【クラス】
セイバー
【真名】
エリザベス一世
【出展】
史実(16世紀・イギリス)
【性別】
女性
【身長・体重】
171cm・53kg
【属性】
秩序・善
【ステータス】
筋力B 耐久A 敏捷B 魔力B 幸運A+ 宝具A++
【クラス別スキル】
対魔力:A
A以下の魔術を無効化する。
スキルの恩恵により高い対魔力を保有する。
騎乗:B
騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。
【固有スキル】
麗しの姫君:A
統率力としてではなく、周囲の人を惹き付けるカリスマ性。
Aランクのスキルを有するエリザベスは、ただ存在するだけで自分を守る騎士たる人物を引き寄せる。
友誼の証明:B+
敵対サーヴァントが精神汚染スキルを保有していない場合、相手の戦意をある程度抑制し、話し合いに持ち込む事ができる。
聖杯戦争中においては、一時的な同盟を組む際に有利な判定を得る。
男性に対しては交渉事の成功率が上昇する。
犯されぬ純潔:EX
処女王として純潔を確約している。
魅了・洗脳に類する精神干渉を無効化する。
【宝具】
『純潔の輝きよ、永久なれ』
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:0 最大捕捉:1人
イギリスに伝わる戴冠宝器(レガリア)である、鎧や王冠等の装束。
これらを身に着けたエリザベスに近接系ステータスの強化、HP自動回復、
物理・魔術ダメージカット効果が付与される。(ステータス欄のパラメーターは宝具使用時のものである)
人々の英国への信仰。女王への信仰。国と民を全霊で愛したエリザベスへの信仰。
その全てが鎧という形として結晶化した、いわば英国という概念そのものといえる宝具。
これを纏うという事は、その魂すらも英国に捧げたのを意味する。
その姿はイギリスを擬人化した守護の女神ブリタニアそのもの。
この宝具の使用時には性格が戦闘的になり、麗しの姫君スキルがカリスマに変更、
属性が一時的に「天」になる。
なお、使用しない場合は玉座の形を取っている。どこでも座れて便利。
『騎士は栄光を手に駆ける』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人
エリザベス自らが騎士と認めた者を強化する。
ステータス向上の他、役目に応じた任意のスキルを付与できる。
人数制限は無いが令呪のような強制の効果ではなく、互いの合意によって初めて成立する。
海賊であったフランシス・ドレイクを騎士に任命しスペインを破った逸話による宝具。
『慈悲王剣・約束の勝利を此処に』
ランク:A++ 種別:対軍宝具 レンジ:1~60 最大捕捉:500人
イギリスに伝わる戴冠宝器のひとつ。
かつて円卓の騎士トリスタン、フランク十二勇士オジェ・ル・ダノワが所有していたとされる、切っ先の欠けた剣。
エリザベスの場合、慈悲の剣の名の面が強調され通常の攻撃では敵を殺傷せず、精神に訴える痛みを与える。(魔獣などの人外はこの限りではない)
その真価は、折れた切っ先から噴出される光の剣による両断。
国を、民を、世界を愛する想いの結晶であり、王権の敵を討ち倒す。
『騎士は栄光を手に駆ける』の対象者の数によって出力は上昇し、種別やレンジも変化する。
又の名をグローリースター・オールブレイカー。
それはヒトの尊い祈りが結晶となった星の聖剣。
イングランドの危機を救う為に、妖精島から蘇るとされる伝説の騎士王の象徴。
即ち、エクスカリバーの再現である。
ブディカは英語のvictory(勝利)の語源となったブリタニアの女王ブーディカを意味する。
【Weapon】
カーテナをはじめとした数々の戴冠宝器。
宝具の基点ともなる装束であり、英国王としての装いを纏ってこそ、女王の能力は正しく発揮される。
【人物背景】
処女王エリザベス。16世紀でのイングランド及びアイルランド女王。
権力者の威厳と女性の愛らしさを兼ね備えた、英国最大の偶像にして女王。
混迷する英国の存続と発展に全てを捧げ、世界へ進出する黄金時代の礎を築いた。
当初は女性であるのを理由に王位継承権を取り下げられ、陰謀によって牢に閉じ込められた虜囚の身となるものの、
その間に国を統べるに足る教養を身につけ、時期が巡ってきた頃に継承権を取り戻し女王として即位する。
宗教改革を纏め上げ、「太陽の沈まぬ国」スペインの無敵艦隊との戦いへの対策として、
世界一周を成し遂げ莫大な財を持ち帰った、海賊であるフランシス・ドレイクを騎士に任命し、
艦隊に加える異例の手段を用いこれを打ち破らせ、貿易の利益を大幅に拡大した。
女性としての立場を使いつつも「イングランドと結婚した」と称し、生涯未婚であったという。
故に処女王。大英帝国の黄金時代の礎を築いた栄光あるものと呼ばれ今でも崇敬されている。
快活、天真爛漫。
自分の魅力を正確に把握し、培った知識と技能を武器として利用して交渉を運ばせる為政者の面を持つ。
国の敵となる者には慈悲をもって、しかし容赦をかけず処断する。
有り余る国家と民への奉仕が、他にとっては豪胆な女傑にも映る。
父はただ父であるというだけで、女の庶子として生まれたのを理由に自分を捨てた。
母はただ高い地位に置かれたいがために自分を生み、女に生まれた子を恨んで目の前で処刑された。
男と女。親と子。誰もが始めに知る愛を、ついぞ受け取ることはなかった。
そんな自分が―――真っ当に人間を愛せるはずがない。
この胸にある愛はただ一人が受け止めきれる熱ではなく、大きすぎる愛を制御する事を自分は知らない。
きっと『これ』は、多くの名前も知らない誰かの為に注がれ、形も見えない大きななにかに向けられるべきであるもの。
愛とはそういうものであり、だからこそ彼女は祖国を無限に愛し続けた。
かつてブリテンを統治した騎士王は人の心を殺し正しい理想を広めたが、
エリザベスは女である立場を最大限利用し、感情を振りまいて常に主導権を握ってきた。
多くの人が笑っている――――先に続く人々の未来を愛していたが故に、彼女は今日も朗らかに笑うのだ。
【特徴】
金髪碧眼。由緒正しき英国淑女。女王に即位した25歳時の姿で現界している。
普段は高貴な白のドレス、『純潔の輝きよ、永久なれ』発動時では戴冠王器を纏った荘厳神聖なる姿へと変わる。
スタイルはランサーアルトリア並。だがアルトリア顔ではない。ウォースパイト顔。
【サーヴァントとしての願い】
イギリスに栄光を。民に華を。人に星を。
最終更新:2017年11月07日 14:11