【クラス】
ライダー
【真名】
戦争(レッド・ライダー)
【属性】
戦争・-→中庸
【ステータス】
筋力B 耐久B 敏捷A+ 魔力A+ 幸運EX 宝具EX
【クラススキル】
騎乗:A+
この世で起きた戦争そのものであるライダーは、戦争で使用された乗物全てを支配下に置く。
対魔力:A+
【保有スキル】
変化:D
ライダーは血溜まりのような姿と、軍人のような姿、あるいはその中間の形態に変化する事が可能。
自分の体の一部だけを血液や血霧に変化させ、遠隔操作する事も出来る。
扇動:EX
数多くの大衆・市民を導く言葉を身振りの習得。特に個人に対して使用した場合には、ある種の精神攻撃として働く。
ライダーの場合、身振り手振りだけでなく、変化スキルで血液に変化させた自分の体に触れた対象にも同様の効果を発揮する。この場合の扇動能力は、精神耐性は勿論、対魔力で軽減・無効化する事が可能。その気になれば、血霧で町中を一気に戦場にする事も出来るが、今はマスターを気に入っており、聖杯戦争にそこまで本気で乗ってるわけではない為、この方法は使用していない。ランクEXは超越性ではなく、この手段の特異性を意味する。
星の開拓者:EX
人類史のターニングポイントになった英雄に与えられる特殊スキル。
あらゆる難航・難行が、「不可能なまま」「実現可能な出来事」になる。
戦争は人類史のターニングポイントそのものである。
戦況把握:EX
戦争そのものであるライダーは、聖杯戦争の舞台の全てを把握出来る――はずだが、そんな彼でも観測出来ない部分がいくつか存在するらしく、その辺りに、今回の聖杯戦争の異常性が確認できる。
対人類:A
戦争――レッドライダーは、地上の人間を殺す権利(マーダーライセンス)を与えられている。
このスキルを持つライダーは、人間、あるいは人間出身の英霊や神霊に対し、特攻性能を発揮する。
【宝具】
【人は皆戦士なり、故に舞台は鮮血に終わる(レッド・フィールド)】
ランク:EX 種別:固有結界 レンジ:- 最大捕捉:-
戦争そのものであるライダーの霊基には、この地球上で起きたありとあらゆる戦争の情報が記録されている。
幾人もの人が戦い、幾人もの人が死に、幾人もの人が記憶した、幾つもの戦争――ライダーは、一種の心象風景であるそれらを、固有結界として再現する事が可能。
この際発動される固有結界はライダー個人の心象風景ではなく、かつて世界の何処かで起きた戦争に参加した者たち全員の心象風景である。
その為、その再現度は驚異のそれといえよう。
また、人類が地球に誕生してから起きた戦争は、大小合わせると数えきれないほどある。
つまり、ライダーは無限に等しい種類のステージをセレクトできるのだ。
更に、ライダーはこの固有結界から戦争で使われた武器だけを現実世界へと取り出すことが出来る。何処ぞの英雄王の宝物庫のようなイメージで想像してもらえれば良い。
【人は皆戦士なり、故に理性は殲滅に終わる(レッド・ライダー)】
ランク:B+ 種別:対人類宝具 レンジ:3 最大捕捉:1
ライダーが持つ剣。
普段は刀身の紅い日本軍刀であり、普通に攻撃用の剣として使う事も可能だが、真名解放をするとそれはライダーの頭身をも越すほどに巨大な西洋剣へと変化する。
この状態の剣はレッド・ライダーの『戦争』の権能の具現化と言ってもいいほどの力を持っており、肉体ではなく精神を切る。
つまるところ、この宝具に斬られた者は精神的アーマーごと心を切り裂かれ、その傷口にライダーが持つ鮮血の魔力――つまり『戦意』を注ぎ込まれ、結果、狂戦士(バーサーカー)じみた戦意の塊と化すのだ。
上記の『扇動』スキルと似たような効果だが厳密に言えば違い、『扇動』スキルは戦意を刺激するが、この宝具は戦意をゼロからでも生み出せる。
ライダーの血による『扇動』が対魔力・対精神スキルで軽減、無効化されるのに対し、この宝具は当たりさえすればかならず効果を発揮する。
また、戦意と共にライダーの魔力も注がれるので、この宝具を食らった者の幸運、宝具以外のステータスは全て1ランク上昇する。
つまり、究極のキャラ崩壊を招く、バーサーカー・メーカー。
ライダーはこの宝具による対象の変化を『赤化』と呼ぶ。
『赤化』した相手をもう一度切る事で、『赤化』を解く事も出来る。
【人物背景】
時に歩兵の姿で、時に騎兵の姿で、時に戦車の姿で、時に戦艦の姿で、時に戦闘機の姿で――『戦争』は何かに乗って、人類に破壊と死と混沌を齎してきた。
何より、『ある二つ名』を理由に、『戦争』はライダークラスのサーヴァントとして現界した。
英霊どころか人ですらなく、そもそも生命体ですらない『戦争』が聖杯戦争に召喚されるのは極めてイレギュラーな事態であり、その上、ただ戦争を起こすシステムであるそれが人格までも備えているのは、最早信じられない事態である。
本来ならば単なる『戦争』のシステムに過ぎなかったそれが人格を得るに至ったには、とある人類最後のマスター――
藤丸立香が為した偉業が深く関わっている。
彼/彼女が解決してきた人理修復の旅は、数多の時代・場所で起き、多種多様な英霊が戦っていた事からも分かる通り、人理において類を見ない程スケールが大きな『戦争』であり、それを起こし、観測していた『戦争』というシステムにもそれ相応の膨大な情報負荷を与えた。それに人理修復による人理(せんそう)全体の不安定な状態か合わさった事で、『戦争』のシステムにバグが発生。そこから人格と呼べるデータが誕生した。ライダーの幸運ステータスのEXは、この奇跡的な誕生に由来する。
ライダーは、人理(戦争の歴史)を焼却から修復し、擬似的であるとは言え、人格を自分に与えてくれた藤丸立香の奇跡的な偉業に感謝、そして感心し、彼/彼女に何らかの形で関わってみたいと考えている。
そんな彼からしてみれば、聖杯戦争に呼ばれ、更にマスターが自分の愛する藤丸立香ではなかった事は少し不満。本人曰く、召喚処女を汚された気分であるらしい。
しかし、マスターである
光本菜々芽が藤丸に負けず劣らぬ程の逸材であると知り、これから彼女がどうなるか少なからず期待している。
人類の歴史は戦争の歴史である為、レッドライダーは人理の始まりから全ての戦争を発生させ、それらを観測していたわけであり、不死身の英霊程度では並べない程に超膨大な情報量を誇るが、人格を得たのはつい最近である為、メンタル自体はテンションの高いクソガキのそれである。
人格を得た『戦争』は、藤丸立香は勿論のこと、これまで数多の戦争を経験してなお滅亡する所か、それらを乗り越え発展してきた人類に対しても、ある種の敬意を抱いている。
それ故、人類を『戦士』と考えており、彼らと対峙した際、『戦士』と呼びかける。
人間賛歌を歌いながら、レッドライダーは地上に向かって滅びの剣を振るうのだ。
ちなみに、もしも戦争を人格のない単なるシステムとして召喚した場合、呼び出されるそれの姿は血溜まりのような不定形の怪物となっていただろう。
【特徴】
パット見は赤い軍服に赤い髪に赤い瞳と、全身赤赤赤なレッドマン。
しかし、その服装をよく見てみると、帽子にナチスの鉤十字の紋章が付いているかと思いきや、胸元にはアメリカ将校のバッヂが刺されており、かと思えば腰には日本軍刀が提げられている。
世界中の軍服からパーツを集めて作り上げたパッチワークのような服装である。
【聖杯にかける願い】
特に無し。手に入れたら、それを使って亜種特異点でも作り、藤丸をそこに招待しようかと考えてる程度。
最終更新:2017年11月07日 17:39