タイマーのバクトフージER

「A殿、面目ない」

【名前】 タイマーのバクトフージER
【読み方】 たいまーのばくとふーじいーあーる
【声】 坂口候一
【登場作品】 天装戦隊ゴセイジャー
【登場話】 epic39「エピック・ゼロ」
epic40「ストロング・アラタ」
【所属】 機械禦鏖帝国マトリンティス
【分類】 マトロイド
【地形】 過去
【特技】 リバースタイマー、鉄壁カブト式ヘルメット、
重鋲磨肝怒槍
【指令】 「タイムリバース」機能によって
人類を混乱に陥れる
【趣味】 歴史学
【生物モチーフ】 カブトガニ
【他のモチーフ】
【名前の由来】 ゥ・ザ・フューチャ

【詳細】

10サイのロボゴーグ」の鬼才ブレインによって開発された時間限定逆回転機能タイマータイプマトロイド。

時間エネルギーを捻じ曲げ、経過した時間を10秒間巻き戻せるリバースタイマーを胸部に搭載している。
相手のあらゆる攻撃を瞬時に巻き戻した後にやり返す事ができるが、「サイボーグのブレドRUN」の謎のパワーと干渉する事で遥か過去の世界にタイムスリップしてしまう異常作用を起こす。

魔虫兵ビービ達をレッド、ピンクに倒されても上述の能力で復活させ、ブラック、イエローの攻撃を受ける前の時間に巻き戻した後に反撃。
更に格闘戦でもゴセイナイトと互角に戦い、「超天装もなかった事にする」という高い性能と厄介な特殊能力でゴセイジャーを苦戦させる。

その後、スーパーゴセイレッドと戦うブレドRUNのサポートとしてビービネイルによって巨大化する。
ゴセイアルティメットの攻撃をタイムリバースで無効化しようとするが、攻撃の押し合いの最中に「ブレドRUN」が謎のエネルギーを放ち、レッドと共に天の塔破壊以前の世界に飛ばされてしまう。

現代に戻るのにレッドを倒そうとするが、過去のゴセイジャーに阻止され、戦闘経験が不足している天の塔破壊以前の彼らを苦しめる。
奮起したレッドに率いられたゴセイジャーの連携に怯み、ゴセイダイナミックで胸部のリバースタイマーを破壊されてしまう。

現代に帰還後、ビービネイルによって再度巨大化する。
グランドゴセイグレートを両目からの光線で攻撃するも通用せず、グランドランサーの攻撃に怯み、最期は「グランドグレートストライク」を受け爆散した。

【余談】

頭部や両手足などにカブトガニの意匠が見られ、武器の「重鋲磨肝怒槍(じゅうびょうまきもどそう)」は「10秒巻き戻そう」との語呂合わせのような名前となっている。頭部のカブトガニを笠のように被っており、裃を着ているように見え、一人称が「身共(みども)」という事などから「博徒」(タイマーのバクトフージER)をかけていると窺える。
名前の由来となった『バック・トゥ・ザ・フューチャー』はタイムマシンで過去に戻って歴史を改変するような危機を全作で行っており、それを回避するのが重要課題の作品。

上述の能力による攻撃の無効化と味方の参戦に加え、巨大戦では当時主力だったゴセイアルティメットと互角以上の戦いを繰り広げ、マトロイドの中では最強のスペックを誇っている事が窺える。
デザイナーの酉澤安施氏によれば、「タイムスリップする怪人として『生きる化石』と言われるカブトガニをモチーフに選び、シナリオの記述に合わせるように侍風の裃スタイルにした」らしい(『百化繚乱[下之巻]』より)。
怪人で巨大化を解除、再巨大化し2話続けて登場する怪人は同個体だけとなる。

最終更新:2017年05月05日 12:52