パドマサンバヴァ

【クラス】
キャスター

【真名】
パドマサンバヴァ@8世紀後期チベット

【性別】
女性

【身長・体重】
119cm・23kg

【パラメーター】
筋力C 耐久D 敏捷B 魔力A++ 幸運A+ 宝具A++

【属性】
中立・中庸

【クラススキル】
陣地作成:A+
魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる『工房』を上回る『神殿』を形成する事が可能。
また、湖に浮かぶ蓮の花の中から生まれたという逸話から、池などの水のある場所は自動的にキャスターの陣地として判定される。
キャスターはチベット密教の始まりとなる寺院の建設に携わったとされる。

道具作成:-
宝具によってモノを創り出すため、その代償にこのスキルは失われている。

【保有スキル】
六神通:A+
神通力。仏・菩薩などが持っているとされる超能力で、あらゆる奇蹟を発現する。
キャスターはチベット密教の祖であるため、これらをほぼ制限なく扱うことができる。
千里眼・順風耳・読心術・物質透過・飛行などのその他様々なスキルにおいて、同ランク以上の力を発揮する複合スキル。

変化:A
文字通り「変身」する能力。本来とは異なる化身の姿へと自由自在に変化することができる。
キャスターは布教の際に時にはなだめ、時には驚かせるために8つの姿を見せた他、観音菩薩など他の尊格同様、多くの変化身が伝えられている。

菩提樹の悟り:A
チベット密教の果てに至った覚醒の境地。自身の心の真の本質を知ることで得た、何にも縛られない清浄な心。
人の在り方を理解するにまで至ったその見識は、第六感を不確定な予感ではなく、確たるものとして認識することができる。
五感に対する妨害を無効化し、精神干渉をシャットアウトする。

仏の加護:A+
釈迦如来や観音、金剛薩埵などを始めとする、仏教由来の神格達からの加護。
ランク相当の対魔力をキャスターに約束するだけでなく、窮地に置かれる前に優先的に幸運を呼び寄せる。

マントラ:A
主にインドで独自発展を遂げた魔術体系。
サンスクリット語の聖言を用いて魔術を行使する。

【宝具】
『輪廻の蓮華(パドマ・アヴァターラ)』
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1
偉大な仏道修行者はすべての衆生を涅槃に導き救い終わるまで、何度でも化身として生まれて来るとされるチベット仏教の教えの具現。
キャスターもその例外でなく、何度死んでもこの宝具を介してそのままの姿で再び現界できる。
本来、キャスターは所謂生き続けているサーヴァントであるため、一度死ぬと聖杯戦争の舞台から離れて再び世界の外側へと押し戻されるのであるが、
この宝具によって自身の存在をこの世界に留めている。言わばキャスターの一時的な魂の補完機として使われている。
彼女の伝承から巨大な蓮の蕾の形をしており、再び生まれてくる際には蕾が開花して、花の中から生まれたままの姿でキャスターが現れる。
その性質から、キャスターを完全に舞台からドロップアウトさせるためにはマスターを殺すか、この宝具を破壊するしかない。

『涅槃の埋蔵宝物(テルマ・ニルヴァーナ)』
ランク:A++ 種別:埋蔵宝具 レンジ:1~20 最大捕捉:25
ダルマ王の仏教弾圧から仏教を守るために、数百に及ぶ聖典や仏具をチベット各地に隠した逸話の具現。常時発動型の宝具。
最適な状況が整った時、そのたびにキャスターの周囲にいる人物は、あるいは地中、あるいは水中、あるいは虚空、あるいは心の中から何らかの『宝物』が現れ、それを手に入れることができる。
その『宝物』とは経典や仏具の範疇に収まらず、宝具級の性能を持った代物であることもあれば、単なる啓示や自分自身への気付きであることもある。
有体に言えば、人や状況次第で万物が自動的に生成され、その者の手に渡る宝具といっても差し支えないだろう。
しかし、『宝物』が現れるタイミングはキャスターにも制御できず、その『宝物』も最終的に周囲の人物がチベット密教における覚醒の境地へ至るまでの手助けとなるものに限られる。
上記の最適な状況というのも、その者が『次の覚りの段階へ至るために』最適である状況に他ならない。
そのため、出現する『宝物』は多くの者にとって成長の契機となるだろうが、
長きに渡って『宝物』を得ていればやがてキャスターと同じ覚りの境地へと至ってしまうだろう。

【weapon】
金剛杵
錫杖
教えを受けた金剛薩埵の前身がブッダのガードマンであったため、その縁で彼譲りの武器格闘術においても長けている。
見た目からは全く想像できないが。

【サーヴァントとしての願い】
不明。

【人物背景】
チベットに密教をもたらした高僧で、チベット仏教ニンマ派の創始者。『死者の書』の著者としても有名。
現在のバングラデシュにある湖に咲いた蓮華の中から8歳児の姿で現れたという伝説がある。
この不思議な子供は、その地の国王に引き取られて国政を委ねられるが、あるとき虚空に出現した金剛薩の教えを受けて出家して僧侶となり、後に密教行者となった。
釈迦の弟子のアーナンダ、シュリー・シンハなど、多くの偉大な師の下で修行を重ね、密教の大成就者として有名になると、
彼の神通力の噂を聞いたチベットのティソン・デツェン王に招かれ、土着のボン教を調伏してチベット仏教の基礎を開いた。
布教の際には、時にはなだめ、時には驚かせるために8つの姿を見せたと伝えられる。
ティソン・デツェン王の依頼を受け、インドの僧シャーンタラクシタと協力してダルマの翻訳やサムイェー寺を建立したり、
25人の優れた弟子を育てるなど、チベット仏教の発展に大きく貢献した。
サムイェー寺の落慶後、ダルマ王の仏教弾圧から仏教を守るために、弟子達と数百に及ぶ聖典や仏具を埋蔵し、羅刹国へ去っていったという。

その後は、羅刹の国でも僧として多大な功績を上げ、最終的には世界の外側へ行き、生と死の河を止め、そこに留まり続けて世界を見守っていた。


【容姿・特徴】
金色の袈裟と小豆色の法衣を少しぶかぶか気味に羽織っている、プラチナブロンドの長髪の幼女。
生まれた時のままの8歳の姿。宝具欄にも書いてあるが、蘇ると全裸になる。
ボーっとしているかと思えば無邪気に動き回ったり、いきなり突飛な発言をしたりと掴みどころのない不思議な子ども。
理性よりも心の本能に従っているように見える。「○○です」が口癖。
しかし、時折哲学的なことや物事の核心つく物言いもするあたりはれっきとした僧であることを匂わせる。
実年齢は相当高いが、彼女自身の覚りがあまりに深いために周囲の目からは一周回って純粋で幼いように映る。

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最終更新:2017年11月07日 17:48