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多作品小ネタ-38

1

???「お久しぶりです、シン君」
シン「……えーっと失礼ですけど誰でしたっけ?」
アティ「私です!サモンナイト3のアティです!」
シン「あっ、アティさん!すみません!なんか本当にお久しぶりです!」
アティ「……ええ、本当にお久しぶりです。本当に本当にお久しぶりです」
シン「……あの?」
アティ「3がPSPでリメイクした時も!5で私が出ると発表された時も!
みんな何も言わずにスルーだったじゃないですか!こんな感じでもこのスレ初期ではメイン級だったんですよ!
なのにこの扱いはなんですか!今のスレ住民の中で私が活躍していたってどれくらいの人が知ってるんですか!?」
シン「ごめんなさい、本当にごめんなさい」
アティ「……本当に反省していますか?」
シン「本当に申し訳なく思っています。人に無視されたり空気扱いされたりする辛さは俺もよく知っております」
アティ「……それならいいです」
シン「それに言い訳になっちゃいますけどPSPの3も4もちゃんとやってたんですよ」
アティ「ほ、本当ですか!?じゃあやっぱり私の事を……」
シン「傀儡召還でイスラばっか使ってました!PS2じゃできなくて悔しかったんですよね!やっぱCV鈴村はいいですよね!」

――――――抜剣覚醒――――――




シン「……いや、重ね重ねすいません……」
アティ「……なんで主人公の私じゃなくてイスラなんですか……」
シン「いや、プレイしてたらそういやスレ初期じゃ友人役だったなあって懐かしく思ったんで」
アティ「シン君、私と君がさっき言った事100回書いて提出してください」
シン「本当に申し訳ございませんorz」
アティ「……ところでシン君、今日は何の日か知ってます?」
シン「えっと……何かの記念日や誰かの誕生日ではありませんよね?」
アティ「ヒント、ゲームの発売日です」
シン「んーと……すいません、わかりません。仮面ライダーは来週ですし……。
あれは絶対に外せませんよね!電王使いたいですよ、CV鈴村的に!あと真・女神転生も楽しみですし」

アティ「今 日 は サ モ ン ナ イ ト 5 の 発 売 日 で す !」

――――――抜剣覚醒、再び――――――



アティ「わざとですか!?わざとなんですね!!」
シン「……心の底から申し訳ございませんorz」
アティ「……それでゲームは持ってますか?」
シン「えーと、来週のゲームに備えて貯蓄中なんで」
アティ「抜剣覚せ」
シン「今すぐ買って来ます!そして徹夜でプレイします!デスティニー行きます!!」


アティ「ふう……ちょっと強引だったけどこれくらいしないと遅れを取り戻せそうにないですからね。頑張れ、私!」



アティ「あ、シン君。私は出てきましたか?釣りをしてると思うんですけど」
シン「アティさんはまだですけどレックス先生が出てきましたよ!やっぱCV櫻井はCV鈴村と相性いいですよね!ところでアティさんはいつ出るんですか?」
アティ「フラグへし折りっぷりは全く変わってないですね!あなたという人はぁぁぁぁぁ!!!」

2

「うっわー! この子可愛いー!」

軽音部の部室に声が響く。
いつもの放課後の、いつもの五人の少女たちは、一冊のアルバムを囲んでいた。
平沢唯が声を挙げたのは、そのアルバムに張られた一枚の写真が原因だ。
彼女たちの視線はその一枚に集約されている。
写真には二人の少女が写っていた。一人は黒いゴスロリ調のドレスを着た、黒いロングヘアーの少女。赤いアイラインを引いた目からは気が強い印象を受ける。
もう片方の少女は金髪のロングヘアーに、やはりゴスロリ調の白いドレスに身を包み、クールな目線でカメラに向いている。前述の黒いドレスの少女とは対象的なファッションだが、不思議とマッチしていた。
そんな彼女たちの様子に、少し離れた場所で紅茶を飲んでいた軽音部の顧問――山中さわ子は懐かしそうに目を細めた。

「ふふ、この二人はね、当時のバンドのメンバーが急に出られなくなった時に応援に駆けつけてくれた子たちなの。当時は『黒と白の双姫』なんて呼ばれてちょっとした話題だったわ」
「へぇー」
「この写真の人たちも先生の同級生なんですか?」
「いいえ、違うわ」

澪の質問に、顧問は首を振り否定する。
代わりにイタズラっぽくウィンクをして続ける。

「でも案外、あなた達も知ってる人かもしれないわね」
「え、誰誰!?」
「さわちゃん教えてよー!」
「どうしようかなー、でも当人からは絶対秘密って約束だから、私の口からは言えないわねー」
「えー」

素直に不満を声に出す彼女ら。
そんなかしましい部室に、一人の青年がドアを開けて立ち入ってきた。

「失礼します。山中先生、今いいですか?」
「あら明日香先生。なんですか?」

山中先生は椅子から立つと、明日香先生と呼んだ青年の元へ向かった。
彼の名は明日香慎。つい最近この学園に来た教育実習生だ。
教育実習生という立場と、教師とは違う比較的生徒と近い年齢に整った顔立ちから、女子生徒たちの間でも評判になっている。

「明日の職員会議のことで聞きたいことがあるんですが……」

そんな彼が口を開きかけたとき、ふと目線が下に降りた。
そこにはいつの間に近づいていたのか、唯がじっーと彼の顔を注視していた。

「……えっと、平沢さん? どうかした?」
「うーん……」

流石に多少の気後れを感じさせて尋ねる明日香先生に、しかし考えが定まらないのか、唯は悩ましそうに首を傾げる。
そしてぽつりと、彼女の口から言葉になっていない一言が漏れた。

「……姫?」
「……ッッ!!?」

ビクリッ、とそんな擬音が似合うほどに、あからさまに青年の肩が跳ねた。

「えっ、ええっと……一体何を言って……」

表情を強張らせ、それでも平静を固持せんと引きつらせた微笑を浮かべた彼の仮面も、次の瞬間にあっさり砕け散っていた。
はっ、と彼は部員たちが見ていたアルバムに気づいた――瞬間。
彼は目の前の山中さわ子に掴みかかっていた。

「……言ったのか? 言ったんだな!? あれほど秘密にしてくれって言ったのに! アンタって人はぁっ!」

両肩を掴み揺さぶってくる明日香に動じることなく、むしろ優しく微笑みなど浮かべながら、山中さわ子はくいくいっとある方向を指し示す。
教育実習生は何かに気づいた様子ではっとすると、ゆっくりと――そしてぎこちなく――、さわ子が示した方向へ顔を向ける。案の定、そこには軽音部の部員たちが戸惑いを浮かべた表情で彼を見ていた。

「えーと……もしかして双姫って……?」

軽音部部長田井中律の言葉に、狼狽えて後ずさる明日香慎。

「ち、違っ、これは、これは……っう、うわああああ!」

そうしてとうとう走って逃げて行った明日香慎の背中を見送り、律は問う。

「……さわちゃん。今日アルバム持ってきたのって、もしかして」
「やーねぇ、そんなバラすつもりじゃなかったわよ。でも近所の弟分が今では後輩かーって思ったら…………なんだか私だけ過去がバレてるとか癪で」
「うわー…」

明日香先生に同情せずにはいられない軽音部員一同であった


おまけ
澪「明日香先生と山中先生って昔から知り合いだったんですね」
慎「うん。家が近所でね。山中先生には妹と一緒に色々お世話になってたんだ」
律「へー、さわちゃんがねー。例えば?」
慎「そうだな……両親が仕事で帰りが遅いときに一緒に留守番してくれたり……」

~回想~
慎「なんでさわ子姉ちゃんが俺の家で夕飯食べてるんだよ」
さわ子「心配だから一緒に留守番してあげてるのよ。私の方も今日は親がいないんだしね」
慎「いや俺が聞きたいのはなんであんたの分も俺が作らないといけないんだってことなんだけど……」


慎「悲しいときは慰めてもらったり……」

~回想~
さわ子「うわーん! フラれたあああー!」
慎「あの、俺今からマユを迎えに行かないと……」
さわ子「目の前で泣いてる女を慰める甲斐性くらい見せろよテメー! そんな男に育てた覚えはねーぞこのシスコン! 女装系男子!」
慎「いや泣きながら凄まれても……ああもう服噛むなって……ああもう。もしもしレイ? ちょっと俺の変わりにマユを迎えに……」


慎「…………バ、バンドに応援に駆り出されたのも今思えばいい思い出に……」

~回想~
慎「着ないッ! 俺はそんなヒラヒラした服なんて着ないからな!?」
さわ子「ふふふ、観念して私たちのバンドを救う生け贄となりなさい」
慎「れ、レイ! 助けてくれレイー!」
さわ子「あなたのお友達なら既に……」
慎「レイー!?」
さわ子「……うん、イケるわ! 黒と白の双姫としてプロデュースよ!」


慎「…………」

~回想~
先輩「あーもしもしシンくんー? さわ子が酔い潰れちゃったからまた迎えよろしくねー」
慎「俺、大学の課題あるんだけど!?」


慎「……うん。本当に、昔も今も色々と世話をさせられてるよ」
律「大変だなー明日香先生……」

3

僕が異界人であるシン・アスカと出会ったのは月火の事があった少し後だった。
これから僕達が語るのは、一夏の……少し不思議な、不器用に足掻いていた主人公ーーーシン・アスカが、再び主人公となり、時に脇役となり、ヒーローになり、時に女性陣にいじられたり、青春をする物語だ。



お盆を過ぎたとある日、僕は何かに導かれるようにあの神社に参拝しようと足を運んだ。
と言うのも、その日に千石撫子と遊び、その時に不意にこの神社がどうなっているかが気になったからなのだが。
千石の呪いを解いて以来、この神社に近づく事はなかった。アイツがこの神社はよくないものの吹き溜まりになっていると言っていたのもあるだろう。
境内を目指し、長い石段を黙々と登り続ける。先ほどまでガンガン当たっていた日差しも今は木々に遮られ、心地の良い風が吹いている。
もし僕が吸血鬼のままだとしたらとうに体を焼かれていただろうなとくだらない事を考えていると影から突然声をかけられた。

「お前様よ」

そろそろ黄昏時が近いとは言え、忍がこの時間に起きる事は珍しく、僕は立ち止まり、影に顔を向ける。

「どうしたんだ? お前、この時間はまだ寝てるじゃない?」

「まあ、本来ならも少し寝ているはずだったのじゃが、当てられて目が覚めた」

「当てられたって……普段ならこのくらいの日差しも大丈夫だろ?」

「阿呆、太陽はいつか倒すが、そちらではない」

相変わらずスケールのデカイことを言っているが今気にすべきはそこじゃない。

「怪異か?」

「いや、たぶん違う」

違う? ならコイツは何にあてられたんだ?

「何と言えば良いのかの……確かに妖気のようなものも感じるのじゃが、それだけでなく様々な力の概念が混じり合った様な感じじゃの」

まあ、なんにせよと影からヌッと出てきた忍は石段を見上げた。

「用心すべきじゃろ。ワシもこの様な感じは初めてじゃ」

幸いにも、忍に血を与えたのは昨日なので僕と忍はそのまま用心をして石段を登った。
そして、境内に着いた瞬間、僕は目を疑った。


目に見える何か例えようがない力が鳥居から直ぐの場所に渦巻いており、その中心に一人、僕と同じくらいの少年が倒れていた。

「忍……これは……*」

「わからぬ、じゃがお前様よ、下手に動くでないぞ。幸いにも、力は既に霧散し始めてるようじゃ。数分もしない内に失せる、それまで待て」

忍の言うとおり、不思議な力の塊は五分もしない内に散ったようで、僕と忍は倒れていた少年に駆け寄った。

「おい、大丈夫か? しっかりしろ*」

僕が頭を抱き上げて声をかけると少年はうめき声を微かに上げた。
よかった、生きてた。

「気を失っているだけのようじゃな。怪我もないようじゃし、時期に目を覚ますじゃろ」

「そうか」

そして、僕は改めて少年の格好を見た。が、中々整った顔立ちで、月火が時たま聞いてるジャニーズにいても可笑しくは無いだろうイケメン……別に羨ましいとは、思ってない。
その他も特に変わった格好じゃーーー

「お前様よ」

「どうした、忍」

僕は忍が少年の腰のホルスターから取り出した物を見て言葉を失った。
拳銃……一般人は持つことすら無い物凶器。

「ぅ……」

少年が呻き、僕が彼に視線を戻すと彼は微かに「ステラ……」と呟いた。

そして、彼は少し辛そうに、微かに目を開いた。
綺麗な真紅の瞳だった。下手したら吸血鬼である僕より吸血鬼らしいと思ってしまう程の。

「ここ……は……」

辺りを力なく見渡し、僕を見ると、少年は力なく呟いた。

ーーーまだ、生きてるのかと。

これが、僕と不思議な来訪者、シン・アスカの出会いだった。

続く(かも)

4

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最終更新:2014年02月02日 14:00
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