絢爛舞踏的逃亡生活-02


こんばんわ、シンアスカです。毎回同じような挨拶で代わり映えが無さ過ぎる?別にそれくらいいじゃないか
さて今日は地下フロアのお掃除をしたんだ、一部フロアは立ち入り禁止になってるけど――え?なんで簀巻きになって二階から吊し上げられてんのかって?
隣にも何故大神さんがいるかだって?話せば長くなるんだが・…短くしろ?短くするのも苦手なんだがまあとにかくアレだ

  あ あ !! 体 が 勝 手 に シ ャ ワ ー ル ー ム へ !?

…………あのシャワールームは問答無用で男を引き寄せる呪いでもついてるんだろうか
そして何故か決まって大神さんも「ああ!!体が勝手にシャワールームへ!?」って何やってるんですかアンタって人はーーー!!!!
何で狙ったように二人そろってシャワールームなんですか!?しかも今使用中じゃないですか!?芝枯れますよ!?っていうか殺されますよ!?
なんで花組の皆コンプリートしなきゃいけないんですか!?おっかしいですよカテ○ナさんっっ!!ってかもう皆見ちゃったし!指で数えられないほど制裁されてますが何か!?
もう勝手にしてくれ、俺の女難は遺伝子に刻み込まれた破格の呪いとしか言いようがない……

「割り切れよ、でないと・・・…死ぬぜ?」 キュピーン


何言ってるんですかハイネ隊長!! サムズアップして見送らないで下さいよ!?てかその隣にいる白いタキシードのアコギ背負った人も見送らないでー!?
もう諦めるしかないようです、LIPSももう時間切れのようです
狙ったように大神さんは慌てまくって時間切れ、普通素通りとか逃げるとかという選択肢はないんですか貴方は
さあ覚悟を決めよう、何せ時間切れなんだ。 ジュデッカ地獄めぐりでも何でもバッチこいチクショー!!

そして地獄の門が開かれた

「シン・アスカ、そんな所でなにをしているのですか?」
シャワーを浴びていたのはリインフォースだったようだ だったようだじゃないだろ
しっとりと濡れた銀色の髪はまるで生きているかのように光沢を放ち
湯気が沸き立つ陶磁のような白い肌はほんのりとした桜色に染まり
バスタオルのぴっちりと張り付いた肢体は巻いている上からでもその均整の取れた美しい体を幻視できそうだ
たわわに実った双丘はタオル越しでもこれでもかと自己主張し、腰のくびれは艶かしいラインを描き、ふっくらとした御尻は・・・「シン……貴方って人は」

「そんなに見たいのであれば言ってくれれば良いではありませんか」

シン「ちょっとまってリインさん何言ってるんですか!?」
大神「女性が肌を見せるとか言ったら駄目だ!」
「女の子がそんな事言っちゃ駄目ー!!」
「リインさん血迷うのはお止しになって!」
「ぶー!リイン抜け駆けずるいー!」
「リインフォース、それはあまりにも軽率だわ」
「好きな奴に見せたいってのはわかるけど性急杉だろ!」
「こら意外な伏兵やな……兄妹愛か…、やるなぁリインはん」

「「あれ?」」

シンです…、とりあえず皆?
夜にバスルームの近くを通るのは駄目だよ? 後「体が勝手に」は死を招く! ロ○リ○は別として。
こう、ボコられて簀巻きにされるから。 ああ、そう言えばもう冬なんだよな・・・・っくしゅん!寒……。

「これで私が一歩リードです、主はやて。これでいいのですね?」

巴里「くちゅん!………風邪かい? いや、誰か噂してんのかねぇ」


yagami 「あ、今シンが他の女の子に手を出した気ぃするわ、あと飼い犬手を噛まれた様な…」
メイオウ「私もそう思うかな? かな?」
便乗  「フフフ、みんなに便乗♪」



これはホンの少し前のお話
大帝國劇場に拾われ、支配人の鶴の一声で雇われたその直後のお話
新しい人員の紹介と言う事で劇団で働く・住む人たちが食堂に集められた

米田「今日からここで働く事になったシン・アスカとリインフォース・アスカだ。ほうらおめぇら挨拶しろぃ」
シン 「シン・アスカです!! 精一杯頑張ります、宜しくお願いします!!」
リイン「リインフォース・アスカです」
シン「(それにしても支配人ってホントどこでも酒瓶を離さないのな……(汗)」

帝國歌劇団の皆は新しい従業員を歓迎した
たった一人ジャンポールを強く抱きしめ、後ずさりする金色の女の子を除いて

―――あくまがいた
     あかいめから あかいちをながし、しんくのつばさをはためかせ
     ちぬれのだいけん で ひとをころしていく かえりちにぬれたあかいあくまがいた
     あかいあくまは ちぬれのだいけんで ころしてころしてころしつくした
     やりでしょうねんをつらぬき じゅうで いっぱいうちころし おやをころしたあいてにふくしゅうした
     ちぬれのあくまは ちのなみだをながして ちぬれのだいち あかいつばさをはためかせて むかえうつ―――

イリス・シャトーブリアン、通称アイリス
最年少ながら花組一の霊能力を誇ち、治癒能力の持ち主である
しかし生まれた当時からその圧倒的な潜在霊力を制御する事が出来ずに城の中にずっと幽閉されていた過去を持つ
異能と言う言葉がある。 そして彼女の技能の一つに「人の心を読む・人の過去を読む」力がある
子供とは好奇心旺盛なものである。 そして、もし誰かの心の中を覗けたらと皆は思ったことは無いだろうか?

――アイリスは新しく入ってきたシンという少年の過去を見てしまった
それは彼の過ごしてきた半生であったが決してそれが彼の全てではない
だが悪い事にアイリスはかれの黒い過去を凝視してしまったのだ

アイリス「あ……嫌……」

さくら「アイリス?」
紅蘭「アイリスどないしたんや? なんかえろう震えとるけど……」
アイリス「嫌ァーーーーーーーーーー!!!!!!!」

現状を報告しよう、大帝國劇場食堂………全壊
謎の衝撃波により豪華絢爛な食堂は見るも無惨な有様になってしまった

シン「い、一体何があったんだ!? 爆弾テロか!?」
さくら「あ、あー……なんていうかこれは……なんて言ったら良いのかな?」
米田「心配すんなシン、こう言う事はここでは日常茶飯事なんでな」
シン「え!? は、はあ……」

謎の大爆発についてがぐらかされたシンの面持ちはなっとくいかない、そのものであったが
日常茶飯事なら仕方が無いとある種悟りきったように思考を打ち切り仕事を手伝い始めた
無論、吹き飛んだテーブルの片付けとか瓦礫の撤去などである
初めての仕事がガレキ撤去とはなんかすごい所に来たなあと考えつつ
シン 「手伝いますよー!!」
慣れた手つきでガレキを撤去する花組スタッフと手伝うリインに向かって走って行った

「支配人、……単刀直入にお聞き致しますが彼は――」
「ああ、恐らく何人か殺してきているだろうな」
「何人と言うレベルではありません、彼は血と硝煙の匂いが濃すぎます。 少なくとも手では数え切れないくらいに……」

食堂を出て支配人室に戻ろうとする米田の追従する黒い影、マリア・タチバナである
…9歳にして露西亜革命軍に身を置き戦うが、戦時中に恋人を失い悲観に暮れて逃げ込んだ紐育でマフィアの用心棒を営むと言う苛烈な人生を送ってきた女性である
誰かから殺してもらう事を望んで生きていた彼女はバレンチーノフの裏切り、思いを寄せてくれた者の死、そして藤枝あやめの説得により
今、――帝國歌劇団にて男装の麗人を、帝國華撃団にて副隊長を勤め、魔の脅威に晒された帝都を守るべく舞い、そして戦っているのである

「だが大丈夫だろ、アイツは敵じゃあねぇさ」
「私は反対です、大神少尉が隊長を勤め上げてやっと纏まってきた花組に異分子を紛れ込ませるのは真に遺憾かと」
「んな事わかってらい、だが黒之巣会はどんな手使ってくるかわかんねんだ。 人員は出来るだけ多いほうがいい」
「はぐらかさないで下さい、彼はあまりにも危険だ。 今の花組に彼は受け入れられるかどうか」
「アレくらいの人間受け入れられないで何が花組、何が帝國華撃団よ! 
 それくらい乗り越えられない器じゃじゃねぇだろ皆ぁ。 そのくらいで結束が揺らぐ部隊なら負けて当然。 帝都も滅んで当然だ」
「支配人!!!」

支配人室のイスにどっかりと座り、銘酒「魔王八神運命」を手に取りガラスのコップに注ぐ米田
睨むマリアを一瞥し、イスをくるりと回転させた

「――最初な、マリアはアイリスにえらく嫌われていたよな」
「何の話ですか?」
「そんでよ? なんとか接点を持とうとアイリスの事色々聞いてきたよな? 何が好きなのかとか どんな性格なのかとか
 んで色々努力してアイリスの事をわかろうとしてたよな? すみれもカンナも手伝ってなんとかしてアイリスに心を開いてもらおうってよ」
「―――昔の話です、それが何か?」
「シンもよ、何かしら色々あったんだろうが悪い奴じゃねぇ。 俺はそう思う。 だからシンはきっとみんなと上手くやれる」
「……精神論ですね、確率的にも上手く行くかどうかわかりません」
「だがおめぇさんは当初大神とよく衝突してたじゃねぇか。 だが今は大神の奴をちゃんと認めている」
「信頼に足ると判断しただけです。 ……シン・アスカも皆とわかりあえると?」
「ああ、きっとわかりあえるさ。 カンだがな?」

米田はグラスに入った酒を一気に嚥下した。イスを回し、トン...と小気味いい音を立ててグラスを置いた

「私は彼の事を信に値する者とは思えません」

「………」
「大神少尉は私達にきちんとした結果を出し、みんなに受け入れられている。
 これは紛れも無く真実です。ですが私にはどうしても米田中将程彼の事を信じる事は出来ません」

マリアが踵を返し、カツカツと小気味のいい音を立てながら出口に向かった
米田はその背中を見守る事しか出来ない。 語ることは全て語ったのだ。 彼女を引き止める理由は無い

「暫くは、私は彼の事を監視します。 彼がそれなりに結果を出せば私は彼を認めましょう、ですが彼が不穏な動きをした場合容赦なく排除いたしますのでそのつもりで」

パタンとドアが閉まった
米田は再度酒をグラスに注ぎ、それをサッシから差し込む日の光に掲げて揺れる酒を見た
「まったく、マリアも少しゃ柔らかくなったと思ったんだが……昨日今日の事だからまあしかたねぇか
  とりあえずシン・アスカ、しっかり生き延びて花組の皆の信頼を勝ち取って見せろ、したら俺の賭けは――大成功だ」

ぐい、と太陽の光に揺れる透明な酒を嚥下した

シン「こ、これは何処に運ぶんですか!?」
椿 「あ、それは一旦其処に立てかけておいて!!」

しょっぱなからの重労働、まずはこの劇場全区域の掃除くらいかな?とは考えていたのだが
このテーブル重たい!! 100キロ近くはあるんじゃないのか? ドラゴンころしも真っ青な重さだよ!多分そんなに重くないと思うけど
それにしてもホント、あの衝撃は一体なんだったんだろうかと……
???「シン・アスカ、そこで何をしているの?」
シン 「? あ、えーと…マリアさん。えと、食堂の破損したテーブルの撤去の手伝いをしていたんです。これがそのテーブルで…」
マリア「――――そう、しっかりと頑張りなさい」
シン 「はい、ここは任せてください!」

金髪碧眼の綺麗なこの人はマリア・タチバナさん
厚手の黒いコートに身を包んだ女性で見た目からも他人にも自分にも厳しい人だと思われる
眉目秀麗と言う言葉は彼女の為にあるんじゃないだろうかって言うくらい綺麗な人だと思った

マリアさんを見送った後軽く伸びをし、衝撃で壊れた食堂を見渡す・……よし!
――さて、次のテーブルを運び出しますか、とシンが気持ちを入れ替えて壊れたテーブルに向かおうとしたとき
肩の上に何かのカケラが当たった。ふと上を見上げてみると………シャンデリアが落下中だった
走馬灯も起死回生の手段も思いつかぬままシャンデリアとの相対距離は数メートル
今更動き出してももう遅い、シンはみるみる落下して大きくなるシャンデリアを見上げたままの格好で
思いっきり背中を掴まれ引っ張られた!

轟音、重さにして百キロはあるんじゃないかと言うシャンデリアの落下の衝撃が二人を吹き飛ばし
劇場内を揺らし、砕けた地面の粉塵が煙幕のように舞い上がった

シン 「イテテ……一体何が――!?」

目の前には巨大なシャンデリアが鎮座いていた
床をへこませ、運ぼうとしていた壊れたテーブルが原型も残らないくらいに木っ端微塵に粉砕されていた

シン 「あ、危なかった……それにしても確か俺、テーブルを運ぼうとして、それから上を見上げて、それから……誰が助けてくれたんだろう」
マリア「無事だったようね、一つ付け加えるのであればこの手を除けてくれると有り難いわね」
シン 「え?」

リイン「シン! 一体何があったの―――ってシン!?」

説明しよう! マリアに服を引っ張られて九死に一生を得た我等が平民の剣(違)、シン・アスカ!
マリアの咄嗟の判断で助かったのは良いが思いっきり引っ張った反動はトンでもないものである!!
然るにバランスを崩し倒れこむのは必須! 他人を掴んでいる状況で背中側から倒れるというのは危険極まりないよね!?
そしてシャンデリア落下の衝撃で吹き飛ばされた御両人の体勢はこう!! どう見てもシンがマリアさんを押し倒しているようにしか見えない!!!

リイン「……抜いたのですね。いえ、抜いてしまったのですね、女難に祝福された絶対必中ひらめき無効の神魔槍「パルマフィオキーナ」を」

そしてシンの右腕右掌はもう狙ったとしか言いようがないほどマリアの胸にメビウス1 FOX2!FOX2!
さらに左てはマリアの頭を抱くように腕を絡ませてある、コイツは凄い半端ない!!
つまりアレだ、抱きついてマリアのおっぱいを揉みしだいている、誰がどう見てもそういう風にしか見えない

シン 「こ、これは悪気は無いというか不可抗力と言うか呪いと言うかなんと言うか!?」

紅蘭 「おー、見事マリアはんの胸にジャストミートや。 初対面でこれは中々すごい事やで」
すみれ「……見様によってはキスしている可能性もありますわね」
さくら 「し、シンさん……不潔です!」
カンナ「ほえ~~、マリアの奴が不覚をとるだなんて……やるもんだな新人!」
椿 「怖い者知らずですね」 由里 「命がいらないのかしら♪」 かすみ「あらあらまあまあ」

シン 「ご、誤解だー!!!!!!!」
リイン「シン、とりあえずまずマリアさんから離れましょう。そして少し……頭冷やそうか、です」
シン 「何でリインがそれを知って――」 リイン 「忘れてた? 私もなのはなのよ(正確にはなのはのコアを蒐集してある)」

シャンデリアの落下にシン・アスカは本当に気が付いてなかった。 こうして体が動いたのは何故だかわからないが私は彼を助けた
助けた私が助けられた? あの体勢は衝撃で受身は取れない上にで首から壁に当たる状況だった
壁から私を守る為に左手で頭を抱えるようにして壁から守ろうとするだなんて、壁にぶつかったのはほとんど彼だというのに

助けた相手に助けられたのか……少し彼の観かたを改めなければならないようね、 シン・アスカ……油断なら無い男

リイン 「テトラテュクス・グラマトン…クロスファイヤ、デッドエンドシュート」
シン  「それ違う!何か違う!! 何か違うってくぁwせdrftgyふじこlp」


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最終更新:2008年06月28日 01:45
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