第16巻

 

 

千八十の夜行の列…執着を断て。

 

その冬、おおつごもり、ヘンなネコの霊を連れて、あたしのダンナがやってきた。

ユルくて、ビンタぐらいで泣いて、寒さに鼻水流して、紅白歌合戦でボブなんか見たがって、

スケベで、昼間からいやらしいこと思い浮かべる変態で、あたしの苦しみも哀しみも痛みも怨みも

何一つ分かりやしないくせに立ち入って、立ち入って、あたしの心に立ち入って、

ふすまごしに「なんとかなる」って約束して、初詣に連れ出して、

かけがえのない人になって――『恐山ル・ヴォワール』。後編を収録。

 

第169廻 恐山ル・ヴォワール  sept7

第170廻 恐山ル・ヴォワール  huit8

第171廻 恐山ル・ヴォワール  neuf9

第172廻 恐山ル・ヴォワール  dix10

第173廻 恐山ル・ヴォワール  onze11

第174廻 恐山ル・ヴォワール  douze12

第175廻 恐山ル・ヴォワール  treize13

第176廻 恐山ル・ヴォワール  quatorze14

第177廻 恐山ル・ヴォワール  quinze15

第178廻 それからそれぞれ

第179廻 禊 ザ・蓮

おまけ四コマ きもだめし

最終更新:2009年02月28日 13:06
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