1
スカ「新年明けましておめでとう」
シン「明けましておめでとうございます……それで用とは何なのでありますか?」
スカ「お正月……というわけでナンバーズにちょっとした事をやってみたよ」
シン「ちょっとした……?」
スカ「では入ってきたまえ」
ウーノ(子)「ドクター……私達に何をさせるおつもりですか……?」
ドゥーエ(丑)「この配役に裏があるのかどうか小一時間問い詰めたいわね……」
トーレ(寅)「む……やはり恥ずかしいな……」
クアットロ(卯)「シンちゃんには兎よりバニーの方が良かったかしらぁ?」
チンク(辰)「シン兄、この髭似合うか?」
セイン(巳)「シャ~……って口にくっ付けただけだけどね~」
セッテ(午)「この頭部の飾りは何か意味があるのですか?」
オットー(未)「角……何かカッコイイですね」
ノーヴェ(申)「何で、あたしが猿なんだー!?」
ディエチ(酉)「……いいかも」
ウェンディ(戌)「ワンワン、ッスよ☆」
ディード(亥)「この耳……動くんですね」
スカ「どうかね?」
シン「どうかね?って言われても……結局何がしたいんだアンタは」
スカ「それはもちろんシン君も何かやってみないかという事だよ」
シン「…………え?」
スカ「そうだねぇ、シン君はウサギが似合うんじゃないか?肌は白い方だし赤い眼でもあるしね」
シン「…………(ここは逃げるが勝ちだ)こんなとこで俺はー!」
スカ「逃がしはしないよ、さぁ私の娘達よ!シン君の可愛い姿を見る為に捕らえるのだ!」
ナンバーズ「「「「「了解!」」」」」
この後シンはスカリエッティのアジトを逃げ回った。
が、やはり数が違いすぎる上にシンよりアジトの中を把握している分捕まるには時間の問題であった。
そしてこの日アジト内にはシンの悲鳴が木霊したという。
2
キャロ「お餅おいしいね、ルーちゃん」
ルー子「……うん」
チンク「うまいな、このお雑煮というのは……シン兄、おかわりはあるか?」
オットー「確かにこのシンさんの作ったお雑煮はおいしいですね」
ヴィヴィオ「ヴィヴィオももっと食べたい~」
エリオ「ところでシンさん、何でこの子供だけのメンバーなんですか」
シン「いや、俺の住んでた所だとお年玉って言って新年になったお祝いに子供にお金をあげる
行事があるんだけど、今回は俺からあげようと思ってな」
エリオ「……でも僕達は給料はちゃんともらってますが……?」
ルー子「使う目的が無い……」
シン「使う理由が無くても俺がやりたいんだ。なんだかんだいってキャロ達には
世話になっているし礼もしたいんだから」
キャロ「そういう事なら……駄目って言えないじゃないですか」
オットー「むしろ僕達がお世話になっている方ですからこちらから差し上げたいくらいですが……」
シン「気にすんな、こういう行事なんだからありがたく受け取ってくれ」
チンク「うむ、他ならぬシン兄の頼みだ。受け取ろうじゃないか」
ヴィヴィオ「シンパパからのおとしだま~♪」
リインⅡ「今日はマイスターが居ないのでシンさんの部屋に来ました~って皆さん何してるですか?」
アギト「ルールーもいっしょだ……あたしらも混ぜやがれ!」
シン「やれやれ……あげる対象が増えたな……持ってるので足りるか……?」
その場に偶然来たリインⅡとアギトにもお年玉をあげ、
予定外の出費であったがなんとか予算内に収める事が出来た。
だが、こういう事はいずれは知られる物で隊長陣がこの話を聞いた時はすぐさま自分も
無いのかと聞いた、それに対しシンの答えはこうだったという。
シン「え、俺からのお年玉が欲しい?……いや……予算があまり……それに、そんな年じゃないd」
結局、シンは隊長陣にもお年玉をあげることになったので次の給与が出るまで懐が淋しい事になった。
3
スカ「突然だがシン君には向こうの機動六課に行って貰ったよ」
ウーノ「……それはまたどうしてですか」
スカ「向こうに潜伏しているドゥーエにレジアスへの言伝を預けさせて、今日一日は機動六課……
というより地上本部で勤務させることになっている。まぁ、聞く所によると今日はバレンタインと言う日だ。
ウーノ、君が妹達にチョコの作り方を教えてやりなさい。シン君にあげる為に」
ウーノ「色々と突っ込み所満載ですが、それは構いません……が、ドゥーエの分はどうするのですか?」
スカ「前もって作らせて置いた。 彼女の分は大切に私の冷蔵庫にしまってあるよ」
ウーノ「何故冷蔵庫がここに……? それに私の仕事はまだ終わらせていないですが……」
スカ「なに。君が居ない分は久々に私が頑張るさ、元々は1人でやっていた作業だからね」
ウーノ「……ありがとうございます。 では私はこれで」
スカ「安心して頑張ってくれたまえ」
……
スカ「さて、どれから手を付けるか……」
そういうとスカリエッティはひととおりの書類やデータを読み始めていった。
そして数分後のスカリエッティのアジト内でのとあるルームにて
ウーノ「という訳で私達でシン君にあげるチョコレートを作りましょう。
幸いと言うかどこから持ってきたのか作れるだけの量はドクターが用意してくれたので
失敗……はしても大丈夫な量だから頑張りましょう」
ノーヴェ「そもそも、そのバレンタインとかいう日がこのミッドチルダにあるかどうk」
チンク「ノーヴェ、それは言わないお約束だぞ」
ウェンディ「そうッスよ、チンク姉の言う通りッス」
セイン「楽しんだ者勝ちだよ、今回はさ、ノーヴェ」
ノーヴェ「今のはアタシが悪いのかよ……(´・ω・`)」
ウーノ「とにかく、今日はシン君が居ないから今の内に作っておかないと間に合わないわよ」
ナンバーズ「「「はーい」」」
……
シン「疲れた……今日はバレンタインなのにやけに仕事の量が多かったな……
それじゃあ……と、何だ?」
シンが管理局から部屋に帰って来た時、机にここから出かける時には無かった袋が有った。
シン「何だこれ……? と中にカードが何枚も入ってるな……」ガサガサ
中には12枚の名刺サイズのカードが入っていてそれぞれに字が書かれていた
「色々と大変でしょうけど、無理はしないでくださいね。
あと、これは私からのほんの気持ちです。 ウーノ」
「会う事は少ないけれど、機会があったら二人で遊んでみない?
それとウーノや妹達がお世話になってるから、これはそのお礼って事で。 ドゥーエ」
「何かを作る、という作業がこんなにも楽しい物だとはな……
ドクター、そしてシン、お前にも感謝を込めてこのチョコを贈ろう トーレ」
「あまりこういう事はやらないのだけれど、まぁ気まぐれでやる事もあるわよ?
ところで、シンちゃんはアタシのチョコが一番美味いと思うわよねぇ? クアットロ」
「姉自身、チョコというものは初めて作ってみたが中々奥が深いな。
上手く出来たかどうか分からないが試してみてくれ。 チンク」
「ウェンディと一緒に作ってたんだけど皆表情が活き活きしてたよ。
皆がこんな表情になったのはシンのおかげだよ、ありがとうね セイン」
「とりあえずウーノ姉さまに教えて貰いました通りに作ってみたのですが、
味の方はどうなのでしょう? セッテ」
「僕やディード、そして皆共々お世話になってるから、一生懸命作ってみました。
これからもどうぞよろしくお願いします。 オットー」
「勘違いするなよ! ドクターに言われて仕方なく作ってやったんだからな!
アタシやチンク姉達が作ってくれた物なんだから残すんじゃねえぞ! ノーヴェ」
「私は私なりに頑張って作ってみたんだけどどうかな?
もしシンがよければこっそりとでもいいから感想くれないかな? ディエチ」
「作りながら皆の様子を窺ってたんスけど、気合入ってたッスよ?
という訳でアタシも気合入れて作ってみたッスよ! ウェンディ」
「オットーや姉様達と一緒に協力して作ってみたのですけれど、難しい物ですね。
もし次があるのならもっと上手になってみたいと思います。 ディード」
シン「……あいつら……」
中には複数のチョコが詰まっており、それぞれ形は違うがちゃんと上手く出来ていた。
そして、ちゃんとそれぞれ誰が作ったか分かるように分けてある。
シン「俺ももっと頑張らないとな……よし、まずはチョコを全員分の味を見るか……
そんな詳しい訳じゃないけどな」
最終更新:2009年09月12日 03:24