「イタタタ……アソコ、痛くしちゃった……」
ナツミは仰向けのまま両手でスパッツの股間をさする。その姿が女子のオナニーに見えて
思わず、コウジとツバサは顔を赤く染める。
「さ、最後のは無効だよね、チカ? 佐藤君、力入れすぎだよ……」
メグミがナツミを心配しながらチカとリョータを見て言う。怒ってる、と言うほどでも
ないが非難の色は表情に出ている。ユウキも同様の表情だ。カズミだけが表情を変えない。
むしろ、ナツミのほうを興味深げに見ている。
「あ、ああ……わ、わりぃ、平川……」
取り合えず、リョータはそれだけは言った。彼にとっては少し疑問もあるのだが、
女の子の大事な所を痛くしていしまったのは事実なので、それは謝っておこうと思った。
「大丈夫だよ、リョータ。でも、これでボク達が1ポイント獲得だからね」
ナツミはある程度股間を擦るとゆっくりと立ち上がる。顔色はまだ赤かったが、その表情は
スポーツの後の様に晴れやかだ。
「あ、うん……」
リョータもそれは承知した。電気アンマは5分間キッチリとは続いていないが、最後まで
ナツミは我慢したからだ。
「ナツミ、もう大丈夫なの?」
「う~~ん、まだちょっと痛いかな……。リョータの気持ち、入ってたもんね。エヘヘ♪」
ナツミがおどけたように股間を押さえて内股でピョンピョン跳ねる。普段見た事がある
男子が股間を打った時の対処を真似ているのだろう。そうしながらも表情は笑顔で、
悪戯っぽく舌を出したりしている。
「ボク、ちょっとトイレ……チカ、次の試合、始めてていいよ」
「あ、うん……」
そのまま部屋を出て行くナツミを見送るチカ。次は彼女とコウジの対決なのだ。
「エヘヘ……バレなかったかな?」
トイレの前でナツミが呟くと――。
「何が?」
と言う声が背後から聞こえた。思わずギクッ!と動きが固まるナツミ。恐る恐る背後を
振り返ると――。
「なんだ、カズミちゃんか~」
カズミの無表情な顔を見ると、ホッとしたように胸をなでおろす。
「何か、ごまかしたの?」
「え? ううん、そ、そんな事しないよ?」
カズミの質問に慌ててかぶりをふるナツミ。カズミはそれをどう受け取ったか、顔に
出さず、じっとナツミを見つめている。
「え、えっと~~……ボク、トイレに行ってるね。じゃ、また後で……」
張り詰める空気に耐えかねたナツミはくるりとカズミに背を向けると、逃げ出すように
トイレに向かおうとした。
「……ホントは、ギブアップしそうだった?」
そう言われてピタッと足を止める。しばらくその状態で膠着していたが、カズミの方を
振り返ると口元に人差し指を立てて「しぃ~~……」と合図した。
「みんなに言っちゃいやだよ……。うん……感じちゃった。アハハ……スパッツの中が
濡れちゃうぐらい」
ナツミはカズミの前に立つと、スパッツを膝まで降ろした。その下に穿いていた子供用
スポーツショーツがぐっしょりと濡れている。スパッツも黒だから辛うじて目立たないが、
こうやって内側を見るとかなり濡れていた。
「おしっこじゃないのに不思議だね……アハハ」
照れ隠しの様に笑うナツミの股間をカズミはじっと見つめていた。
「あまり見つめると恥かしいよ……」
ナツミはカズミの視線に耐え切れなくなった様にスパッツを上げる。
「……二回戦の前にチカにぱんつを借りたほうがいいよ。多分、あの子も分かってるから」
「……うん」
カズミの言葉にナツミは素直に頷いた。男子の目は騙せてもやはり女子同士は騙せなかった
様だ。
一方、既に開始されていたコウジとチカの対決は、2分を経過してなかなか白熱していた。
「ああ……うんんッ……!! ……くっ!!」
「ち、チカ……?」
他の女子たちの不安げな表情の通り、二試合目は男子優勢だった。コウジのグランド状態
での電気アンマはしっかりとチカの股間に最初から食い込まされていた。リョータの失敗
経験を良く見ていたからだろう。コウジは最初から飛ばしてチカのショートパンツの股間に
容赦なく踵を食い込ませてグリグリと圧迫している。
「どうだ、小泉! ギブアップしたら少し休ませてやってもいいぞ?」
「うっ……あっ!! だ、誰が……」
「そうか、じゃあ遠慮なく……うりうりうり~~♪」
「ちょ、ちょっと待って……! はぁああ~~ん!!」
これは負けるかもしれない、とチカは悶えながら内心でそう感じていた。リョータと違って
コウジは勝負事に躊躇いがない。リョータなら「女の子の大事な所に云々」言って戸惑って
る間に時間稼ぎとか出来るだろうけど、コウジはガンガン積極的に責めてくる。それも、
さっきのリョータの失敗経験を生かして、しょっぱなから飛ばしてきた。
コウジの責めははっきりとしていて、最初から力を十分に入れた電気アンマでスパートを
掛けるやり方だった。このやり方は何の防御も無い女の子の急所を責めるのには痛くて
無理があるが、チカの様に厚めのショートパンツを穿いている場合はそれぐらいが丁度
良いあんまになるのだ。基本的には電気アンマは股間をアンマする技なのだから、状況に
よって力加減を変えるのは鉄則である。コウジは確実にそれを実践していた。
最初からチカの股間はグリグリアンマ責めをされ、股間から脳天に貫けそうな刺激が全身を
襲っていた。
(くぅん……!! ……で、でも……負けたくないから……頑張る!)
チカは悶えている最中にも懸命にリョータを見て、自分を元気付けながら耐えている。
しかし、痛みに耐えるのとは違い、内から込み上げてくる何かを耐える電気アンマは
受け入れを拒む事自体が難しい。
だが、チカは懸命に快感苦悶に耐えていた。チカにとっては不利だらけに見えるこの
戦いで、いくつか精神面の拠り所があるからだ。
まずは電気アンマで最初に逝かされる男子はリョータに決めている事。リョータにされる
前に女子同士ならともかく、男子には逝かされたくない。だからどんなに大変でも
リョータにされるまでは電気アンマに耐え抜く――これが一つの拠り所だ。
もう一つが、その相手が隙の無いコウジであることだ。コウジの電気アンマを耐え切って
こそリョータに電気アンマしてもらえる資格が出来る、そう信じ込む事によって本当に
耐え抜くことが出来そうなのだ。愛が障害を乗り越えてこそその気持ちが高まるのなら、
電気アンマだって同じ事だとチカは思った。障害が大きければ大きいほど乗り越えた
気持ちも大きく、電気アンマは他の技より断然、精神面の影響が大きいのだ。
だからこそ仕掛けるほうもされるほうも様々な駆け引きを展開する。さっきのナツミと
リョータの時の様に。
「ふ~ん、なかなか粘るな……じゃあ、こんなのはどうだ?」
「えっ……? あっ!! ……あああっ!!」
力強い電気アンマにチカが対抗できる事を悟ると、コウジは今度は踵をギュッとショート
パンツに押しつけたままブルブルブルブル……と細かい振動を送り続けた。この責めに
チカは大きく悶える。
「なかなか効いてるようだな……」
コウジはにやりとして振動のペースを上げていく。
「ああああ……!! だ、ダメ……こんな……あああッ!!!」
チカがイヤイヤをするようにブラウンの髪を振り乱して悶える。コウジの右足はショート
パンツにギュッと食い込み、細かく細かく震えている。その振動はチカの腰から全身に
対してじんわりと広がっていった。
(内股になっても……防げないよぉ……)
責めている場所に密着状態でされる電気アンマなので、一旦しっかり入り込まれると
手足では防ぎようが無い。守れるものも無く、なす術もなく悶えるだけだ。
(この……パンツのファスナーが……ううっ!!)
さっきから特にチカを苦しめているのが、ショートパンツのファスナー部だ。コウジが
しっかりと踏み込んだ電気アンマをしてくるため、このファスナー部分が縦にチカの
大事な所に細かく食い込んで、与えられた振動がピンポイントで変化するのだ。
(ちょっと痛いところとか……逆に物足らない所とか……。くっ……! やっぱり、
食い込んでくる……)
パンツのゴムの食い込みなら経験はあるが、ファスナーの食い込みの経験などはあまり
ない。この普段はありえない現象は電気アンマに耐えるチカを大いに悩ませる。
(あと、どのぐらい……1分も!?)
既に4分間耐えた――とは思えない。むしろ後1分これに耐えなければならない辛さの
方がどうしても上回ってしまう。
股間への刺激、体の内部から込み上げてくる気持ち――電気アンマは内と外の責めから
耐えなければならない、因果な責め技だ。
「ああ……うっ! ……はぁあああ……!! ああああっ!!!」
チカは身も世も無く悲鳴を上げて電気アンマに耐える。逆に今度は仕掛けているコウジに
焦りが見えてきた。ここまでやってるのにどうして耐えられる? そんな疑問の表情が
電気アンマしながら浮かんでいる。
そのせいかコウジの電気アンマが少し緩んだ。チカはチャンスとばかり、自分のショート
パンツを掴んでファスナーのポジションをずらした。
(……成功!)
チカは内心で快哉を叫ぶ。彼女を悩まし続けたファスナーの圧迫からやっと解放された
のだ。突然の開放感身を任せてしまいそうになり、慌ててコウジの電気アンマに備える。
ファスナーのポジションが変わっただけで、基本の電気アンマはまだ続いているのだ。
それに対しても、髪を振り乱しながら懸命に耐えるチカ。そして――。
「5分経過~!」
この試合のタイムキーパーのユウキが高らかに宣告する。コウジの足からガックリした
ように力が抜けた。チカも伸ばされ続けた体を丸めてハァ……ハァと荒い息をつく。
一試合目に続いて二試合目も女子の完勝だった。現在の所は2-0。女子のリードで
三試合目を迎える事になった。
「ハァ……ハァ……ハァ……」
「だ、大丈夫か? 悪りぃ……こんなになってるなんて思わなかったから」
チカが汗びっしょりでぐったりしているのを見て、コウジが心配そうに声を掛ける。
試合中は責めるのに夢中で気がつかなかったが、やはりあれだけの責めを普通に受け
流してたのではないのだ。コウジもつい意地になったが、チカもかなり意地を張って
耐えていたらしい。
「うん、大丈夫……。いいよ、コウジのせいじゃないし。私が頑張ったんだもん……
アハハ♪」
コウジが謝るのに笑顔で応えるチカ。それでも体は動かず、ベッドでぐだっとした
ままだ。
(こういう時、来てくれると嬉しいんだけどな~。『夫婦』なんだし)
チラッとリョータを見る。しかし、リョータは所在無げに三試合目のツバサとユウキを
見ているだけだ。
(もう……)
リョータに大人の対応を求めるのはまだ早いのかな~、などと一人でガックリする。
あんなに頑張ったのにな~――リョータのためなんだけどな~。
「それじゃあ、始めるよ~! れでぃ~~~……ごっ!!」
いつの間にか戻ってきたナツミがチカの代わりを買って出て三試合目がスタート
していた。
「はぅうう……!? ちょ、ちょっと! ツバサ君!!」
リバース式でユウキをうつ伏せにしたツバサも、最初から全開だ。しかし、チカと比べて
電気アンマに慣れてないユウキはそれだけでパニックになる。大きく体を仰け反らせ、
足をバタバタさせるが、簡単には電気アンマは外れない。
だだだだだだだだだだだだだ……今度はさっきのコウジのアイデアも採用して、ツバサは
細かい振動を高速で与えていく。あっという間にユウキのみにスカートは捲くれ上がり、
ブルマのお尻が電気アンマでプルプル震えているのがギャラリー達をドギマギさせた。
メガネっ娘のメグミなどは、まるで自分がされているかのようにぐっと唇を引き締め、
まじろぎもせずにユウキが電気アンマで悶える姿に見入っている。
「……ん! ……んんッ!!」
ユウキは両手を握りこぶしにして懸命に耐えていた。リバース式のため、少しお尻が
持ち上げられる感じの電気アンマになるが、横から見るとほっそりとした体のフォルムが
なだらかに波打ち、なかなか趣きのある光景になっている。ブルマの真ん中の部分を
狙われ、ユウキはツバサの踵から逃げようとするが、電気アンマの事を直前まで知らな
かったのに、意外とツバサは上手にこなしている。既にリョータ、コウジと二人の
電気アンマを見てきたのが大きいか?
(ブルマのお尻ってなかなかいいもんだな……あ、あれ? リョータ?)
さっきまで隣にいたリョータがいつの間にかいない。振り返って探そうとしたが、
「ああああッ……!! はぁんん……!!!」
ユウキが大きく仰け反って悶えたので慌てて視線をそちらに戻す。このいい所をリョータ
探しなんかに費やすのは惜しい。
(ユウキ、可愛い声……どんな感じなのかな~?)
ベッドで寝ているチカが首を伸ばしてその方向を見ようとするが、みんなの影になって
全く見えない。仕方なく、残念そうにパタッと臥せった時、誰かがベッドに腰掛けた。
「……ん? リョータ?」
リョータはユウキ達の方を見てチカの方を見ようとしない。しかし、リョータの位置からは
ユウキ達は全く見えないはずだ。となると、ここに来たのは自分に用事がある以外他にない
――チカはにんまりしながらリョータの次の言葉を待つ。
リョータはしばらく黙っていたが、チカが何も言おうとしないので、根負けしたように
自分から言った。
「さっきの……大丈夫か?」
「何が……?」
「何がって……そりゃあ……」
「具体的に言ってくれないとわからないよ♪」
「う……ん……」
うつ伏せに寝た状態でニコニコと両手で頬杖をつきながら自分を見上げるチカにリョータは
思わず言葉が詰まる。チカはその様子を見るのが楽しそうだ。
「その……コウジに……で、電気アンマされてた所……」
「コウジが悪いんじゃないよ? 勝負だもん」
「だ、だから……」
思い切ってリョータはチカの顔を見る。チカはいきなり目が合ったのでドキッとした。
「お、お前……頑張りすぎなんだよ。全く……」
いきなりリョータはチカの頭をくしゃくしゃとかき乱すように撫でる。
「や~~ん……! 髪が乱れちゃうよ~~!」
チカがベッドの上に座って怒った様に言う。しかし、その表情は笑顔だった。
「はぁああん……ああ……んッ……♪」
ユウキの声は最早喘ぎ声と言うか悶え声になっていた。その子供にしては色っぽい声に
ギャラリー達の視線も釘付けになる。
「え~っと……4分経過!」
ストップウォッチを持つナツミが残り後一分である事を宣告する。しかし、ツバサは
依然ペースをアップしない。このままなら十分耐えられる……とユウキもギャラリー
たちも思った。
「ツバサ君、後一分しかないよ。ペースアップしないの?」
カズミがいつもの無表情で問いかける。一杯一杯のユウキとしてはこれ以上余計な煽りを
入れて欲しくないが、止めようとして振り返ると、もっとすごい事になってしまいそうな
気がするので出来ない。それだけユウキは張り詰めた状態になっている。
確かに周囲から見ても限界であるのは確認できる。競りあがったお尻から太股に掛けての
なだらかなラインはプルプル震え、体の中心がアンマされる度に、その細腰はビクビクッ!
と痙攣する。額からもどっと汗がにじみ出し、頬は紅潮して息が荒くなっている。
もしかしたらさっきのチカより余裕が無いのかもしれない。
「ん……でも……」
カズミの問い掛けにツバサは振り返らずに言う。かなり電気アンマに集中しているようだ。
「さっきのチカちゃんの様子を見てたけど、女の子って急に力を入れても感じてくれない
みたい――だから、いいよこのままで。負けちゃうかもしれないけど、浅野が辛い思いを
しちゃ可哀想だもん」
それを聞いた女の子達は思わず胸がジーンとなる。ツバサの優しい気遣いは、とかく乱暴で
デリカシーの無いイメージの男子を見直す気分にさせられた。確かに電気アンマは身も心も
女の子のデリケートな部分を触る技。それを敢えて乱暴に扱われるのも、時には悪くない
かもしれないが、やはり基本は優しく扱って欲しい。
勿論、ユウキもそう思っていた。特に今されている最中であればこそ、更に深くツバサの
言葉に感じ入った。
(ツバサ君になら……されてもいいかも♪)
ユウキもそう思ったし、人一倍デリケートなメグミもそう思った。ギャラリーの中で
一番面白くないのはもしかしたらコウジかもしれない。彼はユウキが快感に悶えているのを
息を呑みながら見ていたが、ユウキの表情が恍惚としてきたのを見ると黙り込んでしまった。
そのコウジより若干後ろの位置からカズミがみんなの様子をじっと見つめている。
「時間が少し短すぎたかもしれないね……」
カズミの独り言はもうすぐ5分になる二人の電気アンマにみんなが注目していたため、
誰にも気づかれなかった。
「うッ……ああ……ん……♪ ツバサ君……おね……が……い……はぅん!」
ツバサの電気アンマはいい感じでブルブルとユウキの股間のど真ん中を刺激し続け、
彼女の内側からの高まりと相まって電気アンマ初体験の少女を身悶えさせた。
「浅野……ギブアップする?」
ツバサが聞くとユウキはすぐにかぶりを振った。もう少し高めて欲しい。それまでは……。
しかし――。
「しゅうりょ~~! 5分経過してユウキちゃんの勝ち~~!!」
「え……? ええッ~~!? もう……!?」
ナツミの合図と共に叫んだのは当のユウキだった。5分間の電気アンマを耐え切ったと言う
のに、思わず上げた声には不満の色が混じっていた。
「も、もうちょっと大丈夫だったのに……あっ!!」
ユウキが不満げに立ち上がろうとした時、腰からガックリ崩れてまた倒れこんだ。
「大丈夫?」
とナツミとツバサが助け起こす。ユウキは意識ハッキリしていたが、足腰が震えている。
「ア……。な、なんだか……立てないよぉ……」
電気アンマの影響が下半身に広く残っているのだ。痛くされたわけではないが、ツバサの
的確な電気アンマによって下半身の体力がごっそりと奪われていた。ミニスカートが捲れて
いるが、それほど気にならないぐらいに(もっともブルマを穿いていたからでもあるが)。
「意外な伏兵現る……じゃない、チカ?」
カズミがボソリとチカに呟く。勿論ツバサの事を言ってるのだろう。
「そうね~。だけど、コウジも気合が入ったみたいだよ」
チカの言葉を聞き、カズミがコウジを見る。なるほど、コウジは真顔でユウキのブルマの
お尻を見つめていた。二回戦では彼ももっと上手な電気アンマを仕掛けてくるかもしれない。
「取り合えず、これで一回戦の男子の電気アンマは終了か――なぁに、3-0で女子が
断然リードじゃない……クスクス」
チカがリョータを見て笑う。リョータは頭を掻いたが何も答えられなかった。
「フフフ……じゃあ、女子の電気アンマのテクニックを勉強してもらおうかな。次の一回戦
四試合目でね♪」
チカが四試合目に出るカズミにウィンクする。カズミは相変わらず無表情だ。だけど、
その相手のメグミを見ると、少し嬉しそうな表情をしたように見えたのは気のせいか?
メグミも不安そうにカズミを見つめる。自分が男子役なのだから、電気アンマされるのでは
無いのだが、それでもさっきの電気アンマ返しなどはちょっと気に掛かる。
実際、この四試合目は先程までの3試合と違ってとんでもない結末が待っている事を、
今はまだ、この部屋にいるメンバーが知る由は無かった。
最終更新:2010年04月22日 19:41