくさ何かを言いながらシンはベルも鳴らさず我が家のドアを開けた。しかし、その瞬間に入ってきた
映像に思わず困惑した。シンを困惑させたものとは………
「べ、別にあんたんために着てるんじゃないからね///、昔の服を整理してたら出てきたから懐かしくて
着てみただけだから!!///」
そこには既に20過ぎだというのに体操服にブルマの姿で旦那を出迎えたティアナの姿であった。
「な、な、なんでそんな格好してるんだ」
「い、いったでしょ!昔の服を整理してたら訓練生時代の時の運動着が出てきたから懐かしくて…」
「へ、へぇ…、そ、そうかこっちってジャージじゃなくてそうなんだな。」
「あ、あまりじろじろみないでよ!」
なお、訓練生時代に着ていたものとあってか色々とピチピチであった。まず、上の体操服は身長が伸びた事もあってか
無理矢理に裾をブルマに入れようとしているが長さが足らずヘソだけ裾がはみ出てヘソちらされている。
さらに当時と比べて胸も色々と(外的要因も合わさり)成長しているので形の良い胸の膨らみがはっきりと見て取れる。
ブルマに関してもサイズが小さくなっている為か食い込みが目立っていた。つまるところけしからん格好をしているのであった。
「そ、そんな事より早く家に上がったら?いつまでも玄関にいないで」
「あ、ああ。そうだな」
妻の思わぬ行動にうろたえながらもシンはとりあえず家の中へと入っていった。
「はい、お茶」
「ん、サンキュ」
リビングのソファに腰掛けると前もって準備していたのか、お茶が差し出された。さすがに少しは落ち着きを
取り戻したのかシンの対応も普通になってきている。
「しかし、帰ってくるの早かったわね。明日休みなんだからもっと飲んでくればいいのに」
「あの人といると逆に疲れるんだよ…それよりティアナ」
「な、なによ」
「最近成績が下がってきているようだが…どうしたんだ?」
「な、なにをいき…っ!あっ…えーっと、それは…」
突如としたシンからのネタ振りにティアナは一瞬戸惑った様子も見せたが、すぐさまそれに合わせる。
「部活も忙しいのは分かるが…、でもそれで勉強もダメになるおまえじゃないだろう」
「ご、ごめんなさい。お兄ちゃん」
「学校では先生と呼べと言っているだろう」
そして、まさかの兄妹設定だった。しかも兄が自分の通学先の学校の教員だったというかなりコアなネタで。
「何か悩みでもあるのか?相談だったらいつでものるぞ」
「え…っと、それは…あ…」
シンはティアナの肩に手を置くと、それをスライドさせていくように体の横側につーっと下ろしていく。
もどかしいその感触にティアナからは甘い声が漏れた。
「自分の部屋でも何かやっているみたいだしな、一体何をやっていたのかな?」
「ふ…そ、それは…」
徐々にシンの手つきがやらしくなり、ティアナの顔も羞恥とは別の表情が混じってくるようになる。
「それは?」
「そ、それは…せんせ…お、お兄ちゃんの事を考えて…」
「考えて?」
シンはティアナを自分の膝に乗るよう手の動きで誘った、そしてティアナが次のセリフを言いかけた時…
ジ―、ガッコンと映像の再生が終了し、フロッピーが強制的に排出された。
「こいつはもう…撃たないとダメだぁぁぁぁ」
「ランスターーーーーーーー、だぁぁぁれを撃っている!!ふざけるなぁぁぁぁ!!」
と同時に半狂乱になったティアナは再びシンに発砲を繰り返す。無力なシンはただ叫び声をあげる事しかできなかった。
「うっわぁ…、これぁさすがにヒクわぁ…」
「っていうかやっぱりティアナああいうタイプだったんだね、しかも誘い受けタイプ」
「それよりも今までの他の娘達のも見てて思ったけどシンって意外とSっ気が…」
甘いシチュエーションが主だったこのシリーズも、立て続けにドピンクな直球が来た事によって見終わった後やいのやいの
言っていたメンバーは皆顔を赤面させている。なんだかんだいいつつ全員初心なのであった。
「とりあえずティアナ、落ち着くの」
「ハァー…、ハァー…」
「で、あの体操服一式は一体どこに…」
「うちのタンスの一番し…って何リサーチしてんですか!」
「と、とりあえず非殺傷設定ってのはあれは嘘だ…これは当たり続ければ死ぬ…打撲で」
「まぁ、気を取り直して最後のいくか。どうせこれ以上のでてけぇへんやろ?」
「これ以上のだと流石に全年齢向けじゃなくなるしね」
「じゃあ、ラストや!」
そういってはやては最後の一枚を機械に挿入した
「(これが最後…という事は私かなのはちゃん…っ!)」
「(ここはヒイておくべきなの、未来へのイメージトレーニングのために!!)」
数々の想いが交錯しつつも映像が再生される、そして映像からでてきたものは…
結婚シミュレーター 高町
「よっしゃ!!キタ!キタなの!私のじだ…」
「ドチキショォォォォ」
結婚シミュレーター 高町 美由紀の場合
「いかと思ったらフェイクかよぉぉぉぉ!!」
「ォォォッッッシャァァァァァ!!」
チュン…チュンチュン…
「ん………」
「あ、あなた。おはよ」
「あ、おはよう。美由紀」
小鳥が囀る早朝、いつものシーンにてシンが目を覚ます。隣でシンの寝顔を見つめていた美由紀の状態は
素肌を晒し胸の谷間が見えつつもシーツによって大事な部分が隠れているあたり昨夜なにが行われていたか
は容易に想像できよう。
「あ、ちょっと。そろそろ離してよ、でないと朝食の準備が…」
「人の寝顔を見続けていまさらな話だろ?それより朝は寒いんだ、もっとあったまってから、な?」
「って…もぅ」
「それにしても美由紀の肌は綺麗だな、手触りもいい」
「そんな…訓練とかで細かな傷がついててそんなに綺麗じゃ」
「いや、綺麗さ…それで人を助けれているんだったら、文句なしの肌さ」
「え?ちょ、あ、朝から何をいって///」
「それを一人占めできる俺は………幸せ者なんだろうな」
「ひゃっ、ま、まだ朝………………し、しっかり温めて、ね」
「もうそういう展開はいいのぉぉぉぉぉ」
ようやく自分の番が回ってきたと思いきや、実は結婚適齢期を迎え婚活に焦りが見え始めた自分の姉だった事で
なのはは悔しさのあまり血の涙を流した。そしてその叫び声はもはや慟哭といっても差し支えのないものだった。
「ネタとしては原点回帰やなぁ…、それにしてもスカのやつは一体こういう情報どこから仕入れてくんやろなぁ」
「まさかの美由紀さんの登場は予想できなかったわ」
なのはの慟哭のスターライトブレイカーが天へと向けて放たれる(もちろん外に出てから撃ちました)。
空に向かって放たれた光の奔流を見た者たちはようやっとこの上映会が終わった事を認識し、すっかり甘くなってしまった
ぬるいブラックコーヒーに口をつけた………。
「それでは…、そろそろ本腰を入れてスカリエッティの捜索を開始せなあかん!こう何度も変な機械が送られてきとるのは
舐められとる証や!諸君、我々六課の威信にかけ…スカの所在をつきとめるんや!!」
上映会が終わり、はやては最後に締めの一言をかけた。そこには錯乱し部屋を出ていったスバルとチンクの姿もあった。
(両者とも同じ場所で同じように体育座りで顔から蒸気を出して黙って俯いていたところをウエンディに発見された)
他のメンバーはおう!と声を合わせ、いつもとは2倍増しの意気込みようであった。
「絶対に奴を見つけよう、そしてあのシステム解析してあいつを似たような眼に合わせよう」
「もちろんですよ、兄さん。ええ、兄さんにだったらどこまでもついていきます………」
恐らくこの機械の一番の犠牲者となったシンは死んだ魚の様な眼でスカ探索を決意し、その流れ弾を受け次の休み
はキャロ・ルーテシア・リインⅡを交えたお茶会と言う名の査問会が開かれる事が決定したエリオも同じような眼
をして、決意した。これが後の管理局に語り継がれる『地獄兄弟』結成の瞬間であった。
「ん?何か酷い寒気が」
「ドクター、この時期にタンクトップだからよ。ねージュニアちゃん」
「ねー」
果たして、スカリエッティは今の幸せを六課の面々から守りきる事ができるだろうか?
それは誰にもわからない………。
おまけ
それから2週間後、一向にスカの所在を掴めないながらもシンの周りでは何やら騒がしくなりつつあった。
具体的にはシグナムが花嫁修業を始めたという噂が出回ったり、チンクやウエンディが親しく話しかけてくるように
なったり(チンクは顔を赤くしていたりするが)、チンクとスバルの間に淑女同盟なる同盟が結ばれたんだか結ばれなかった
んだがあったり、ティアナが昔の制服のクリーニングを出しに行ったり、シンの携帯のアドレスに『高町美由紀』の名前
が登録されてあって一悶着起きたりしていた。
ちなみにエリオの周りではキャロとルーテシアにリインⅡが加わり、よく三人でつるんでお茶会をしている様子が見受けられる
機会が多くなった、はやてらはその様子を若かりし自分達の頃と重ねて微笑ましく見守っているもエリオ本人は戦々恐々として
その様子をみていた。
そして、本件とは関係があるのかないのかクロノの『最近嫁が冷たい、つーかヤンデレになりつつある助けて』というような相談事
をシンが受けている様子がよく見られるのが目撃されるようになった。
そして…
「ん?どうしたんだいハニ―?」
「え、えーっと実は………」←母子手帳を出して恥ずかしそうに
「………そうか!やったぞジュニア!これで君もお兄ちゃんだ!」
ジェイル家の今晩の夕飯はお赤飯になるようであった。
最終更新:2011年01月22日 06:44