【クラス】バーサーカー
【真名】八岐大蛇
【出典】日本神話
【性別】男性(肉体的性別は不明)
【属性】混沌・中庸→狂(宝具使用時)
【ステータス】筋力:B 耐久:B 敏捷:B 魔力:B 幸運:B 宝具:EX
【クラス別スキル】
狂化:EX(-~A)
バーサーカーは通常の状態では狂化の影響が一切ない。従ってステータスの向上もない。
このスキルが適用されるのは、後述の宝具を使用したとき。日本神話登場する大化生としての姿に近づくごとに狂化のスキルが向上していく。
【固有スキル】
八岐大蛇:EX
本来の姿であれば龍神、水神、蛇神の側面を持ち、紛れもなく神霊クラスであるバーサーカーの権能を表すスキル。
日本本国であればAランク相当の神聖、竜の心臓、怪力、カリスマ、呪毒を含んだ水の形態を持つ魔力放出等の効果を発揮する混合スキル。
非常に強力なスキルだが、それ故に竜殺しの逸話から成るスキルや宝具を持つ英霊を相手にした場合特攻が刺さりまくってヤバい。
「ゲェーッ!砂の超人!!」くらいの勢いでビビる。
直死の魔眼:B
無機・有機を問わず、対象の“死”を読み取る魔眼。魔眼の中でも最上級のものとされる。
物体に内包された“いずれ迎える存在限界”の概念を、“点”や“線”として見抜く魔眼。
それらをなぞることで起こされた死は、決して癒えることはない。
元々上位の魔眼を有していたバーサーカーが、平家滅亡と言う一時代の滅びを見たことによって後天的に獲得したスキル。
仕切り直し:C
戦線離脱、もしくは状況をリセットする。
バッドステータスが付いていればいくつかを強制的に解除する。
【宝具】
『八塩折之酒(やしおりの酒)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1~8人
「食い物飲み物って、体に悪いもの程美味いやん?」
バーサーカーがスサノオから贈られ、首をブチぎられる発端となった伝説の名酒にして神代の霊薬。
マスターや人属性の英霊が一杯飲めば数時間の間精神干渉を無効化し、状態異常を回復するが、
逆に魔に類する英霊が僅かでものではないかと呑んだ場合、その長さに個人差はあれど確実に昏倒する。
本来の体であればバーサーカーは全く飲めない(呑めば酔いつぶれる)はずなのだが、
尻尾を除けば人としての霊基で現界している今回の聖杯戦争では飲むことが可能。(悪性コレステロールの様なもので体にはよくない)
スサノオはこれをコッソリつまみ飲みする事で八岐大蛇の吐く毒性の吐息やその威容の畏怖に耐え抜いた。
『妖帝変化八岐大蛇』
ランク:A++ 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人
「MAX大変身!!」
バーサーカーに内包された八岐大蛇の権能を開放し、一時的に身体の一部を戦闘形態に変化させる、本人曰く変身。
発動中は高い再生能力と狂化スキルが付与され、更に自己進化により全ステータスに+補正がかかる。
狂化のスキルが上昇する毎に魔力消費は大きくなるが、再生能力と+補正値も増えていく。
付与される狂化スキルがBランクを超える変身になれば不死身に近い再生能力に圧倒的な戦闘力を誇るが、魔力の消費が膨大になるので令呪のバックアップが必要。
『天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)』
ランク:EX 種別:対城宝具 レンジ:10~99 最大捕捉:1000人
「盛者必衰―――森羅万象遍く滅び消えていけ、天叢雲剣!!」
三種の神器における武の象徴、八岐大蛇の尾より出でし神剣。
バーサーカーの持つこの剣はスサノオやヤマトタケルが振るったものとは違い、
壇ノ浦で安徳皇が平家一門の怨執ごと人身御供し封じる事によって生まれた、真の完成品である。
発動時にはバーサーカーの全ステータスはワンランクアップし、逆に相手には『衰退』の概念が押し付けられ、ステータス、宝具、スキルの効果が毎ターン急激に減退していく。
このバフと永続デバフは同格の神秘を以てしかレジストは不可能。
そして真名開放した際にはこの刀を中心として半円状に拡散する蒼い神魔特攻の剣気(ビーム)を放つ。
直死の魔眼と組み合わせれば概念、結界等の形の無い物すら切り裂くことが可能。
【weapon】
天叢雲剣
【サ―ヴァントとしての願い】
次から言仁(安徳皇)の魂を引き剝がす
【解説】
かつて出雲に君臨していた日本神話最古の大化生。
その最期はスサノオの謀略によって酔いつぶれた所を、八つある頭全てを斬られ退治されたと伝えられているが、
生存説も存在しており、その説の通りバーサーカーは生きて落ち延びていた。
しかしやはり傷は深く、更に剣をスサノオに奪われた事によって力は全盛期の万分の一程に弱体化。
その後傷を癒すと人間の娘と子を設け、酒呑童子と名づけるがその時には人間の武士の手が迫り子を置いて逃走、非常に情けない。
二度の逃走によってやはり剣を取り戻さなければダメだと言う結論に至ったバーサーカーは三種の神器となった剣に最も近い一族に近づく。天皇家である。
まだ母の腹の中にいた安徳皇に目をつけ、赤子の内に憑りつくことで天皇として転生する事を目論むが、力不足で失敗。
安徳皇はその自我を残したまま人として生まれ、八岐大蛇は安徳皇の中で奇妙な同居生活を強いられる。
数年後、壇ノ浦で滅び行く平家一門の怨執を天叢雲剣に集め、バーサーカーは正しく魔剣となった天叢雲剣、
そして目覚めた直死の魔眼を持ってして平家と源氏の両家を滅ぼそうと安徳皇に提案するが、
安徳皇はそれを拒絶、己の魂を犠牲にした人身御供によって剣を浄化、封印し、壇ノ浦で崩御した。
そして安徳皇を失ったバーサーカーもまた、後を追うように消滅し、その永い生涯に終止符を打ったのである。
何故八岐大蛇が安徳天皇にその様な提案をしたのかは不明、その真意は本人のみぞ知る。
ちなみに某良妻賢狐の如く八つの首ごとでそれぞれ口調、性別、性格に差異があるらしい。
【特徴】
艶やかな黒髪をポニーテールで纏め、白い束帯に身を包んだ中性的な子供。
目つきの悪さと八重歯、蛇の様な尻尾が目を引く。
バーサーカーの霊基の元となっている安徳天皇は女性説もあったが結局どちらなのかは不明。
最終更新:2017年11月07日 22:18