第三話 画廊伝説?
ルナマリアがさらわれた。ヨウランがもたらした一報は我等が主人公シン・アスカに衝撃を与えた。
身体中に電気を流され、目の前が真っ暗になりそうな感覚を覚える。
大切な物を守れなかった悲しい記憶が蘇る。もう誰も失いたくはない、という想いがシンを支配する。
この想いはとても重い。
シンはヨウランから詳細を聞くと、いても立ってもいられずに勇気一つを共にして走り出した。
ヨウランの話によれば、ルナマリアを連れ去ったのは謎の“組織”。アジトは郊外にある幽霊屋敷“間宮邸”らしい。
途中でバッドガイの脱獄囚やシルバーのボディが素敵なペプシマンを仲間にし、間宮邸に巣くったゾンビやスケルトンTや魔人ゴトウやオオツキ先生やイヤンクックやアウチ検事やヤスを打ち倒してルナマリアが囚われている部屋に辿り着いた。
ルナマリアは無残にも椅子に縛られて猿轡をされている。
シンを見ると、声にならない叫びを上げて涙ぐむ。
いつも気丈なルナマリアが泣いている。その零した涙の為にも負けられない。
シンはボスらしきピンクの道着のナイスガイに向かい突進した。
帽子とサングラスが似合う科学部部長に習った必殺技を繰り出す。
試験官を投げ、フラスコを投げ、ジャンピングアッパーを繰り返す事何度か。
ピンクの道着のナイスガイは親父~ィと叫び倒れた。
バッドガイの脱獄囚とペプシマンは微笑むながらルナマリアを指差している。
早くルナマリアを助けないと、とシンは彼女にされている戒めを解く。
涙で顔を汚した彼女はいつもと違う感じがして、とても愛しい。優しい言葉をかけようとすると、彼女は抱き付いて来た。
「シンを、シンを信じてた……寒い夜も……」
抱き付かれたは良いけど万力の様な力で締め付けられる。
だけど、ルナマリアの胸は柔らかくて温かい。香水でもつけているのだろうか、柑橘系の匂いがする。
地獄と極楽を味わいながら、シンは意識を手放した。
最終更新:2008年07月11日 20:58