1
「ふぁ、よく寝た……」
先日変なドラム缶にジブラルタル基地が壊滅に追い込まれたからミネルバの自室で寝てたんだっけ……
俺が寝起きの頭を働かせて、まだベッドで寝ていたいという感情を振り払い洗面所に行こうとすると、
ピンポーン、と電子音が室内に響いた。こんな朝から誰だろう? レイかルナか……
とりあえず玄関に向かった俺は鍵を開け、扉を開いた。
「……はーい……っうぇ?」
出てきたのは、
「久しぶりなのである」
語尾がおかしい美女。髪の毛の色が変だし白衣姿だけどナイスバディに顔もイケる美女だ。
俺にこんな知り合いはいない。いたらこんな間抜けな声は発しない。
「……どうしたであるか?」
語尾が先日ジブラルタル基地を壊滅に追い込んだキチガイと一緒なのは偶然だろう。
「ど、どなた様で?」
余りにも綺麗すぎて出て来た言葉がそれ。
まぁどこぞのお姫様のドレス姿見て「女……の子?」なんて言う奴よりはマシだ。
「覚えてない!? 先日あんなにも愛し、戦い、罵りあったボーイズビーアンビシャースな仲なのに!? 酷いのですぅ、酷いのです、シンは酷いのです! シンの株が世界恐慌で大暴落って感じよ? とにかくベトナムイケや!」
激しく嫌な予感。
この口調、予想外な弾けっぷり……真逆!
「先日ジブラルタル基地を壊滅に追い込んで俺に負けたドクター・ウエスト!」
「やっと思い出したであるか! この世界に来て初めて我が輩に深手を負わせた愛しき友と書いて宿敵よ!」
俺の甘いトキメキを返して!
とりあえず誰か助けてくれないかーい? 俺には荷が重すぎる!
その時神と見間違えるような薔薇を周囲にまき散らしているレイが!
「シンの部屋に、WAWAWA忘れ物……はっ!」
おい、なんだその驚愕に満ちた顔は。オチが丸分かりだ!
「……ごゆっくりぃ!」
俺は理解した。もうこの世界は駄目なんだって。分かってるよ羽入、もう諦めたさ。
「間違って試験薬を我が輩の体に使用してしまうなど多々ハプニングはあったが……
とっとと我が輩の可愛い可愛い、可愛すぎて思わず殴ってしまうような美しいモルモットになってしまうのである!
あー宇宙の彼方からやってきたウルトラマンは全裸なので公衆猥褻罪! みたいなノリで」
ステラが「今……幸せかい?」って俺に問いかけてくるのがよくわかった。
2
アリスン「シン兄ちゃん目が血走ってる……」
シン「生まれ付き赤目だよ」
白レン「可憐な少女を前にそんな目を血走らせるなんて……」
シン「だから生まれ付きと言うかお前も同じ赤目じゃないかッ…あれ?」
エルザ「ダーリンってばエルザを前にそんなに目を赤くするなんて……ハァハァしたロボ?」
旧神九朗「するか!んでもってオッドアイだっつってんだろうがぁ!……を?」
シン・旧神九朗「「同士ッ!!」」
最終更新:2008年07月18日 17:28