コマンダー・ドーパント

「これを見ても、そんなことが言えるのか!」

【名前】 コマンダー・ドーパント
【読み方】 こまんだー・どーぱんと
【声/俳優】 田中実
【登場作品】 仮面ライダーW RETURNS/
仮面ライダーアクセル
【分類】 ドーパント
【メモリ】 コマンダーメモリ
【綴り】 COMMANDER
【頭文字デザイン】 指令を出す人の指(C)
【デザインモチーフ】 兵士
【生体コネクタ位置】 左腕

【詳細】

風都署捜査三課集団スリ特別捜査班班長「相模広志」が「コマンダー(指揮官)」のガイアメモリで変身したドーパント。
人間の体に時限爆弾を埋め込む能力を有し、「仮面兵士」と呼ばれる存在を作り出し風都市内にいるスリを次々に襲っていた。

左腕に装備されたコントローラーを操作する事でコマンドを召喚したり、時限爆弾のタイマーを起動させることができる他、「コマンド・ソウ」と呼ばれる接近戦用の電磁刃を武器とする(本編中では未使用。)。
また、人間を粒子化して消し去ることで殺害する能力がある。

緑を基調としたメカニカルなデザインだが、頭部に丁髷のような突起物があり、偶然かアクセルと因縁のある「ウェザー・ドーパント」を彷彿させるシルエット。
後半ではガイアメモリの力を3倍に増幅する「強化アダプター」を使用、背面に後光のような歯車が加わった「強化態」へと変貌。

かつて自分が逮捕した男性に妻を目の前で殺害され、犯罪者に強い憎しみを抱く様になり、妻の復讐を果たすのガイアにメモリを手に入れ、自らを「処刑人」と称し「街のゴミ」たる犯罪者を次々と殺害していた(ただし、自身は自分の行為も「悪」だと自覚している。)。

上記のようにがメモリを手に入れた動機と過程は「仮面ライダーアクセル」こと「照井竜」とほとんど同じで、自身も竜に対して「自分と同じ家族を奪われた復讐者」としてシンパシーを抱く。
照井竜に処刑人としての資質を見出し、自分と同じ「憎しみに満ちた復讐者」に戻すのに、照井竜の妻・照井亜樹子を殺害する事で憎しみの矛先になろうとした(自分が照井竜に殺されることも覚悟しており、むしろ望んでいるかのようだった。)。

【強化態】

ガイアメモリを「強化アダプター」と併用した事で強化された形態。
「コマンダー・ドーパント」の背中に、後光に似た歯車のような装備が加わっている。
大量のミサイルを発射する能力が追加され、攻撃力が増大している(ドーパント自身の強化に連動して「仮面兵士」の戦闘力も向上している。)。

アクセルを苦戦させるも、強化アダプターの効果を知っている葛木葵がコマンダーから奪い、アクセルに投げ渡した事で形勢が逆転。
アクセルはアクセルブースターに強化変身、高い機動力でミサイル攻撃を回避され、最終的にはアクセルブースターのマキシマムドライブ「ブーストスラッシャー」を受けメモリブレイクされた(倒される直前には「仮面ライダーアクセル、その力でこの私を処刑するかぁ!?」と発言。)。

追加された巨大なパーツはデザイナーによればただ強化した事を外見的に誇示するための飾り、モチーフというモチーフはとくにないとのこと。

【余談】

本作は脚本家の長谷川圭一氏がバーの客役としてゲスト出演。
演じる田中実氏は2011年4月25日に亡くなり、『仮面ライダーW RETURNS』の出演が遺作となった。

最終更新:2023年03月04日 12:49