1
シン「ふぅ、風呂上りはやっぱりコーヒー牛乳だな」
グレーテル「そうね、兄様。でも大人になったら兄様はバーボンやテキーラが似合うと思うわ」
シン「そうか? まぁ今の俺じゃ酒は似合わないかもな」
グレーテル「そうね、まだまだ顔が子供だもの」
シン「悪かったな、子供でさ」
グレーテル「あら、でもコーヒー牛乳の飲む兄様はかわいいわ。私もまだカクテルよりミルクの方がいいもの」
シン「ははは、まだまだお互い子供だな」
グレーテル「そうね、兄様。一緒に大人になって行きましょう?」
シン「そうだな、一緒に大人になって行こうな」
グレーテル「えぇ……ずっと一緒に……」
ヘンゼル「ずっとずっと一緒に……このリングの上で……」
シン「ん? なにか言ったか?」
グレーテル「なんでも無いわ、兄様」
プリムラ「私は? 私は……一緒じゃないの?」
グレーテル「あら、あなたはいずれ誰かと恋をして結婚するんでしょう?私は兄様と居るからあなたは
さっさとお嫁に行ったら?」
プリムラ「グレーテルと……話してる訳じゃない。」
ヘンゼル「それは残念だな、じゃあ僕とお話する? おばさん?」
プリムラ「……まだ……高校生」
ヘンゼル「そうだったっけ? 僕から見れば充分おばさんだよ、ね? お兄さん?」
シン「そこで俺に振るのか!!!!!」
グレーテル「そうね、兄様。ちゃんと答えて上げて」←マガジン装着
プリムラ「…………しっかり答えて」←立ち昇る極低温の冷気
シン「…………そうだ! 今日は楓が鍋を「「さっき楓は空の鍋を掻き回してたわ」」……」
………………………………………………………………orz
今夜も騒がしいシン家の夜は更けていく
2
シン「平和だな」
グレーテル「平和ですわね」
プリムラ「……いいこと」
シン「なぁ? 今日は外で食事にするか?」
グレーテル「いいわ、兄様と一緒ならどこでも素敵」
プリムラ「お弁当は?」
シン「ん~楓かシアに「「それはダメ」」……」
グレーテル「私が作るわ、兄様」
プリムラ「私も作る」
シン「おぉ! 二人共いつの間に練習したんだ? まぁ楽しみにしてるよ」
喧嘩も乱射も魔力漏れも無くすんなりと決まったこの話
そして三人はバスケットを持って出かけた……
シン「はぁ~のどかでいいな~」
グレーテル「お日様も気持ちいいわ」
プリムラ「眠い……」
グレーテル「そうね、なんだか眠くなってきたわ」
プリムラ「……膝枕」
シン「あぁ、膝枕か。仕方ないな、ほら」
グレーテル「兄様、私も」
シン「分かってるよ、グレーテルもな」
二人が喧嘩することも無く、穏やかに流れる昼下がり……
すやすやと寝息を立てる二人を優しく眺めるシン。
そんな彼に翡翠色の目をした少女が近づき、それを不思議そうに思いながら問い掛けた。
シン「どうした? 迷子か?」
???「そうだな、迷子と云えば迷子だろう。だがここでも私の使命は変わらない」
シン「は? 使命? なんだそりゃ??」
???「それは……争いの原因を摘み取り、争いを起こさせないこと」
シン「へぇ~そりゃ大変そうだな(なんだ? 中2病か?)」
???「ここ数日お前を見張った結果、お前自身が争いの源だと私は確信した」
シン「……(やばい、俺のカンがこの子は危険だと教えてくれる。だけど……二人が寝てるから動けないし……)」
???「しかしまだ抹殺する程の事でもない。だがいつ大きな争いに発展するやもしれん。故に私達はお前と暮らすことで
お前を監視することにした。分かったな?」
シン「……は? なっ! なに言ってるんだよ突然!」
グレーテル「ん~兄様、少し五月蝿いわ。……兄様? この子供は知り合い?」
プリムラ「眠いのに……それで、この子。誰?」
シン「いや、俺が聞きたい」
???「お前に拒否権は無い。少し話し疲れた。変わるぞ、リースリット」
リースリット「宜しく」
シン「に! 二重人格!?!?」
グレーテル「あら、私もそうよ。兄様。それよりも……話が見えないわ」
プリムラ「……説明して」
リースリット「今日から私は一緒に暮らす」
グレーテル「さて、兄様。きっちり説明して下さいね?」
プリムラ「納得いくまで、洗いざらい全部」
シン「お! 俺も何がなんだかわからな、って二人共落ち着け!!」
グレーテル「落ち着いてるわ、だってきっちりと照準が合ってるもの。大丈夫、ゴム弾頭だから」
シン「死ななくてもメチャクチャ痛いぞ!!」
プリムラ「大丈夫、ちゃんと保存するから……」
シン「いや! そもそも間違ってる!!」
リースリット「やっぱり……この人が争いの原因」
???「まだだ、これからそれを見極める」
シン「一人でなに喋ってるんだ! 無理だとは思うがなんとかしろおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ」
最終更新:2008年07月29日 19:46