ロキ

【クラス】アサシン
【真名】ロキ
【出典】北欧神話
【性別】女性
【身長・体重】173cm、57kg
【属性】混沌・中庸
【ステータス】筋力:A+ 耐久:C 敏捷:B 魔力:A+ 幸運:B 宝具:B

【クラス別スキル】

気配遮断:B
サーヴァントとしての気配を絶つ。完全に気配を絶てば発見することは非常に難しい。

陣地作成:C
魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。小規模な“工房”の形成が可能。

道具作成:EX
魔力を帯びた器具を作成できる。十分な時間と素材さえあれば宝具を作り上げる事すら可能だが、アサシンの場合は『宝具しか作成出来ない』。

【固有スキル】

トリックスター:A+++
秩序にして混沌。賢者にして愚者。善にして、悪。神の法や自然秩序を無視し、世界を引っ掻き回す悪戯者。
このランクになると、2つまでなら、特定のサーヴァント独自のユニークスキルを除いた如何なるスキルであろうとも、Aランク相当での模倣がいつでも可能。
また、このスキルは極めて高ランクの叛骨の相を保有しているのと同じであり、アサシンのスキルランクの場合であると、
カリスマや皇帝特権等、権力関係のスキルを無効化し、逆に弾き返す。令呪についても具体的な命令であれ決定的な強制力になりえなくなる。
北欧神話の世界に於いてトリックスターの名を欲しいがままにし、現在の世界に於いてもトリックスターの代名詞の一つとして語られる事の多いアサシンのスキルランクは、最高ランクのそれである。

怪力:A+
一時的に筋力を増幅させる。魔物、魔獣のみが持つ攻撃特性。使用する事で筋力をワンランク向上させる。
このランクともなれば、戦闘中はほぼ常時発動している。霜の巨人族出身であるアサシンは、身長と体重とは裏腹に、最高ランクの怪力スキルを引き継いでいる。

高速思考:A
物事の筋道を順序立てて追う思考の速度。アサシンの場合は機転の良さや、悪戯を考える速度、そして計画を練る為のスピードである。
特に、悪巧みや窮地からの脱出・解決において、アサシンの高速思考スキルは高い効果を発揮する。

ルーン魔術:A+
義理の兄であるオーディンより与えられた、北欧の魔術刻印ルーンの所持。 
アサシンとしての現界ではあるが、スキル・二重召喚の影響で、キャスタークラスで召喚された時並のランクを誇る。
ルーンを使い分ける事で、強力かつ多彩な効果を使いこなす。攻撃以外で主に使用するのは対魔力スキル相当の効果、千里眼スキルの効果、
パラメーターをAランクに上昇させる効果、等。これらはすべて一時的なものであり、同時複数の使用は出来ない。

原初のルーン
神代の威力を有する原初のルーン――北欧の大神オーディンによって世界に見出されたモノ。
彼の大神の義理の弟であり、魔術師としても比類ない才能を誇るアサシンは、これをオーディンから教わり、発揮する事が可能である。
本来ならば、Aランク以上の神性スキルを持たない場合、本格的な使用は極めて危険であるらしいが、当然のようにアサシンはこれを無視している。

神性:C(EX)
本来アサシンは、北欧神話においてその正統性を認められている、由緒正しい本物の神霊であり、その神性ランクは規格外の値を誇っていた。
だが、聖杯戦争への召喚に際し、敢えて『巨人族であった時代』まで自分を劣化させる事で、ギリギリ召喚を可能とさせた。

二重召喚:B
アサシンとキャスター、両方のクラス別スキルを獲得して現界する。極一部のサーヴァントのみが持つ希少特性。

【宝具】

『しゃーなしに連中にくれてやった武器(フォー・アースガルド)』
ランク:B 種別:対人~対軍宝具 レンジ:1~99 最大補足:1~50
アサシンがアースガルドの神々に対して献上(或いは、悪戯に対する落とし前)して来た、数々の宝具。
これを呼び出し、己のものとして一時的に使用する事を可能とする宝具。著名な物としては、大神オーディンが持つ神槍・グングニル、
雷神トールが保有する雷槌・ミョルニル、無限大の富を約束する黄金の腕輪・ドラウプニル、フレイが有する魔法の船であるスキーズブルズニル、
及び黄金に輝く猪であるグリンブルスティ、そして、宇宙樹ユグドラシルを灰燼に帰した、スルトの保有するレーヴァテイン等。
宝具ランクに換算すれば最低でもAランク以上は堅い事物を行使出来る……のだが。アサシンはこれらの宝具の真の所有者ではない為、
その真の性能を発揮する事は不可能。真名解放も勿論不可で、常時発動の効果しか発揮する事が出来ない。宝具の内容からは想像も出来ない程に低い宝具ランクは、これが原因である。

『神代終焉・幻想死箭(ミストルティン)』
ランク:A++(C) 種別:対神宝具 レンジ:1~99 最大補足:1
女神フリッグが九つの世界を奔走し、万物に対して息子に傷を付けてはならないと契約、それによって無敵かつ不死身の肉体を得た光明神・バルドルを殺害した、
ヤドリギの弓矢が宝具となったもの。この宝具は通常、ヤドリギを削って拵えただけの武器に過ぎず、それ自体を放っても、Cランク相当の宝具でしかない。
その真価は、『相手がDランク以上の神性を保有していた場合』。この条件を満たした時、この宝具は、無敵かつ不死身の光明神を即死させた真の力を発動。
神性スキルを保有しているサーヴァントが保有する、あらゆる防御、あらゆる補正、あらゆる加護を無視。宝具ランク相当の、超極大ダメージを与える。
ダメージは神性スキルの高さによって決まり、発動条件であるDランクの時点でも、Aランク相当の対人宝具を易々上回り、最高ランクのAともなると、
戦闘続行及び素の耐久ステータスが余程埒外の値でもなければ、直撃した瞬間死が確約する程の威力となる。
また、盲目の神であるヘズが投げさせ、ヘズが投げた事をバルドルが気付きすらしなかったと言うエピソードから、この宝具は、上記条件を満たした条件で放つと、
因果の逆転が発動し、矢が突き刺さったと言う結果の方が先に来て必中になる上、A+ランクの気配遮断の効果すら適用される。
アサシンは生前、この宝具を発動した事で、神々の黄昏(ラグナロク)のトリガーを引く事に成功。正に、神代の終焉、幻想の死の名に相応しい宝具である。

【weapon】

【解説】

説明不要に近い程有名な存在だが、ザックバランに説明。
北欧神話に登場する神。霜の巨人族の出身で、ファールバウティとラウヴェイとの間に生まれる。
神々と敵対する巨人族の出であるが、その美しさたるや比類稀なく、その美しさの故に、主神オーディンの義兄弟になってアース神族入りした。
美しい容姿と移り気で悪賢い精神を持ち合わせる。機転を利かせて神々を救ったり貴重な宝物をもたらしたりもしたが、極めて悪質な悪戯を行い、
皆を困らせる事もしばしば。女巨人アングルボザと交わり、大いなる魔物達、フェンリルやヨルムンガンド、冥界のヘルの父(または母)にもなったと言う。
両性具有だったとも言われ、牝馬に変身してオーディンの愛馬スレイプニルを生んでいる。
最終的にはオーディンの息子であるバルドルを死なせるという罪の為に世界の終わりラグナロクまで縛られ封じられたという。ラグナロクでは白き光の神へイムダルと相打ちになったとされる。

彼の正体は、アースガルドに神族入り、彼らを内から瓦解され、彼らを衰亡させる役割を期待された、霜の巨人族のスパイであった。
当初は自分の役割を忠実に行うも、アースガルドの生活が死ぬ程楽しかった為に、霜の巨人族から言い渡された使命感を秒で忘れ、遊び呆けの悪戯呆け。
だが次第に、神々の生活すらも飽きてきて、時には人間世界にちょっかいを掛けたり、時には親友になった雷神トールや、義兄であるオーディンをからかったりと、
悪質な悪戯をメインにした生活にシフトする。だが、それすらも飽きたロキは、このまま行くと本気で退屈に殺されかけると確信。
アース神族の黄金時代にも飽き、巨人族の掲げる太古の自然秩序による支配も時代遅れで古臭いから性に合わない。
そこでロキは、人間に目を付けた。オーディンやフレイ、フレイヤ達に良い様に翻弄され、巨人達の脅威に晒されたりと。
愚かで、哀れで、脆弱な人間達に、時代を預けたら面白いのではないかとロキは画策。そこで、ロキは引き起こそうと決意したのだ。
神々や巨人族の間でも最早御伽噺扱いされている、終末の日・ラグナロクを。これを成就させる為、ロキは動いた。
美しいだけで好みじゃない女巨人アングルボザと交わって、フェンリルやヨルムンガルド、ヘルの三人を産んだのも。
フレイに仕えていた、スキールニールと言う名前の女を、緑の仮面を被った道化の姿になって、『スルト』として焚き付けてやったのも。
終末の日に派手なドンパチを繰り広げさせるべく、オーディンやトール、フレイ達に優れた武器を与えてやったのも。
オーディンの最愛の息子であるバルドルを、計略で殺して見せたのも。
エーギルの館で、ありとあらゆる神々を告発、神が完全な存在ではないと馬鹿な人間達に啓蒙し、神々の怒りを自ら買ったのも。
全て、ラグナロクを引き起こさせ、神々と巨人達、そして自分の産んだ三匹の怪物達を争わせ、共倒れにさせ、弱くて哀れで救いようのない程愚かな人間達に、
時代を明け渡そうとした為だった。人間に対する情も愛も、ロキにはない。ただ、その時その時の楽しさで動いていただけの、人間以上に愚かな、刹那的な快楽主義者。
それこそが、この神(巨人)の正体だった。彼の目論見通り、人は霊長の頂点になり、ラグナロク後も生き残るとされた神々も、世界の裏側に隠れ。人を頂点とした世界に、なったのだった。

極めて享楽的で、刹那的な快楽主義者な性格であり、規格外寸前のトリックスタースキルによって、真っ当に制御する事も不可能。
それにもかかわらず、ロキがぐだ子に従っているのは、彼女が面白いのと同時に、自分に対して従順で、毒蛇から滴る恐るべき毒液からロキを守っていた、
シギュンと言う女性とぐだ子がそっくりであり、その事に思う所があったからである。因みに本人はそれを凄く恥ずかしいと思っており、言っちゃうと赤面する。
原典では男性の神であるとされるが、実際には女性としての変身能力も有しており、性別が全くと言って良い程意味を成さない。
今回のロキは、生前トールと一緒に花嫁衣装を纏って女装をし、霜の巨人族達のアジトに侵入、彼らを打ち倒した時のエピソードの時の姿で召喚されている。
これが、アサシン適性を有している訳である。この時に着用したと言う花嫁衣裳もあるらしいが、ロキ(ブライド)になるつもりはないと言う事。動きにくいしね。

【特徴】

何の毛皮を使っているのか解らない、銀色のファーコート。その下に、黒いパンツスーツを纏った女性。
アメジストの様な紫色のロングヘア、同じく紫色のアイシャドウを塗られた顔をしており、その顔立ちたるや眉目秀麗そのもの。
胸の方も、一m近いと言う巨乳。全体的に、大人としての色香と、少女としての未成熟さを極めて高いレベルで両立させている。

【聖杯にかける願い】

いらない。聖杯戦争自体を楽しむ。

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最終更新:2017年11月07日 17:50