初めに
この度は、当ウェブサイトをご閲覧頂きまして誠にありがとうございます。こちらは、シヴァン語及びアムナの創作活動=XAH
[*1] を紹介するウェブサイトです。是非色々とお目通し下さいませ。
自己紹介
そぶろと申します。XAHの作者であり、当サイトの管理者です。他にも、XAHに関する幾つかのウェブサイトを管理しております。それらのウェブサイトの一覧は
リンク集 に載せています。
「そぶろ」は、シヴァン語のアルファベット転写規則に従うと soblo と綴られ、「空想する人」を意味します。sobが「空想する」、loが「人」を意味します。独自の言語と世界を構想する自分の姿に準えました。
私は、細かい事に拘りを持つ性格を持っていて、取分けXAHには時間を気にせず取組んでいます。その為に進捗は非常に遅いですが、それでも応援して下さる方がいらっしゃいましたら大変嬉しいです。
何を作っているのか
先に申上げております通り、私が創作している物は、シヴァン語と云う名の人工言語と、アムナと云う名の架空世界です。
架空世界の方は、一般的な娯楽作品に使われているので想像が付き易いでしょう。具体例は数多有りますが、例えば「ロード・オブ・ザ・リング」の世界が該当します。現実世界とは基本的に無関係で相異なる地理・歴史・社会・文化等を設定します。詳細は後述しますが、設定する歴史は宇宙空間へ進出する直前迄と制限し、又、物理法則は現実世界に従う事とします。詰まり、この制限は、スターウォーズシリーズやハリー・ポッターシリーズの様な創作は為されない事を意味します。
一方、人工言語の方は比較的馴染みの無い物と考えます。そぶろが用いる「人工言語」とは、以下の様な物であると約束します:
特定の個人或いは団体が有史時代に計画的にその語彙・文法・語法等を定めており、且つ人同士の直接会話の為の使用を想定された言語
詰まり、例えば日本語対応手話や映画「アバター」のナヴィ語が人工言語に該当します。一方、日本語や英語等の身近な言語は、製作者が特定出来ないので、人工言語には該当しません。又、プログラミング言語も、人との直接会話には使えない為、ここに於いては人工言語の対象ではありません。但し、分野や人に依っては上記約束から外れる物も人工言語の範疇に含める場合が有ります。
シヴァン語が上記約束に合致するか考えます。シヴァン語の作者はそぶろと特定されており、当然有史時代の物です。又、成行きで出来上がって行く物ではなく、そぶろの意思と計画を以って制定が進んでいます。そして、遅蒔き乍ら申上げますが、シヴァン語は人が話す為に使う事を想定しています。以上拠り、シヴァン語は人工言語に分類されます。
タイトル画像について
当サイトの全ページの最上部に表示されるタイトル画像を解説します。
タイトル画像を始めとして、XAH関連のウェブサイトや作品は紫を基調にデザインされています。これは、XAHのイメージカラーが紫である事に由ります。正確には、アムナに於いてシヴァン語が使われる国=シヴィオン帝国(xivion tiflahzoθa)の国旗が紫を多く使う事に由ります。
図2-1-1 シヴィオン帝国旗
尚、シヴィオン帝国旗に就いて、正式な縦横比は図2-1-1の通りですが、正方形版も必要に応じて使用されます。例えば、そぶろは各種サービスのアイコン画像にこの画像を用います。
図2-1-2 シヴィオン帝国旗正方形版
タイトル画像の左側にあるマークは、 シヴァルヒュイム と云います。シヴァン語のアルファベット転写に従うと xivalcuim と綴られ、「神の顕現」を意味します。xivalが「神の」を、cuimが「顕現」を意味します。神様が降臨する様子を模した象形文字です。又、シヴァルヒュイムは、シヴィオン帝国旗にも見られる様に、シヴィオン帝国内で王権の権威の象徴として多用されると設定しています。その設定を踏まえ、XAHのシンボルマークとしてそぶろも多用しています。
図2-1-3 シヴァルヒュイム
タイトル画像に於いて、シヴァルヒュイムの右下から続く得体の知れない文字群は、シヴァン語の或る1文をシヴァン語の正式文字アレドム(aledom)で書いた物です。そぶろはこの文をXAHの標語に定めています。意味は次の通りです:
言語とは、世界に秩序を齎す原初の魔法であり、凡ゆる物に意味を与える神の崇高な叡智である。
但し、タイトル画像のシヴァン文は、日本語の助詞に相当する単語や自明な母音が略されています。標準的な文法を用いると以下の様に成ります:
図2-1-4 XAH標語 標準文法版
この標準文法版のXAH標語をアルファベットに第一転写した物、及び仮名に転写した物は以下の通りです:
アルファベット第一転写:leψ a no, alpaσ yuibiθ λa hao e amna o zagcuδ tu xiv jeidkai λa γif e mi wuk o qes e.
仮名転写:レチャノ、アルパツ ユイビス リャ ハオ ウェ アムナ オ ザグヒュズ トゥ シヴ ジェイドカイ リャ ギフェ ミ ニュコ キェセ。
転写法や発音の詳細に就いては、文字と発音 のページを参照して下さい。
尚、この標語はパングラム
[*2]です。パングラムとしての出来をより良くする為に、重複する母音を出来る限り削りました。具体的には、格詞や基本的付属語の母音を省略しました。その結果がタイトル画像の文です。これを便宜的なだけの操作にしない為に、"タイトル画像内の標語は古い表記法に拠る物である"と設定しています。
この標語を使ったXAHのPR画像・バナー用画像も用意しています:
図2-1-5 XAHのPR画像
このPR画像内の日本語らしき文章は、上訳と同じ意味を持ちます。漢字は、フォント化されている物の中でより古い形の物を用いました。文法は古文調です。
図2-1-6 XAHのバナー画像
本章のあらまし
本格的なXAHの紹介を始める前に、当サイトをご覧頂く上での準備を、ページを分けて色々と説明致します。宜しければご一読下さい。
- 当サイトとXAHの目的:先ずは、何の為にこの様なサイト・言語・世界を作るのか、誰に向けてどのように作るのか、何を目指すのかと云った創作活動の大前提から記したいと思います。
- 創作の思想的背景:人工言語や架空世界を創作する上での私の思想的な立場を表明します。
[*1] xivan amna haλhedaldo の略です。「シャハ」とお読み下さい。詳細は後述します。
[*2] 或る言語を記述するのに使われる全ての文字を用いた文章。
p2-1
最終更新:2018年07月18日 13:21