日頃よりご愛顧いただき誠にありがとうございます。

SofTalkは、長年AquesTalkに対応してまいりましたが、勝手ながら
AquesTalkへの対応を中止させていただくこととしました。

SofTalkのようにAquesTalkを同梱している場合、利用者がAquesTalkの機能を使わずに、
OpenJTalkを商用利用する場合でも、AquesTalkのライセンス料を支払わなければなりません。

AQUEST社たってのお願いで7年ほど前に新ライセンスに移行しましたが、旧ライセンスに比べて
冷遇されている状況を思うと、趣味であるはずのプログラミングを苦痛に感じるようになりました。

AQUEST社とは一度話し合いの場が設けられることになりましたが、「ごあいさつ程度の意味合いで」
「食事のできるオープンなお店で」と言われたときに建設的な意見交換が望めないように感じ、
お会いしたくありませんと言って会うことを断りました。*1

AquesTalkを使った開発を初めた頃はとても楽しく、良い経験になりました。
AQUEST社には大変お世話になりましたが、この度袂を分かつこととしました。

SofTalkからAquesTalkを取ったら何が残るのだと言われそうですが、
フリーウェアから自由を取ったら本当に何も残らなくなります。
いつかSofTalkを有料にするときが来たとしても、それは作者である私自身の意志で行いたいのです。

今回を機にSofTalkの市場価値は下がるのかもしれませんが、少なくとも私は悩みから開放されます。
いつかプログラミングが楽しいと思えるようになったら、本格的に開発を再開したいと思います。
バグ取りはたまにすると思います。

利用者の皆様におかれましても、長年のご愛顧ありがとうございました。
年齢や性別や病気が壁となってネット等で発言できなかったときに、
SofTalkに助けられたという言葉を見つけて、長年の苦労が報われた気がしました。

また近いうちにお会いしましょう。
最終更新:2022年07月26日 21:55

*1 ご指摘を受け、一部内容を修正しました。オープンなお店を指定したことには防犯の目的があったようですが、当時の私はそこまで考えが至っておりませんでした。申し訳ございません。