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◆HciI.hUL72氏の多作品ネタ-01

1

出演:シン、鳥居くりこ(かみさまのいうとおり!)
  • 「なまぬか」を使って短文を作りなさい

「よ、ようやくキュウリとナス縛りの献立からの解放された……!」
「お疲れ様。ほんと、あれだけの量をよく料理しきったわよね」
「材料費が安くあがるのはよかったんだけど、流石にバリエーションがな……
 ま、糠床分けて貰ったおかげで、かなり楽になったよ。ありがとう、くりこ」
「そう言って貰えると何よりだわ。糠床の世話は……」
「大丈夫。まりあには触らせてない。
 …………血染めの糠漬けは流石に、な」
「……よ、ねぇ」

2

出演:シン、鳥居くりこ(かみさまのいうとおり!)
  • 「とうに」を使って短文を作りなさい

「納豆にはタレと辛子以外は入れないなぁ」
「たまにはトッピングしてみるのもいいものよ? 定番なのは、葱とか卵とかかしら」
「んー、プラントに移ってからはそもそも納豆が滅多に食えなかったからなぁ。素の味を楽しみたいと言うか……」
「ふぅん……やっぱり、日本人以外には受けが悪いって事なのかしら」
「だと思う。一度、オーブに上陸したからその時に何個か買って、食堂で開けたんだけど……
 みんなからBC兵器扱いされて棄てられたし」
「もったいないわねぇ……まあ、ここなら気兼ねなく好きなだけ食べられるんだし、よかったじゃない」
「確かにな。まあ、こっちはこっちで、まりあには我慢してもらう事になるんだけど」
「いっそのこと、あの子も食べられるようにしちゃえばいいのよ」

3

出演:シン、安倍まりあ(かみさまのいうとおり!)、鳥居くりこ(同左)

  • 「ほとんど」を使って短文を作りなさい
※作れませんでした
 なので普通の会話ネタです

「ほ、ほと、ほとん……」
「アホ、徒歩……『ほ』が語尾になる単語って、中々思いつかないものね」
「飛んどる、豚丼……口調やら文脈の繋がり考えると、無理だろこれ」
「ほと……ほと、ほと、ほと……!」
「…………ところでくりこ。なんでまりあは、ほとほと言いながら鼻血流してるんだ?」
「し、知らないわよっ!」

4

――――!!

 なんだよ、煩いな……眠いんだから寝かせといてくれよ。

――――!!!

 ん、寒い……掛け布団、どこだ。

――――!!!!

 あれ、ないぞ……?
 どこいったんだ。
 どこ……どこ……あ、これか?

「ひゃ……!?」
『貴様、天海殿に何をしておるかああぁっ!!』

 あれ……?
 あれ、なんか、違う……ぞ……?

「あ……あの、その……!」
『小童ぁ! 拙者がその不埒な手、斬り落としてくれるわぁ!!』
『う、うわあああぁ!?』
 目を開けると、俺はベッドに寝てて。
 そのベッドには、俺以外に寝てる人がいて。
 その子は今時珍しい、黒髪ロングのストレートな女の子で。
 その子は俺に胸をわし掴みにされてて、嗜虐心を大いにそそる表情であうあう言ってて。
 見知らぬ女の子と朝チュンとかただでさえ大混乱な状況に、妙な形に髪を結んで、妙な言葉使いをして、妙な
風に空中に浮かんでいて、妙な服を着た男が割り込んできて、わけのわからない俺に襲い掛かってきてて。
 何を言ってるのかわからないだろうけど、俺自身何が起きてるのかわかってないんだ。催眠術だとか超スピー
ドなんてチャチなもんじゃない。
 というか、本気で何なんだよこれは。俺は夢でも見てるんだろうか。


~幽霊少年と霊感少女~


『ええと、つまり状況を整理すると? 俺はいつの間にか死んで幽霊になってて? しかも俺がいた時間よりも
かなりの過去の世界にやって来たって?』
 俺(シン・アスカ)の言葉に女の子――天海 響(あまみ ひびき)がコクリと頷く。
 普段の俺なら「ふざけんな!」とでも怒鳴ってる所だけど……少なくとも、幽霊になったのは本当のことらし
いので何も言えない。
 流石に、半透明になった自分の身体を見たり、同じ幽霊だとか一部のモノを除いて何かに触れるって事が全く
出来なかったり、念じてみたら身体が地面を離れて中空を漂い始めてしまったら……信じざるを得ないだろ?

 ……しかしまぁ、一部の触れるモノってのが色々とアレなんだよな。
 なんでまた、天海の胸だけは触れるんだろうか。

 なんて考えていたら、自然と目線が動いていたらしくて。
「ッ……!」
 視線に気付いた天海が、慌てふためいて両の胸を手で隠す。
 その姿も非常に嗜虐心をそそる事に、果して彼女は気付いているのだろうか?
 ……っていやいやいや、俺は何考えてるんだ。これじゃただの変態男だろ。
『あ、その、ご、ごめん』
「い、いえ……お気になさらずに……」
 起きぬけに胸を揉まれて、今もその胸をじっくり眺められて。それでも恐る恐るながらこちらとコンタクトを
取ろうとする彼女は、本当に良い子なんだろう。
 なにせ、さっきから天海の後ろでこちらを見つめ………いや、睨んでいる珍妙な格好の男(サムライ? とか
なんとか言うらしい)は今にもこちらを殺さんばかりの視線を向けてきているんだから。まあ、今の俺は幽霊ら
しいんだし、殺されて死ぬ様な事は起きないんだろうけど。

 ともかく現状が判明した結果、そのおかげで俺はもうどうしようもないって事もわかった。
 どうやって死んだのかって記憶がないのが若干不安かつ不満だけど、まあそれすらもわかった所で『どうしよ
うもない事』な訳で。
 せいぜい、成仏とやらをするまで気ままな幽霊ライフ――死んでるけど――を楽しむしかないのだろう。

『まあ……とりあえず、これからよろしくな、天海』
「あ……はい。こちらこそ、よろしくお願いします、アスカさん」



 その後、どうやら俺は天海から2メートル以上は離れられない事がわかったりして一騒動があったりするんだ
けど、それはまた別の話。

5

「…………」
 えーっとね、何から説明したらいいのかな?
 まずね、学校を休んだゆかりんを心配して、ゆかりんの家にお邪魔して……
ゆかりんは帰ってきてないってご両親に言われて、お部屋に通されたんだけど……
暫く待ってたら、なんだか窓の外が騒がしくなったの。それで、ちょっと外の様子を見ようと窓を開けて下を覗き込んだのね。
そしたらね、なんと! ゆかりんの家の壁を登ってきてた、すっごいカッコイイ男の人と、バッチリ目があっちゃったの!!
やだ、これってもしかして、運命の出会いなの!? って、そんな事言ってる場合じゃないよ!?
 そ、そりゃね、女の子顔負けの艶やかな黒髪とか、真っ白な肌とか、釣り目気味な真っ赤な瞳とか、すっごいカッコイイって言うのは間違いないけど……
でもこの人、明らかにゆかりんの部屋に入ろうとして壁を登って来てるよ!? さ、流石の私でも変質者が彼氏はごめんなさいだからね!?

「アスカ殿~! 途中で止まってないで、早く登ってくだされー!」
「あ、いや……優花里、お前の部屋、誰か居るぞ。もしかして、お前の友達か?」
「……へ?」
 変質者(仮)さんの下から聞こえてきたのは、ゆかりんの声。
 ……って言うか、『優花里』って……何よ何よぉ、随分親しげなんだけど、どういう事なの!?

「おお、武部殿! それに西住殿に五十鈴殿、冷泉殿まで!」
「え、え、ゆかりん……え?」
「あー、すみません。とりあえず、何にしても一度中に入りたいんで、ちょっとどいてくれますか?」
「あ、は、はい……」
 変質者(仮)改め、ゆかりんの知り合いらしきイケメンさんに促され、窓から離れる私達。
 そしてその開かれた窓から、イケメンさん、ゆかりんの順に二人が入って来た。
……えっと、ね?
なんでゆかりんとイケメンさん、コンビニの制服着てるの?
ゆかりんって、バイトしてなかったよね?

「あの、秋山さん……今日、学校に来なかったけど……いったいどうしたの?」
「そうですよ。電話やメールを送っても連絡がなかったので、心配しました」
「ああ、それでウチまで来て下さったんですね! すみません、潜入中は携帯の電源を切っていたもので……」
 混乱の収まりきってない私に代わってみぽりんと華がゆかりんから事情を聞いている。
けどゆかりん……潜入、って、どこで何してたの!?

「……それと、そこの男は誰なんだ」
 ぼそりと呟く様に言われた麻子の言葉に、ゆかりんを除く全員の視線がイケメンさんへと向けられる。
……わぁ、やっぱりカッコイイなぁ。
あ、また目があった!
やだもー! 私ったらまたモテちゃってるの!?
一目惚れ? これ、一目惚れされちゃった!?

「あ、そういえば皆さんには話してませんでしたね。えー、ウチの居候です」
「どうも、シン・アスカです。いつも優花里がお世話になってます」
「あ、いえ、こちらこそ、いつも秋山さんにはお世話になってまして……」
 居候……うーん、兄妹とかだったら遠慮なくイケるんだけどなぁ……
あでも、こうして見てる限りはお互い恋愛感情とかなさそうだしぃ……

「アスカ殿、この方々は私の友人の方々で――」
「あ、私、武部沙織って言います! その、シンさん、って呼ばせて貰ってもいいですか!?」
「え、あ、ああ……それは別に構わないですけど……」
 こういう自己紹介の機会は、逃がさず積極的に行くよ!
 ぎゅってイケメンさん、基シンさんの手を両手で握り込んだら、シンさんの顔が明らかに赤くなったよ! 掴んじゃった? これ、もしかしてハートを鷲掴みにしちゃった!?

「あの、誕生日と星座を聞いてもいいですか!?」
「え、9月1日の乙女座だけど……」
「きゃー! 私、6月22日の蟹座なんです! 知ってました!? 乙女座の男性と蟹座の女性って、すっごく相性がいいんですよ!」
「そ、そうなんだ……」
「そうなんです! これ、すごい運命的だと思いません!?」
「あー、まあ、うん……?」
 これは一気に攻めるしかないじゃん!
ほらほら、シンさんの瞳にはすっかり私しか写らなくなっちゃったし!

「……沙織、いい加減にしておけ。彼も困ってるぞ」
 って麻子、なにするの!
あー、服が伸びちゃうから引っ張らないでよー!


………
……



「しかし今思い帰してみても、沙織のあの自己紹介は酷かったな……」
 海を見渡せる、いつもの公園でシンと初めてあった日の事を思い出しながら話し合ってた私達。
 あれからもう、一年は経ったんだよ。
 最初はシンさん、って呼んでたんだけど、暫くして『さん付けで呼ばれると何か背中がむず痒いから、シンって呼び捨てにしてくれ』って言われたから、シンって呼ぶ様になったんだよね。
 って、シンってばちょっと酷くない?

「ええー? そんな事ないよー。ね、みんな?」
「あ、あはははは……」
「非常に武部殿らしいものではありましたね」
「明らかにアスカさんは引いていましたけれど……」
「私が止めなかったら、もっと酷い事になっていただろうな」
 もー! みんなまで!

「……まあ、印象に残るものではあったな、うん」
「でしょでしょ? やっぱりあれくらいやった方が、男のコの記憶にバッチリ残るもんね!」
「好印象ならともかく、あれだと悪印象だがな……」
 ぶー、麻子ってば相変わらず容赦ないんだから。
いいの、今はこうしてシンと仲良くなれたんだから結果オーライだもん。
……うん、まだ恋人とかにはなれてないんだけどね。
でもでも、ポイントを積み重ねてるのは間違いないよ。
多分私の卒業前には、無事にシンと結ばれてゴールインなのは間違いなし、だよ!

「悪印象だと、私の自己紹介、酷かったよね……あの時はシン君の目つきが怖くて、全然顔とか見れなかったし」
「そんな事はありませんぞ西住殿! 西住殿の自己紹介は大変簡潔でわかりやすいものでした! 顔が見れなかったのも、アスカ殿の目つきが悪いのがいけなかったんです!」
「おいこら」
 あー、そういえばあの時のみぽりん、シンと話す時は大概が誰かの後ろに隠れながらだったもんね。
戦車に乗ってる時はともかく、普段のみぽりんは気弱だから、しょうがないんだけどね。

「うあー、もう、髪をわしゃわしゃするのはやめてくださいー!」
「うるさい、目つきが悪くて悪かったな」
 ……うん、ゆかりんとシンの仲も相変わらず良さそうだよね。
まあ、男女の仲としては進展なさそうだし、大丈夫だよ、ね?

「あ、秋山さん、私も触らせて貰ってもいいかな?」
「ふえ!? 西住殿!?」
「わあ、ふわふわで気持ちいい」
「だろ? なんかこう、ポメラニアンとかを撫でてる気分になるんだよな」
 ……だ、大丈夫!?
本当に大丈夫なのかな!?

「あ、あの、アスカさん! 宜しければ、私の髪も触ってみてください!」
「華!?」
「シンの方こそ、指通りのいい髪をしているな」
「麻子!?」
 ごめん、嘘ついちゃった。
私、全然大丈夫じゃないよ!
卒業前にゴールイン出来るかどうかも怪しいよ!?
 私の言えた義理じゃないけど、一番身近に居る男のコだからって、みんなしてシンの事狙うだなんて思わないじゃん!
 もー! 麻子も華もみぽりんもゆかりんも、みんな大切な友達だけど……シンは渡さないんだからね!

「あーんもう! シン! 私の髪も触ってみてよ!」

6

※前提条件としてシンとあんこうチームのメンバーはゆかりんのサンダース学園艦潜入よりずっと前に知りあって、現在好感度マックス状態です

『俺がアイツらを引き付ける! お前は一旦身を隠して、頃合いを見て一気に逃げろ!』
『ですが!』
『いいから行けよ! お前には、まだやるべき事があるだろ!』
『ッ!』
『……そんな顔するなよ。捕虜になったって、死ぬ訳じゃないんだろ? ……だったら、余計な負い目なんか感じるな。ほら、早く行け!』
 サンダース校に優花里と潜入したものの、諜報活動がばれてしまい、優花里を逃がす時間を稼ぐ為に囮となり捕まったシン。
 それから一週間、とうとうサンダース校との試合当日となり、シンも久方ぶりに優花里達と再会できたのだが……

「シン君……ひどいよ……」
「不潔です……!」
「ちょ、ちょっとぉ!? 浮気!? 浮気なの!?」
「あんな格好付けた台詞で別れておいて、この様でありますか……」
「まったく、呆れ果てて言葉もでないぞ」
「随分辛辣だなおい!?」
 侮蔑、悲哀、そういった視線と共に投げ掛けられた言葉に、ちょっぴり泣きたくなるシンだった。

「ハッハーン? やだもう、シンったら随分愛されてるみたいじゃないの」
「ケイ……とりあえず、その手を離してくれないか? 視線が痛いんだよ。物理的に」
 サンダース校の代表、ケイにすっかり気に入られたシンは捕虜となっている間、散々彼女の玩具にされてきた。今もまた、わざとらしくシンの腕に組み付き、優花里らをからかって遊んでいるのだが……
何やらドス黒いオーラを漂わせ始めた優花里らを見ても面白そうに笑みを浮かべる辺り、相当に肝が据わっているのだな、と感心してしまう。文字通りに痛い程突き刺さる視線を浴びせられる身としてはたまったものではなかったが。

「本当に……随分と仲がよろしい様で……」
「あのな、華。なんか髪の毛がザワザワ言ってるけど、お前そんなキャラじゃないだろ!?」

「うぅー……シンって、そういうアメリカチックな娘がタイプなの? じゃあ金髪? 私も金髪になればいいの!?」
「落ち着け沙織。確かにケイはサバサバした性格だから付き合いやすいとは思ってるけど、あくまで友達としてだからな」
「友達か。そうやって私や沙織の時みたいに無自覚で女を落とすつもりかこの女タラシめ」
「いや、麻子、お前今サラリととんでもないこと言ってない、か……って、か、え、マジでか?」
「……私はともかく、沙織の露骨なアピールにも気付いてなかったのかお前は」

「ねえ秋山さん。シン君の女装生着替え盗撮映像、まだ残ってるかな?」
「あ、はい。バッチリと複数媒体にバックアップをとって保管してます」
「ありがとう、流石秋山さんだね。ねえシン君、聞こえたよね? 今すぐ戻ってきてくれないと、私……秋山さんに頼んでシン君の動画、ネットに上げて貰わなきゃいけなくなっちゃうよ?」
「みほ、みほ。頼むからやめてくれ。それと落ち着いてくれ。わかった、わかったじゃあ一先ず離れるからっていやケイなんで腕に胸を押し付けあぁおまえわざとやってるだろこのやろう」


「まったく、あいつらと来たら大切な試合の前に男がどうしただのと……!」
「まーいいんじゃなーい? 結果的に西住ちゃん達、かなりやる気になってるみたいだし」
「しかし会長!」
「桃ちゃん、自分が男っ気ないからって嫉妬しちゃ駄目だよぉ」
「桃ちゃん言うな! と言うか嫉妬なんかしていない!」

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最終更新:2012年12月10日 00:03
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