【クラス】セイバー
【真名】アスモデウス
【出典】悪魔学、ソロモン72柱の伝承、トビト記
【性別】女
【身長・体重】161cm、51kg
【属性】混沌・悪
【ステータス】筋力:B 耐久:C 敏捷:B 魔力:A+ 幸運:D 宝具:B+++
【クラス別スキル】
対魔力:A
A以下の魔術は全てキャンセル。事実上、現代の魔術師ではセイバーに傷をつけられない。
騎乗:A++
騎乗の才能。獣であるのならば幻獣・神獣のものまで乗りこなせる。このランクになると竜種すら乗りこなせる。
セイバーは地獄のドラゴンに騎乗するドラゴンライダーとしての側面も有しており、その騎乗ランクは最高クラス。
【固有スキル】
乙女の敵:EX
ソロモン72柱の魔神としての枠を飛び超え、大魔王とすら称される程の大悪魔が名を連ねる程メジャーな、七つの大罪・色欲を司る悪魔としてのユニークスキル。
セイバーは女性と対峙した際、筋力と耐久と敏捷のステータスがワンランクアップし、更にこちらから仕掛ける攻撃のダメージが上昇。
そして、此方の使う魅了の魔術の成功率が倍以上に跳ね上がる。ありとあらゆる書物の中で、セイバーは好色な性格の持ち主として書かれ、邪淫や肉欲を何よりも好むと言う。
カリスマ:A+
大軍団を指揮・統率する才能。ここまでくると人望ではなく魔力、呪いの類である。セイバーは地獄に於いて72個もの軍団を指揮する、偉大なる大魔王である。
魔境の叡智:A+
キリスト教圏の悪魔に名を連ねる前は、悪神アンリ・マンユの配下である魔王として、そしてキリスト教圏に入っては大天使ラファエルや洗礼者ヨハネに敵対する、
悪魔の中の悪魔としての深淵たる知識。英雄が独自に所有するものを除いた大抵のスキルをC~Aランクの習熟度で発揮可能。
だがセイバーの叡智の真価は戦闘などで発揮出来るスキルではなく『知識の分野』に於いて発揮され、伝承に曰くセイバーは天文学や幾何学、数学に力学、
工芸術や地理学、機械学、果ては未来をも見通す千里眼や財宝の在り処を発見する力など、およそ彼に授けられぬ知識など存在しないレベル。これらのスキルに関しては、B~A++相当の習熟度で発揮させる事が可能。マスターですらも例外ではない。
【宝具】
『蠢動剣蟲』
ランク:B+++ 種別:対人・建造宝具 レンジ:1~3 最大補足:1
セイバーが有する、柄から先が、牙の生え揃った太いミミズの様な虫になっている、剣のような宝具。
この宝具こそが、ソロモン王の居城となる大神殿を築き上げるのに一役かった、世にも珍しい建造用の蟲。
その正体は、セイバーが所持する、剣身がミミズになっているこの剣である。
ミミズは、喰らった土や建造物、樹木に石等を、糞として排泄するのだが、この排泄した糞は、セイバーの望んだ性質を持った物質である。
液体や固形物は勿論の事、気体すらも作成可能で、その気になれば黄金や純銀すらも思いのまま。
また、霊的性質を秘めた物質すらも作成可能であり、対魔力等の性質が付与された金属すらもこの宝具で形成可能。
但し、これらの性質を秘めた物質を産むには、この宝具に物質を食べさせる必要があり、生物ではこの宝具の発動条件を満たさない。
加えて、この宝具は武器としては全くと言ってよい程役立たずであり、直接戦闘にはこれ以上と向かない
【Weapon】
無銘・長剣:
シャミールで創り上げた鋼を、魔境の叡智スキルで己に付与させた道具作成スキルで加工して作り上げた長剣。
セイバーは地獄にあっては『剣の王』とすら称される程剣術に堪能な魔王である。この他に、槍術にも造詣が深い。
【解説】
アスモデウスとは、地獄における有力な大魔王の一人であり、様々な伝説にその名が記されている超大物悪魔の一柱である。
一説に曰く、三千年前のペルシアで興った、ゾロアスター教に登場する、悪神アンリ・マユ支配下の大悪魔、アエーシュマにルーツがあると言われ、
これがユダヤの民に伝えられ、ユダヤ教に取り込まれた結果生まれたのが、この悪魔だと言うものが有る。
彼のソロモン王が使役したと言う72柱の魔神としても、この悪魔は列せられており、その中でも特に強力な者の一体として認識されている事が多い。
洗礼者ヨハネに敵対する悪魔であり、七つの大罪の一つである色欲を司る者であるともされ、神や天使、聖職者にとっては疑いようもない不倶戴天の大敵。
しかし一方で、気難しい性質を秘め、平気で召喚者に対して嘘を吐き、謀殺すら考える72柱の悪魔達の中では、極めて組みしやすい相手であり、
礼節を弁えた者に対しては、自身が有する数多の学問の深奥を惜しみなく授け、己の力を用いて作った魔法の指輪を気前よく与えると言う側面もある。
このアスモデウスの正体は、他の神霊達が地上にいられなくなり、世界の裏側に隠れざるを得なくなった時、
これを認められず地上の何処かへ何処かへと逃げ続けるハメになった、アンリ・マユ配下のアエーシュマ当人。
ソロモンが従える72柱の魔神であるアスモダイとは完全なる別個体であり、このアエーシュマの方が遥かにルーツが古い、オリジナルの存在である。
主君であるアンリ・マユは人間が自分から決別したと理解するや、すぐに裏側に隠れたが、アエーシュマはこれを許せず、生存の道を探す。
自分が生き永らえられる所を探して行く際に、己の力が矮小な物になって行き、そうした最中、ソロモンの統治するエルサレムへと到着。
其処で一時彼の王位を簒奪するが、逆に、ソロモンの神算鬼謀で王位から転落、彼にある一定期間まで服従を誓わされ、その期間中、
宮殿建設にあくせく働かされる事となる。この時アエーシュマが建造した建物こそが、ソロモン王の大神殿であった。
その後、神殿を建造し終え、刑期を満了したアエーシュマは再び逃走を行うも、行く先々で問題を起こしていた彼は遂に、神霊としての力を失った。だが、方々で起こした問題が重なりに重なり、『大悪魔・アスモデウス』としての方が有名になり、そのままイメージが固着。アエーシュマとして生き永らえる事は不可能になったが、アスモデウスとして転生する事で、新たなる生を得たのである。
当企画に於いてアスモデウスは男ではなく、女性としての召喚だが、これには訳がある。
アスモデウスは昔、資産家娘である、サラと呼ばれる大層美しい女性に憑依し、彼女の婚約者である七人の男を絞殺し、サラを自分のものにしようとした事があった。
しかし、八人目の婚約者に化けた大天使ラファエルが、アスモデウスのたくらみを見抜き、この悪魔を撃退。サラを救った。
本来アスモデウスを素の実力で召喚しようとすると、どれ程制約をかけた所で不可能に近しいレベルなのだが、今回彼は、
『サラに憑依した時の姿』を維持すると言う離れ業を以って、今回の舞台に召喚されている。
サラに憑依したのは、彼女がアスモデウスのツボの女性だったらしく、丁重に扱うつもりだったのか、彼女の処女を奪うどころか、指一本触れなかった程焦がれていた。
色欲を司る大悪魔とは言うが、実際にはかなり禁欲的でストイック。夫婦付きあいには一家言がある程の真面目な人物。
それにもかかわらず、色欲の悪魔の名を大事にしているのは、悪魔はイメージを大事にする生き物であるからと言う本人の持論の故であり、
本人としては仕方なく、それらしく振る舞ってやっているだけに過ぎない。女性好きで、犯すのも好きと言うのも、実を言うと演じているだけ。
姦淫、殺傷、強奪など、およそ悪徳と呼ばれる全ての悪を犯す事に何らの躊躇いもない、悪魔そのものの性格。
だが先述の通り召喚者に対しては真摯で、況して己を敬っているというのならば、最低限の義理は通す、真面目な性格でもある。
煽てに乗りやすく、ついつい自分の知識を教えたがる癖がある。しかも、無償。気前の良い人物だが、ラファエルとソロモンの件に関しては逆鱗である。
今回のマスター(召喚者)は、特にお気に入りらしく、ついつい入れ込んでしまう事があるようだ。
【特徴】
白いワンピースを纏った、後ろ髪を長く伸ばした、黒い瞳をした金髪の美女。
胸は平坦なスレンダー体型。地を出すと、眼球の強膜部分が血色に染まる。
【聖杯にかける願い】
サラの復活。そして、今度こそ自分の物にする
最終更新:2017年11月07日 13:59