カツーン カツーン カツーン
ウーノ「ふう」
その夜、ウーノはシンの体に以上がないか心配になり、部屋を訪れようとしていた。
シン「ごめ・・・い・・・・ご・・・・・」
部屋からうめき声が聞こえる。
ウーノは慌てて部屋の扉を開け、明かりもつけずにシンの前にかけよった。
シンは眠っていた。
ものすごい量の汗をかき、涙を流し何かをつぶやきながら・・・・
ウーノは聞き耳をたてた。
シン「・・なさい・・・・ごめんなさい・・・」
ウーノは心配になり、シンの額に手をやった。すると・・・・
シン「母・・さん?」
ウーノは混乱した。自分を夢の中で亡くなった母親と勘違いしていることに・・・
しばらく沈黙し考え、穏やかな口調で聞いた。
ウーノ「シン・・・・何を謝っているの?」
まるで泣き止まない童をあやす母親のように・・・・
シン「・・ごめんなさいっ、僕だけ・助かって、母さん・・父さん・・・・マユを守れなくって、
それに、あの後も戦うことしかできなくって・・・・誰も守れなかった・・。」
ウーノは驚いた。まだシンの『悪夢』は終わっていなかったことに・・・・
いまだに夢の中まで亡くなった家族に懺悔し続けていることに・・・・
ウーノ「シン・・・・確かにあなたには守れなかった人たちはいたのかもしれない。
でも、母さんも父さんもマユも決してあなたを恨んでなんかいない。
それにね・・・シンは戦うことで沢山の人たちを守ってきたわ。
ただ、いつも走り続けていたから、その人たちの笑顔に気付けなかっただけ・・・・。」
シン「・・・・許して・・くれるの・・?」
ウーノ「ええ、だけど明日からは辛いときは‘辛い’ってまわりの人に言えるって約束できる?
あなたのまわりには一緒に泣いてくれたり、受けとめてくれる人が沢山いるんだから・ね。」
シン「うんっ、約束する」
ウーノ「ゆびきり げんまん♪」
ウーノ・シン「「うそついたら はりせんぼん のーますっ ゆびきった♪」」
ウーノ「もう晩いから・・おやすみなさい。シン」
シン「おやすみ・・・母さん・・」zzz
そして、ウーノは部屋を出ていった。
自分の行動が正しかったのか、なぜやったのかさえ分からぬまま・・・・
それから、シンは決して忘れたわけではないが『あの夢』を見なり、元の体に戻った。
そして、ほんのちょっぴり人を頼るようになった。
ただ・・・
シン「母s・ウ-ノさん、あのお話なんですが」///
ノ―ヴェ「シン・・また言ったね」ニヤニヤ
チンク「さあ、甘えたいのなら。この姉の胸で甘えろ!シン兄ィ!」ダキッ
シン「な・・なんだよっ・・・まったく」///
ウーノ「うふふっ、もう」
シンはウーノを‘母さん’と呼んでしまうことが多々あり、自分に困惑した。
その度にウーノは少し困りながらも微笑みで返した。
ただその微笑は聖母のようであったとか・・・・・
最終更新:2009年08月12日 16:29