#We
can do It
作者はマイヤー氏。
短編として綺麗にまとまっており、テーマも生かしきっている。
登場人物の描写は、物語の起承転結に沿って、丁寧に描かれている。
演出も派手ではないが「おっ」と思わせるものがあるし、戦闘も、難しくはないが、手堅く勝つには一工夫が必要。
プレイ時間も適度な長さで、集中力が切れる前に終わるし、学園知識が必須というわけでもない。
……とまあ、シナリオコンペの提出作品として、ひとつの理想ともいえる仕上がり。
特に、伏線の張り方と消化の仕方が素晴らしく、事件の解決と、主人公の目標が、見事に収束するオチは実に鮮やか。
この作品をつまらないと感じた人でも、Eveを開いて構成を分析してみよう。得るものは少なくないはずだ。

欠点は、「いかにも学園」なネーミング(人名・技名等)と、
他所と被りの多いアイコン(むすすだ氏のアレや前田氏のソレ)が少々気になるくらいか。
気になる人は気になる要素かと。

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最終更新:2008年05月17日 18:43