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夜向性 ◆pLz4u.wgPs氏のまどか☆マギカネタ-02

1

ほむら「ねぇ、まどかの誕生日プレゼントを用意するって話だったわよね」
シン 「ああ」
ほむら「なら、どうして外国で魚雷艇に乗ってるの」
シン 「国境線を越えるためには海路で行くしかないんだよ」
ほむら「どうして、船員が火薬の匂いで武装したような連中ばかりなの」
シン 「内紛地域で治安が危ういらしいから、ついでに護衛に雇った」
ほむら「なら、あっちの船の先頭で指揮を取っている顔に火傷跡がある女性は誰なの」
シン 「昔やりあったバラライカ。対抗組織を潰すついでに手伝ってくれるらしい」
ほむら「・・・・・・改めて確認するけど、私達は誕生日プレゼントを手に入れに来たのよね」
シン 「レアメタルが高騰しなきゃ市場で普通に買えたんだけどな」
ほむら「だから、私は市販のオルゴールにしようって言ったのよ!」
シン 「どうせ送るなら、ミサイルでも壊れない頑丈なオルゴールのほうがいいだろ」
ほむら「(撒き戻したい! こいつをぶん殴って、今すぐ時間を撒き戻したい!)」

ダッチ「ようお二人さん。そろそろ中に入らないと狙撃の的にされるぞ」
ほむら「狙撃!?」
ダッチ「そうだ。敵兵の上陸時を狙うのは定石だろう」
シン 「双眼鏡の光を反射させてるせいで位置が丸分かりだ。連中の狙撃手は素人だな」
ダッチ「さてね。前線から遠いとはいえ仮にも国境線だ。寡兵に手練がいないとも限らん」
シン 「注意するに越したことはないか。ほむら、早く中に入ろう。・・・ほむら?」
ほむら「二度とあなたとは旅行に行かないわ」

レヴィ「姉御と撃ち合ったシンの連れにしちゃあ、ずいぶんと神経が細そうだな」
ロック「そうかな。銃の扱いには慣れてるみたいだけど」
レヴィ「あたしはパスだ。あのチビメイドと似た匂いがする。心底泥に浸かってるヤツじゃないと、
    いざというとき役にたたねぇ」
ほむら(外国語で喋ってるせいでよく分からないけど、ほめられてないことは確かね)
シン 「そうだ、ほむら。決めてなかったけど、オルゴールの曲は何にする?」
ほむら「・・・気分が悪いから後にして」
シン 「船酔いか」
ほむら「・・・もういいわよ、それで」

シン「確認しておくけど、俺達はあくまで密航者だ。余計なことをせずに岸に着いたら交戦せず一気に突っ切る。
   いいな」
ほむら「・・・ええ(うぅ、初めて魔女と戦ったときみたい。緊張で手が震えてきた・・・)」
シン「地雷原はあらかじめ地図に書いておいたけど情報が古いかもしれない。
   万が一を考えて森に入ってからは慎重に移動しよう」
ほむら「わかったわ(落ち着くのよ、暁美ほむら。戦争に行くわけじゃない。
    レアメタルをとってくればいいだけなんだから。
    戦争をするわけじゃない戦争をするわけじゃない戦争をするわけじゃ―――)」

ビービービー

ほむら「今度は何!?」
シン「ロックされたな。船が動く、何かに捕まってろほむら!」
ほむら「え、え!」

ドシュウウウウ

ほむら「い、今、すごい速度でミサイルが船の横を!」
シン「大丈夫だ。船員も腕だけはまともだし、ほむらは魔法少女だろ。いざとなれば逃げればいい」
ほむら「そういう問題じゃないでしょ! アラビア海のド真ん中に放り出されたら、いくら魔法少女でも―――」

ドゴオオオン

ほむら「あ、あ、み、味方の船が吹っ飛んで・・・」

ベニー「ダッチ、やつらの船が迎撃に出てきた。かなりの数だ」
ダッチ「やれやれ」
バラライカ「同士諸君。敵の数は多いが予定に変更は無い。全て想定どおりだ。現刻より状況を開始する。
      戦ボケした連中に、戦場の作法を教え込め!」

ほむら(ああ・・・、私は今日死ぬかもしれない。なのに、隣にいるのが・・・)
シン「頭を上げるなよ! いいな!」
ほむら「うぅ、ぐすっ」フルフル
シン「・・・?」
ほむら「うわああん! 助けてまどかああああぁぁぁ!!!」


  • 数日後
ほむら「・・・心が乾くくらいの地獄を見たわ。」

まどか「あ、ほむらちゃん。・・・・顔色が悪いけど何かあったの? また心臓が悪くなったんじゃ・・・?」
ほむら「なんでもないわ。それより何か用かしら」
まどか「うん。シンちゃんはどこにいるのかなぁって。みんな教えてくれないの」
ほむら「シン・アスカなら、貴女へ贈るプレゼントを探すために出かけてるわ」
まどか「そうなんだ。えへへ、私は何を送ろうかなぁ」
ほむら「・・・楽しそうね」
まどか「うん。いつもすごく凝ったもの送ってくれるから私もお返し甲斐があって」
ほむら「・・・」
まどか「去年もほんとにすっごかったんだよ。ほむらちゃんにも見せてあげたかったなぁ」
ほむら「そう。少し用事が出来たわ。またねまどか」
まどか「あ、うん、さよなら。ほむらちゃん」

ほむら「―――あ、シン・アスカ。今どこにいるの。いえ、大したことじゃないわ」
ほむら「―――そう。また手伝おうと思って。理由? あなたには関係のないことよ」
ほむら「―――で、場所は?」
ほむら「―――は、宇宙ステーション? ガンダニュウム合金は無重力でしか作れない?」
ほむら「」
ほむら「どうやって行けっていうのよ・・・」

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最終更新:2012年01月10日 12:22
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