学園内にある闘技場、闘技場には何故か観客がおり、今か今かと待ち望んで居る様子が見て取れる。
そしてシンにはいよいよ試験が行われるのである。
観客A「今度の救世主候補生も男か?」
観客B「いよいよ男の面目も立ってきたって感じか?」
観客C「大河君より年は低そうに見えるけど、大丈夫なのかしら?」
シン「なんで、こんなに観客が居るんだ?」
ダリア「街の人たちも救世主は望んでいるし、娯楽が少ないからいいイベントなのよ」
シン「ふーん……(見世物じゃないのになぁ……)」
ダリア「それはそうと、それだけのナイフでいいのかしらん?」
シン「使い慣れていますからね、では行って来ます」
そしてシンは闘技場の場へと出る
シン「(どんな奴が相手だろうと、やってやるさ)」
衛兵「おい、檻を開けろー!」
シン「へっ? 檻?」
???「グゥオオオオオオオ!!!!」
シン「う、嘘だろ!?」
そこに現れたのはファンタジー等でよく出る「ゴーレム」であった。
石造りの巨人相手だとはさすがにシンでも思わない。
シン「くそっ!」
シンはゴーレムへナイフを突き立てるがガキィィィンと響き、全くの効果がない。
シン「(やっぱり駄目か……こういう時に何故か線が見えてそこをなぞるとバラバラになるとかあったらいいんだけどなぁ)」
シンは一旦下がると状況をどうするか考える。そこへ……
ブォン!
シン「うわっ!?」
ゴーレムが巨大な拳で攻撃を仕掛けてきたが咄嗟に横へ飛び退きて回避する。
シン「(喰らったらシャレにならないぞこりゃ……)」
ゴーレムはもう一発放とうと拳を後ろに持ち出した
シン「だけど、隙がでか過ぎる!」
拳を突き出したのを回避しようとバックステップで距離をとるが、
ドゴォン!!
ゴーレムの拳はシンの手前の地面に当て、砕かれた地面で石つぶてを吐き出した
シン「ぐうっ!!」
防御体勢もとらずに当たった攻撃はシンに深手を負わせた。
その場に倒れこむシン。
シン「クソっ! 次の攻撃を回避しなければ……」
だが、もう拳はすぐ目の前まで来ていた。
シン「(何だ、俺はこんな所で死ぬのか? 何も果たせずに?)」
シン「(俺にもっと力があれば……)」
シン「シン・アスカ! 「インパルス」! 行きます!」
ドゴォォォン!!
観客A「おい、やばいんじゃないのか!?」
ミュリエル「……」
ダリア「が、学園長……?」
観客B「あ、おい! あれを見ろ!」
そこには振り落とした拳の上に立つシンの姿があった
シン「これは……」
両手に持つのは二つの短剣、この形状はシンの愛機「インパルスガンダム」
の武装「M71-AAK フォールディングレイザー対装甲ナイフ」に似ていた。
シン「これならいける!」
対装甲ナイフを逆手に持ち、ゴーレムの腕を駆け上がる
シン「うぉぉぉぉぉぉ!!」
グォォォォォ!!!
ナイフをゴーレムの顔にナイフで一閃すると先程とは違い大きく効いていた。
シン「浅かったか!? ならこれで!」
シン「インパルス! 「ソードフォーム」!」
シンがそう叫ぶと、先程までナイフだったのが消えて代わりに双剣の
「MMI-710 エクスカリバーレーザー対艦刀」に変わっていた。
シン「これで終わらせる!」
連撃で切り刻み、ようやくゴーレムは動かなくなった。
シン「はぁ……、はぁ……」
しばらく沈黙があったが、じきに
ワァァァァァァァ!!!
観客A「すげぇぜ! 一時は冷や冷やしたがさすが救世主様だ!」
観客B「小さいのに頑張ったな!」
シン「終わったのか……」
ミュリエル「おめでとうシン君、あなたは晴れて救世主……候補生よ」
ダリア「すごぉい、先生見直したわん♪」
ミュリエル「それでは、ダウニー先生は彼を学園内を案内してください」
ダウニー「わかりました。それでは、シン・アスカ君……でしたね。まだ歩けそうですか?」
シン「ん……大丈夫そうです。」
ダウニー「それは、良かった。では学園を案内します。付いてきてください」
ミュリエル「……」
ダリア「どうしました?」
ミュリエル「いえ、なんでもありません。こちらも色々と準備をしましょうか」
ダリア「そうですね~」
最終更新:2008年07月22日 19:58