
千年余の夜行列車…終着へ発て。
小学4年生の冬休み最初の日、オイラはじいちゃんから「ヨメに会って来い」って言われて青森に送り出された。
旅のお供はねこまたのマタムネ。
オイヤの初めての持霊になってくれた猫の霊は、麻倉家に1000年も仕えてきたらしいすげぇ霊だった。
・・・え?嫁の話はどうした?・・・Tシャツ1枚で道に飛び出したオイラの前にアイツが居た。
そして「通行の邪魔よ」「死ね」・・・そう言ったアイツの横顔は、
白い頬に寒さで微かに紅が灯って――『恐山ル・ヴォワール』。前編を収録。
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