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世界観 - (2007/08/14 (火) 03:14:12) のソース

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#right(){最終更新日:&date()}
現状、ごった煮状態の上、重複があったりしますが、そのうち分類・整理します。
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*ソレンティア
魔法使いの卵たちが集う学ぶ学園。巨大な塔の内部に存在しており、入学を許可された12歳~26歳の“選ばれた子供たち”が学園生活を送っている。
塔は4つの異なる世界に繋がっており、そのそれぞれから入学者が招待される。
そのため、生徒達は容姿、生活習慣等非常にバラエティに富んでおり、新入生は戸惑うこともしばしば。 

**塔
世界のどこかに聳え立つ、巨大な"アイン・ソフ・アウルの魔法の塔"。
頂上部は常に雲の中にあり、地上から伺うことはできない。
また、地下もかなり深くまで塔が続いているらしいが、特別なパスを持つ者以外は立ち入ることは禁じられている。
塔の中には、建物内でもあるにも関わらず、森や湖、空などが存在する。
教室や寮の窓からは青空が覗き、時には嵐が吹き荒れたりもする。
それら全ては、最新テクノロジーと魔法力の融合した技術で実現されている。
また、塔の中は、外界より時間がゆっくりと流れている。 

**招待状
“選ばれた子供たち”に届く招待状。
フラップ(閉じしろ)に金糸の細工が施されている白い封筒で、紋章を押印した蝋で封がされている。裏面には宛名のみ。中は金飾りのついた白いカードで、銀色の文字でこう書かれている。
 貴君をここに招待する
 扉に立ち、始まりの言葉を唱えよ
 エクス・ニヒロー・ニヒル・フィト
 ソレンティアの門は君を歓迎するだろう
ソレンティアの門の通行証明書も兼ねている。

**ソムヌス
レイが使用した呪文。ランプの明かりが消える。
初出:1話目1章

**ヒカルの母
ゆるくカールした金髪。十二年前のヒカルの誕生日に事故死した。
魔法使い。十五の時に、ソレンティアからの招待状を受け取った。
事故に遭う直前、ヒカルに紫色の魔法石をお守りとして渡した。
初出:1話目2章

**カミラ・ストレイス
ヒカルの祖母。料理が上手い。
櫻塚市郊外の住宅地にある平屋の家に住んでいる。
初出:1話目3章

**直澄(なおすみ)
ヒカルより一つ年下の幼馴染。
笑うと前歯が二本のぞいて、ビーバーみたいな顔になる。
ヒカルの誕生日に「去年のリベンジ」と称して「自信作」のケーキを食べさせる。
味の方は、食べると数ヶ月はケーキを見ただけで吐き気がする物らしい。
初出:1話目3章

**月田香里(つきたかおり)
ヒカルの隣のクラスの女子生徒。
一年間もヒカルに熱烈なラブレターを送り続けている。
初出:1話目3章

**七川さん
櫻塚市に三人いる、魔法使いのうちの一人。
町外れの森の近くで、ハーブの店を開いている。
初出:1話目4章

**斉藤さん
櫻塚市に三人いる、魔法使いのうちの一人。
銀食器屋。
初出:1話目4章

**坂崎さん
櫻塚市に三人いる、魔法使いのうちの一人。
隣町のコンピューター会社に勤めているサラリーマン。
初出:1話目4章

**大浦
ヒカルのクラスメイト。鷲鼻。ミーハーで魔法に興味がある。
初出:1話目4章

**椋本(むくもと)
ヒカルのクラスメイト。のっぽ。
初出:1話目4章

**中川
ヒカルのクラスメイトで、サッカークラブのチームメイト。
控えめな性格。
初出:1話目4章

**姫野
ヒカルのクラスメイト。魔法の塔に夢を持っている。
初出:1話目4章

**外村(とむら)
ヒカルのクラスメイト。魔法使いに偏見を持っている。
初出:1話目4章

**四之宮
ヒカルのクラスメイト。女子の中でもとびきり気が強い。
初出:1話目4章

**チーロ・バルトロンメーオ
ヒカルを迎えに来たソレンティアからの案内人。
標準サイズより少し大きめの七星てんとう虫。小さな身体でバカ力。
三つ揃いの背広に黒革の靴、白手袋にシルクハットという格好をしている。
ヒカルを迎えに来た夜は、花みつばちの夜会に招かれていた。
初出:1話目6章

**低層階(アッシャー)
初出:1話目7章

**キャンパス
ソレンティアの学生たちが学ぶ場所。
灰色の壁に蔦が這っている戦術魔法科の研究棟群を抜けると、疎らな木立の向こう側に図書館の建物が見えてくる。
研究棟群の脇を抜け、並木の小道を進んでいくと、中央校舎と門(ゲート)を結ぶ幅の広い道が見えてくる。
外から門(ゲート)に入ると、白く輝く真っ直ぐな道が伸びており、道は数百メートル先の壮麗なエントランスを構える石造りの校舎へと続いている。左右には丁寧に刈り込まれた芝が一面に広がっており、さらにその両端を美しい並木が縁取っている。
初出:1話目7章

**ショウ・ワンタイ
戦術魔法科の講師。
短く切った黒髪に、同じ色の目をしている。
綿のシャツにコットンパンツと言うラフな格好。
九年前に十六歳でソレンティアに入学し、三年前に卒業。
ショウの友人で、チーロとも学生時代からの知り合い。
初出:1話目7章

**ビクトリーウィング
ショウが顧問を務めるサッカーチーム。目下二十九連敗中。
初出:1話目7章

**ヌメル・アルフム
森のエルフの総称。レイは父方にこの血を引いている。
初出:1話目7章

**要石(キーストーン)
魔法式の完成には、要となるものが必要になる。
いわば、式を発動させるためのスイッチ。
初出:1話目7章

**奥義書(グリアモール)
蔵書室に収められた魔法書。一般の学生が見ることは許可されていない。
初出:1話目7章

**ダアト
初出:1話目7章

**ペペ
アレシアの使い魔。六十センチほどの身の丈の、空飛ぶペンギン。
強い魔力をはなっている。
初出:1話目8章

**アレシア・リッケンバッカー
総合魔法科の問題児。
腰まである長いストレートヘアに、ほっそりした小柄な体。
犬の耳と毛足の長い滑らかな尻尾が生えている。
初出:1話目8章

**ソレンティアの門(ゲート)
中性の城砦にでもありそうな、横幅が十メートル近くある門。
扉の左右には、揃いの制服に身を包み、自身の身長の二倍近くある長い槍を携えた門兵が二人立っている。
初出:1話目9章

**ルティア
"資格を持つ者"の意味。ルティア以外の者が内部に入り込めば、塔はそれを感知して、異物を外へ排出しようとする。 
初出:1話目9章

**セフィラ
塔を司る十の力。この塔にはセフィラを通じて、塔自身の意思が張り巡らされている。 
初出:1話目9章

**ソレンティア案内人心得
第十二条第三項に"求められぬ事柄をみだりに口にするべからず"という一文がある。
初出:1話目9章

**ルース・オルセン
浅黒い肌に、くっきりした目鼻立ちの良く映える、精悍な顔立ちの青年。
絹のような黒髪の下に覗く、明るい水色の瞳が印象的。涼やかなテナーで話す。
ショウの友人で、チーロとも学生時代からの知り合い。時間に正確な男。
初出:1話目9章

**ゲスト
ヒカルが招待状を忘れてソレンティアの門で足止めを食らっていた時、
ショウがゲスト扱いで通してくれた。一時的な通行許可を得られる模様。
初出:1話目9章

**ヴィンクタスペンナ
アレシアが使用した呪文。緊縛の効果。ペペの動きを止めた。
「ヴィンクタスペンナ! ユベオー! ペペ!」
初出:1話目10章

**マジア・オルパス
魔法石。
主の傍に在る時にこそ、本来の力を現す。
初出:1話目10章

**執務室
中層階(ベリアー)の最奥に近い場所に位置する執務室には、常より悠久の静寂が濃く沈殿している。 
北欧調の調度で統一された室内。部屋の中央に置かれた応接セットの向こう側、どっしりとしたマホガニーの机には、学園の理事長であるソウ・キリュウが座っている。
初出:1話目12章

**ラズル
銀フレームの眼鏡をかけており、切れ長の目尻に、ひとすじ、濃い朱がさしこまれている。
直属の部下にあたるベレニスは、その目尻の朱を、忌まわしき証と呼んでいる。
ビブラートするテナー。
初出:1話目12章

**ソウ・キリュウ
学園の理事長で、執務室の主。
深い森を思わせる緑色の瞳。低いバリトン。
初出:1話目12章

**ルメンナール
レイが使用した呪文。ランプに明かりを灯す。
初出:1話目13章

**ダアト
塔の地下にある落とし穴のような物、とレイは説明した。ダアトには塔の秘密が隠されており、ダアトに降りるための門は、隠し扉になっている。ヒカルは、アラケル・リンクを踏んだため、魔法式が捩れ、その弾みで空間の歪に飛ばされたらしい。
巨大な翼をもつ門兵(ガードナー)が存在する。 
ルースはダアトの門のことを、"隠しセフィラの入り口"と呼んでいた。 
初出:1話目13章

**アラケル・リンク
稼動中の魔法式のこと。踏むと危険。
初出:1話目13章

**管理課本部の一室
中層階(ベリアー)にある。
ヨーロッパ風の調度に統一された室内の中央に、応接用とおぼしきソファーとテーブルが置かれている。窓は無い。
初出:1話目14章

**ベレニス・マンダール
管理課。
青みがかった黒髪をアップの形に結い上げて、シックなダークグレイのスーツを隙なく着こなしている。ぴったりとしたミニスカートで、モデルのようにスタイルが良い。
右頬に薔薇の蔓をあしらったようなタトゥーが入っている。
ラズルが直属の上司にあたる。
初出:1話目14章

**低層階(イェツィラー)
キャンパスのある層のこと、だと思う。アッシャーとの違いは不明。
初出:1話目14章

**ヨッドの魔法式
図書館裏でレイが使用した。効果は不明。
何らかの原因でイレギュラーが発生し、空間の捩れからヒカルとレイはダアトに落ちた。
初出:1話目14章

**ダニエル・ガイスラー
隠しセフィラの入り口についてルースが言及した際、ショウが関わるなと牽制するように出した言葉。
人名のように見えるが、詳細は不明。
初出:1話目16章

**エレベーターホール
管理課本部のある階層の、こじんまりとしたエレベーターホール。
両側の壁に三つずつ扉が並んでいる。扉の上には上向きと下向き、二種類の三角形のランプが据え付けられており、それぞれが忙しく明滅を繰り返している。
初出:1話目17章

**エレベーター
階数表示も、行き先指定ボタンもない。
乗った客を勝手に目的の階まで運んでくれるので、必要が無いらしい。
だが、どうしてそれが可能なのか、その理由は秘密で、本当のことは誰も知らない。
初出:1話目17章

**学生課
低層階(イェツィラー)にある。
天井の高いホールのようなスペースの向こうに、受付カウンターが並んでいる。
ホールの右手側、正面玄関に当たる入り口周辺は、一面ガラス張りになっており、その向こうは豪奢な支柱に支えられたエントランスが見える。
太陽の日の窓口受付は、午前中のみである。
ヒカルが忘れた通行許可証の再発行の手続きも、ここの窓口で行われた。 
初出:1話目18章

**リズ・レアード
学生課の事務員。機精人(ヴェーダ)。
色の濃い黒髪を三つ編みにした、女性というより、少女と呼んだほうが似合う風貌。
大きな眼鏡をかけて、ワイン色の目をしている。
初出:1話目18章

**使い魔
マスターにより召還され使役される。アレシアのペペなど。
使い魔は、感受性の高い、高純度の石を好む。
また、使い魔のレベルはそれを使役するマスターのレベルに依る。
初出:1話目19章

**ニヒル・クラヴィス
レイがダアトの門(ゲート)を開く魔法式の要石(キーストーン)として捜していた物。ヒカルが母からもらった、紫色の小さな魔法石(マジア・オルパス)で、銀の鎖に通してある。強力な守護魔法がかけられており、石の所有者を守る。
また、この石は、手元を離れても、必ず己が護るべき主の元に帰ろうとする。 
学園の理事長ソウ・キリュウは"無の石"と呼んでいた。
初出:1話目1章

**召還陣
使い魔を戻す時に使う物。
初出:1話目21章

*異世界
ソレンティアの生徒たちは、塔を通じて繋がっている4つの異世界から集まってくる。
我々の世界に似ている世界、全く異なる文明を持つ世界。
そのいずれを故郷とするかは、プレイヤーの自由である。

**人間界
人間たちが支配する世界。文明レベルは現代に近い。
魔法が社会に及ぼす影響力はさほど大きくなく、「古臭く得体の知れない過去の技術」程度の認識を持たれている。
自身の職業の一部に魔法を利用する「魔法使い」という存在は社会に受け入れられているが、余りに強大すぎる力は嫌われる。過去には「魔女狩り」に当たるような迫害の歴史もあった。
それらの歴史を受け、魔法使いたちは自身の能力を隠してはいないものの、それを大々的にひけらかすような事もせず、基本的には一般の人々と変わるところのない生活を送っている。 

**獣人界
獣人(セリアン)と呼ばれる者たちが支配する世界。文明レベルは人間界の現代よりもやや中世より。
複数の部族が激しい縄張り争いを繰り広げており、国同士の争いは絶えない。4つの世界の中では、もっとも血なまぐさい世界でもある。
この世界における魔法使いというのは、以下の二種類に大別される。
1つ目は、「シャーマン」的な存在の魔法使い。部族長や王の傍に仕え、予言や神託などを授ける。
2つ目は、「戦士」としての魔法使い。
特に、戦闘系・攻撃系の魔法を使いこなす獣人は、社会の中で「英雄」的な扱いを受けることが多い。 

**妖精界
エルフ、ダークエルフ、ドワーフ、トロールなどが支配する世界。文明レベルは人間界とほぼ同等だが、社会構造や生活習慣などに関しては独自の文化を持つ。
1000年ほど昔、エルフの国・アルヘイムとダークエルフの国・アルカウムの間で戦争が起こり、双方共に大きな犠牲を産んだという歴史がある。その時の事を教訓として、二つの種族は同盟を結び、現在は安定した世界を築いている。しかしここ数十年は、再び両国の間に不穏な気配が漂いつつある。
4つの世界の中で、最も魔法という存在が社会に溶け込んだ世界である。魔法使いの数も多い(もともと、適正を持つものが多い)。
魔法の力と最新のテクノロジーの融合に関する研究も進んでおり、魔法は、社会の基盤を支える動力源としていたるところで活用されている。 

**機精界
魔法力によって偽りの命を宿した精霊たちの世界。魔法テクノロジーは、4つの世界で最も進んでいる。
数百年前までは他種族の支配下にあったが、知能を得た機精人(ヴェーダ)たちが独自の発展を遂げて他種族を滅ぼし、今は彼らが支配する世界となっている。。
社会的なヒエラルキーがはっきりと分かれており、上位のヴェーダが下位のヴェーダを奴隷のように酷使している。
機精人たちの望みは、他の三つの種族のように「命」と呼べるものを手に入れること
つまり命の創造。魔法力とテクノロジーを利用した禁断の研究を進めている。


*時間
ソレンティアでは、現実世界とは異なる独自の法則によって時間が流れている。
月の満ち欠けを基本とし、それが一周することで一区切りと見做す。
太陽の日=日曜が休日、といった習慣は現実世界と同様。

月曜日 →月の日:Dies Lunae(ディエース・ルナエ) 
火曜日 →マルスの日:Dies Martis(ディエース・マルティス) 
水曜日 →メリクリウスの日:Dies Mercuri(ディエース・メリクリー) 
木曜日 →ユピテルの日:Dies Iovis(ディエース・イオウィス) 
金曜日 →ウェヌスの日:Dies Veneris(ディエース・ウェネリス) 
土曜日 →サトゥルヌスの日:Dies Saturni(ディエース・サトゥルニー) 
日曜日 →太陽の日:Dies Solis(ディエース・ソーリス) 

*低層階
**ソレンティアのキャンパス
低層階(アッシャー)にあり、休日は人気が少ない。
**学生課
低層階(イェツィラー)にある。ヒカルが忘れた通行許可証の再発行の手続きもここで行われた。


*中層階
**タウン・エスペランサ
中層階(イェツィラー)に存在する巨大ショッピングモール。学用品から趣味のアイテムまで何でも揃う。休日はもちろん、平日でも放課後は学生の姿で溢れかえる。 
***ブティック「アルマ・フロマ」
安さと豊富な品数で学生に大人気の衣料店。制服全般だけでなく、私服やアクセサリ、さらには簡単に髪型を変えられる魔方式等も扱っている。
***モーダス・ショップ
寮の個室を充実させたい学生のためのインテリアショップ。購入した家具は即座に部屋に送られる。壁紙やじゅうたんの中には、狭い部屋を別世界のように変えてしまう珍品もあるとか。
***オーウォー&マーラ
書籍やゲーム等を販売する娯楽商品の店。人気の新刊に関しては、とある人物の支援で無料配布も行われている。学生が書いた本なども置いてくれるのがまた嬉しい。

**執務室
中層階(ベリアー)の最奥に近い場所に位置する執務室には、常より悠久の静寂が濃く沈殿している。
学園の理事長ソウ・キリュウと、秘書のラズルがいる。

**管理課本部
中層階(ベリアー)にある。一般の生徒が呼び出されることは滅多にない。

*メモ
ソレンティアの世界観と関係がありそうなリンク。
:[[Wikipedia 「生命の樹」>http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%9F%E5%91%BD%E3%81%AE%E6%A8%B9]]|セフィラ、アイン・ソフ・アウル、ダアトなどなど

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