磁石忍者ジシャックモ

「俺様の忍法でこの星をもっともっと腐らしてやる」

【名前】 磁石忍者ジシャックモ
【読み方】 じしゃくにんじゃじしゃっくも
【声】 細井治
【登場作品】 忍風戦隊ハリケンジャー
【登場話】 巻之二「巨人とカラクリ」
【所属】 宇宙忍群ジャカンジャ/サーガイン軍団
【分類】 中忍/クグツ忍者
【属性】 U-96星雲の鋼鉄惑星にある
特殊な磁石鋼で作られたサイボット忍者
【好物】 程良い硬さの鉄羊羹
【生物モチーフ】 クモ
【器物モチーフ】 磁石
【他のモチーフ】 ジリキマン
【名前の由来】 磁石+クモ

【詳細】

五の槍 サーガイン」が最初に作り上げたクグツ忍者。

全身からの磁気でどんな人間や物体でもくっ付ける「宇宙忍法・ミナマグネ」という得意技を使う。
性格は芸術家を気取り、人間や物体を不気味に組み合わせた巨大なオブジェを作り出す「宇宙忍法・ミナオブジェ」はお気に入りの技らしい。

他にも頭部からの強力な磁力波で周囲の物体を飛ばして攻撃する「ジシャクアロー」、両腕を蔦のように伸ばす「ツタジシャク」などの宇宙忍法を繰り出す。
両端に刃の付いた槍からは「ジシャクバルカン」として銃弾を発射し、右腕に換装した磁石に纏わせたエネルギーを「磁石手裏剣」として飛ばす。

上述のミナマグネで大勢の人々を磁石に変え、上述のミナオブジェで不気味なオブジェに変えていき、地球を腐らせようと目論む。

とある工場地帯の作業員もオブジェに変えようとするが、駆け付けた鷹介に阻止され、ミナマグネでレッドを磁石に変える。
レッドの身体に周囲の金属を引き寄せる事で身動きを封じ、武器の槍で倒そうとするが、遅れて駆け付けた七海と吼太に阻止される(その際の攻撃を受けた事でレッドの磁石化も解除される。)。
3人揃ったハリケンジャーのハヤテ丸の斬撃を特殊磁石鋼製のボディで無効化し、持ち前のパワーとジシャクバルカンで苦しめるが、「胸部のジャカンジャマークが磁力エネルギーの充電箇所」と突き止められ、「磁力には重力、大地の力」と放ったクエイクガジェットにより倒される。

その直後、コピージャイアントによって再生巨大化する。
上述のジシャクアローで3体のシノビマシンを攻撃するが、ハリケンホークのカラクリ忍法・火炎鷹とハリケンドルフィンのカラクリ忍法・大津波に翻弄され、上述のツタジシャクで2体を捕えるが、ハリケンレオンのカラクリ忍法・連獅子による竜巻で解放してしまい、そのまま強力な体当たりで倒される。
「宇宙忍法・ジキジキサイセイ」によって再度復活、3体が忍風合体した旋風神をジシャクアローで攻撃するも通用せず、操縦者のハリケンジャーはそれぞれのシノビメダルからカラクリボール第1号・ソードスラッシャーを生成し、最期は「究極奥義・分身幻斬り」を受け爆散した(その際に再生能力も失い、オブジェに変えられた人々も元に戻った。)。

【余談】

宇宙忍者ファイルでは「何でも磁石にするクグツ忍者」と述べられている。
背中から伸びた8本の棒磁石がクモの足を思わせる。
デザイナーのさとうけいいち氏によれば、「『(モチーフは)磁石とクモ』というニコイチの指定で考えた時、『ロボット刑事』のジリキマンを思い出した」らしい(『百化繚乱[下之巻]』より)。

イメージは後に『爆竜戦隊アバレンジャー』の磁石系の怪人のジシャクナゲンゴロウに引用された。

放送当時に発売されたゲームでは敵キャラの1体として登場。
声を演じる細井氏は同ソフトで巻之六のクグツ忍者の声も演じている。

最終更新:2017年10月16日 16:11