夜神月&アサシン

人が人を殺す事は、悪だ。

現代においてそれはもはや常識である。
地球上でほぼ全てといっていい数の人間が、当たり前の知識として知っている。
人の死は何も生まない。
誰かを傷つける行為。悲しませ、苦しませ、痛めつけ、最終的に何もかも無くさせる手段。
これらは許されぬ事。罪深き事。公にされ、裁かれるべき業である。

何故。何故、人を殺す事は悪とされるのか。
テレビのニュースで。新聞の見出しで。途切れなく多くの殺人が報道される。
映し出される、涙に暮れた遺族。被害者の名を悲嘆げに叫ぶ友人。
内容が残酷であるほど人々は憤り、非難の声は集中する。

何故か。簡単な話だ。
それは"善人を殺したから"だ。
多くの人に愛され、親しまれて暮らす一般人。
そんな人が恨まれ、殺される道理など存在しない。
存在しない道理によって殺される。それこそが悪だ。
道理なき殺人こそ悪の正体であり、裁かれなければならない犯罪なのだ。


人が文明を築いて数千年。
21世紀に入った現代社会で、人が人を殺す事を許されている例は三つのみとなった。



それは戦争による犠牲。
人類の歴史と常に共にあって、今も何処かで流れ続けている流血。
悪と定め、起こしてならないと口を揃えて禁忌としているのに、戦争が止む日は未だない。
国の利益。民族の尊厳。個人の信念。
それらは正しい。どれも手にする権利がある、肯定されるべき概念だ。
だが世界の全てで、各々の意見を折り合わせるには人類は増えすぎた。
複数の正しさはかち合う。百人の幸福には等量の不幸が百人に降り注ぐ。
幸せを追い求めて、正しさを知りたくて、けれど取り分は予め決まっていて。
だから人は他人を悪とした。
心を殺さず戦場で生きるには、敵を人間(同胞)と思ってはいけない。
前線に立つ誰かは言う。「戦争で人が死ぬのは仕方がない」。
皮肉ではなく本心から、誰かはそう思った。



それは法律による処刑。
人を裁く役目を人でも王でもないシステムに委ねる。
現代で法治国家と呼ばれる構造。
犯罪者は警察に捕まり、裁判にかけられ、罪に応じた罪を課せられる。
世界中の国家で、それは法によって定められている。
そして余りにも罪が重い者が出れば、法は殺人を許可する。
生きている事で償いにならない。更生の余地、反省の色が見られない者に、死刑判決を下す。
法律の規定に準じ、人を殺す行為を公的に認められるのだ。
あるいは、法律のひとつである正当防衛。緊急避難。
人は自身と他者を襲う危機から身を守る権利があり、それによって襲った人間を殺したとしても重い罪には問われない。
他者を犠牲にして自分の身を助けても、状況を加味すれば許されるカルネアデスの板。
法は状況によっては、人を死なせる事を咎めない。
私情で揺れ動かず、擦り減る心もない理想の支配。
この瞬間、人は背負ってきた罪のひとつから解放されたのだ。



それは、あるいは――――
まだ人の文明が発展途上の頃。そこでは当然のように認知されていた存在。
健康管理の不届きの病死。雷や地震の自然現象の事故死。
歴史に現れる暴君の死の原因に、高次元の意思を見出す試み。
幾つかの偶然が重なり、因果が絡まり、それが起きた時。
人は喜びを以て迎え、その行いを責めるどころか称賛する。
天の裁きと呼ばれる、絶対の死の運命を人は易々と受け入れていた。
先の時代の者が見れば、無知な様を滑稽と笑うだろう。
だが現代の中ですらそれを信じる者はいる。
見る者も感じる者もいないのに、いると伝えられるだけで"在る"もの。



神と呼ばれる、法を超えた域による殺人だ。




               ◇          ◆




『……昨夜未明、新都の宝石店で強盗殺人の容疑で捜査中の◯◯容疑者が路地裏で遺体の状態で発見されました。
 遺体は首を切断されており、鋭利な刃物で寸断されたとされ……』

自宅で家族一緒に朝食を取る最中には不釣合いなニュース。
父は何かの使命感を秘めた目でニュースの文面を見据え、母はそれを心配そうに見つめる。
だが息子である夜神月(ライト)はそれを気にした風もなく聞き流しながらトーストを口に含んだ。

『見ての通り、仕留めた』
『ああ、ご苦労だった、アサシン』

家族の誰にも聞こえない男の声に、やはり彼の中でしか聞こえない領域で応える月。
念話という、契約したサーヴァントと精神対話を可とするスキル。
他者に映らない相手との付き合いは心得ている月にとって、不自然さを見せることのない習得は容易なものであった。

『暫くは情報収集に努めよう。本格的に始まれば派手に騒ぐ連中も出てくるだろう。自分で手に入れたものじゃない力で舞い上がった奴なんてそんなもんだ。
 そうして絞り込んだ相手が孤立したところで、君をぶつける』
『了解した。お前が特定し、俺が裁く。理想的な役割分担だ』

そうして秘めやかな会議が行われる中、画面には被害者の過去の犯罪歴が挙げられ男の凶悪さを説明している。
現代ではそうお目にかかれない怪死に住民は困惑こそするが、同時に誰もが思っているだろう。
たとえ口に出すのを憚れるとしても。犯罪者といえど殺人は罪であると、公然の知識を弁えていても。
望んでいる者がいる。往来をはばかりなく歩く罪人の死を。
そしてこう呟くのだ。裁きが下った、因果応報だ、と。

『召喚に応じた以上、俺の用途は全てお前の自由だ。道具として存分に使え』
『分かってる。お前が僕のサーヴァントなのは一番の幸運だよ』

幸いにして自分のサーヴァントは予想を超えて従順だ。英霊というにはリュークのような一筋縄ではいかない人格と思いきや、このサーヴァントは遥かに従順であった。
だがそれも、サーヴァントの真名を知る月にとってみれば違和感ではない。
なにせ自分が契約した英霊は戦場での勇猛果敢で名を馳せたのでも、人類の発展に貢献する偉業を為したのでもない。
『ただ、人を殺し続けた』。
戦でも功利でも恐怖でもなく淡々とそれを続けてきただけでしかないのだから。


人魂を思わせる蒼の髪。眉目秀麗ながら冷血冷淡の極みにある相貌。
纏う黒服はかの悪名高きナチスドイツの制服。その上にはさらに薄い黒衣を羽織っている。
形こそ人の姿をしているが―――その存在感は月の知る『死神』と全く相違のない、死の具現そのものだ。

―――異世界に連れてこられて契約するのがまた死神とはな。つくづく縁があるよ、オマエたちとは

名前を書いた人間は死ぬ―――死神が持つノート、デスノート。
捕らえられてない凶悪犯。人の手を超えた道具で罪人に死の裁きを。
偶然によって手に入れた月はノートに名を書き連ねた。私欲ではない、余にはびこる犯罪者を一掃して善人だけが生きられる世界、真の理想郷を生み出す使命によってだ。
それがキラ―――名も顔も知れぬ救世主に人々が名付けた月のもう一つの真名である。

そう、月には蔓延る全悪を消し新世界を作る崇高な目的がある。
こんな見知らぬ場所で殺し合いに興じる暇など本来なら間違ってもない。
表向きキラ対策班に加わり、指揮を執る探偵『L』を出し抜く心算を図らなければならないのだ。
それがいったいどうして、聖杯戦争などという儀式に巻き込まれてしまったのか。見当もつかない。

妹が辛気臭いニュースを嫌がってチャンネルを変える。画面では犬が飼い主につられながら地方の住人にもみくちゃにされていた。

―――アサシンの能力は格別高くない。だが宝具は条件さえ満たせば一撃必殺だ。大概のサーヴァントは嵌まるだろうが戦闘で遅れを取る可能性も鑑みるとできればマスターがいい。
   既に罪人である者。この街で犯罪を重ねてる者。ここでも僕の父は警察だ。パソコンから情報も引き出せる。あとは……

手にした『道具』の威力を月は実体験として確かめ、計算する。
サーヴァント。宝具。人類史に名を残した伝説の英霊。今も自分の背後にいる暗殺者の英霊のスペックは把握しておかなくてはならない。
殺し合いなどに巻き込まれたのは甚だ不本意だ。加えて、他の犯罪者のような相手と一括りにされている状況にも納得いかない。
だが……その『優勝賞品』には興味が湧いた。
聖杯。救世主の血を受けたとされる杯。あらゆる奇跡を起こし、世界の傷を癒やすとされる聖遺物だ。
世界中の人間が知っている神の宝物。新たなる神となる月が手にするには、見事に嵌まるシンボルだろう。
宗教家達を一気にキラ派へ傾倒させる材料にもなるかもしれない。いずれにせよ新世界創造の助けに大いに役立ってくれるには違いない。
なし崩しとはいえ参加する以上、身に入る旨味と使い道を把握しくのは当然といえた。

自分は必ず勝ち残らなければならない。
生きて還りキラの活動を継続するのは勿論、手に入る聖杯とマスターの存在を危惧する故だ。
なにせ万能の願望器だ。謳い文句がどこまで真実かはまだ疑念があるが、英霊召喚という実績がある以上、効力があるのは確かなのだろう。
少なくとも、強力無比な力にものを言わせ、欲するものを好きに奪い、蹂躙してのけられる程度の力は。
この街に集まってるマスターの大半はそうした手合いだろう。法を忘れ自分の欲望を自制せず、他者に暴力を振るい犯罪を重ねる……
まさに月が忌み嫌う悪(クズ)、キラとしてこれまで裁いてきた死すべき犯罪者と大差ない。
そんな悪に聖杯が渡ればどうなるかなど馬鹿でも分かる。自分の世界に被害が回ってくる可能性は決して否定しきれないのだ。
禁忌の果実という誘惑に耐え、聖杯を所有し正しく使えるマスター……そんな人物はこの自分以外にはいない。

「それじゃあ父さん母さん、行ってくるよ」

身支度を整えて一足先に外へ出る。向かうのは通っている新都の大学だ。
アサシンに言った通り暫くは市井に溶け込み情報を集める。キラとして動いた頃と変化はない。
サーヴァントという必殺の武器を手に、殺すべき相手の所在を突き止める知恵比べ。強いて変化があるなら敵にも同じ武器が与えられてる点。

―――僕は負けない。用心を重ね今まで通りやれば、順当に勝ち残れる自信はある……

天から落とした聖物は、新たな神の手元に置かれるべきだ。
新世界に君臨する新たな野望を燃え上がらせながら、月は今後に備えた戦略を練り出していた。




               ◇          ◆



月のない夜。
街の外灯も届かない路地の裏で、一人の男が立っていた。
黒き装束に蒼髪。抜かれた真剣のような、そこにいるだけで周囲の気温が下がっていく威圧感。
生ける者の気配がなく、双眼の視線は絶対の零度に凍えている。
これはこの世のものではない。これは世界にいてはいけない。
英霊の残響。神秘の絶地より来たる境界記録帯(ゴーストライナー)。
サーヴァントという、冬木という街に巣食う無数の化外の一つに他ならない。

「…………」

男の前にはひとつの死体がある。
倒れている全身。泣き別れにされた頭部の瞳は恐怖に見開かれたまま固まっている。
恐怖で固まった犯罪者(おとこ)は、痛みを感じる間もなく命を刈られていた。

手には血に濡れたばかりの刃が添えられている。
刀というより鎌に近い形状。死神が掲げるには相応しい象徴。
実態は、ギロチンだ。罪人の首を落とす断頭台は、男の右の肘から直接生えていた。


「死体が臭うな」


すん、と男は鼻を鳴らす。
視線は自身が今殺した眼前の死体に向いてない。
虚空を見上げ、此処にはいない相手に言葉を投げかけていた。

「墓から戻って屑籠を漁り何になる、死人共が。それは矛盾であり、幽世の穢れだ。現世に持ち込むな」

殺人に柳眉を動かさず、道具として生きるのに何一つ不満のない男が。
侮蔑に満ちた声を漏らしていた。
殺意を孕んだ宣言を下していた。
『処刑人』には不要な、感情という炎を湛えさせていた。


男は殺した。無数の人間を。戦争犯罪者を。
罪に関わらず、善悪に揺れる事なく、処刑の道具として完全に在り続けた。
取り零さず精確に計測したその数は、歴史に打たれるべき事実と化した。
称賛にも悪評にも男は動じない。蔑まされ続けた晩年すらも男にとっては涼風のような時間だった。

男に感情などというものがあるなど周囲の誰もが思いもしなかった。
同じ一族である家族すらも露とも思わず、本人すらそれを考えた事もなかった。
この、瞬間までは。


「俺達には既に命の輝きはない。これ以上生者の世界を汚す前に、再び終わりをくれてやる」


聖杯戦争を男は憎む。それは死者を蘇らせる悪辣なヴァルハラであるからだ。
サーヴァントを男は殺す。死者の生を認めず、全てを土に還す為に。


「この、ヨハン・ライヒハートの死(な)を思い出せ」


世界で最も人を殺した処刑人は、死神として舞い戻ったのだ。





【クラス】
アサシン

【真名】
ヨハン・ライヒハート

【出展】
史実(20世紀・ドイツ)

【性別】
男性

【身長・体重】
176cm・63kg

【属性】
中立・中庸

【ステータス】
筋力D 耐久D 敏捷B+ 魔力E 幸運C 宝具B

【クラス別スキル】
気配遮断:E-
 処刑とは秘されて行われるべきではない。公的に執行されるべきものである。
 このランクだと実質機能していないに等しい。

【固有スキル】
白日の断頭:A
 攻撃、暗殺は防げても決定された処刑は逃げようがない。
 ヨハンを見た者に意思ST判定を行い、失敗したら数ターン行動不能になる「恐怖」のバッドステータスが付く。
 死刑執行人という、民衆にとっての恐怖の象徴がスキルとなったもの。 
 標的を逃がさず殺すという点のみでいえば、天性のアサシンともいえる。

処刑人:A+++
 悪を以て悪を断つ、究極の裁断行為。
 属性、悪に対するダメージが向上する。
 また、そのサーヴァントの行為が悪と見なされた場合も対象となる。
 ここまでくると、もはや本人が生きる処刑装置そのもの。

人間観察:C-
 人々を観察し、理解する技術。
 ヨハンの場合、"その者にどれだけの罪状があるか"に特化している。
 その分析はむしろコンピューター的な思考に近い。

【宝具】
『死は慈悲の幕引きなり(グナーデン・シュトース)』
ランク:B+ 種別:対人宝具 レンジ:1~20 最大捕捉:1人
 より速く、多く、そして確実に、痛み無く処刑することを求められたヨハンとライヒハート家、
 ひいては全ての処刑人の精神が宝具と化したもの。
 逃げられず、防ぎ切れず、免れようのない手段として当然の帰結――――光のギロチンによる斬首法。
 最大の特徴は真名解放から完了までのタイムラグの短さ。発動すれば光の速さでギロチンが対象の首に走り、瞬く間に切断する。
 魔力や運命に依らない、速さと鋭利さ故に回避も防御も不可能という単純な理屈。

 また対象の罪状の重さで魔力消費が減少するという特性を持ち、
 極刑級になれば極めて低魔力で済み、連続発動も可能。
 あくまで最大補足は1人だが、目の前に100人の死刑囚がいるとして、
 全員の首を飛ばすのに"1人1人順番に殺して"も理論上は10秒とかからない。
 基本的には極刑の相手にのみ使用する。

『処刑刃(トーデス・シュトラーフェ・マイスター)』
ランク:C 種別:対人(自身)宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人
 自らの意思を殺し、処刑を行使する装置として生きると定めたヨハンの精神が宝具と化したもの。
 ヨハンの肉体、服飾は世に知られている全ての処刑道具を再現できる。
 無数の暗器を仕込んだアサシンにも見れるが、本人にそうした用途の考慮は一切ない。

【Weapon】
『処刑刃』による処刑道具。
手はギロチンでベルトは首吊りの紐、抱擁は鉄の処女(アイアンメイデン)である。

【人物背景】
ドイツの死刑執行人の家系ライヒハート家の8代目。
史上最も多くの処刑を行った男。
その数3165人。第2位のシャルル=アンリ・サンソンの500人以上である。

これだけ多くの執行を重ねたのも、フランス革命の最中で処刑人を務めたサンソン同様、
第二次世界大戦中のナチスドイツが席巻した時代に居合わせたことが大きい。
大戦に入り死刑囚の数は爆発的に増加。死刑執行人も大量増員された。
そんな多忙の中でもヨハンは執行手順を厳格に守り、1人ずつギロチンで首を落としていった。
敗戦後ナチ党員だったため逮捕されるが、「死刑執行人としての義務を遂行したものである」として無罪。
その後連合国側から執行人として再雇用され逆にナチスの戦犯を処刑することになる。

敵も。味方も。無実であるはずだった者も。
ヨハンは眉を僅かにひそめもせず全てを平等に処刑した。
人はいずれ必ず死ぬもの。そして人は往々にして理不尽によって死する。
ならば善悪に差異はない。そも処刑人たる己に善悪を測る権利はない。
刃は情を持ってはならない。刃に心は許されない。重き方に傾く無謬の天秤たれ――――
それが死刑執行人として生まれた者の使命。
鉄の意志を以て、ヨハンは処刑人という刃の役目を完遂した。

数多の人を殺し続ける――――過去の処刑人が抱いた苦悩を一切抱かずに役割に殉じた執行者。
長年ライヒハート家が求めた理想の処刑人は、直後の死刑制度の廃止によってあっけなく姿を消した。
廃止後のヨハンは周囲に忌み嫌われ息子も自殺し、孤独な人生を歩んだという。
その時初めて、彼の顔に人間らしい安堵が生まれたことを誰も知らぬまま。

【特徴】
ナチスの黒服の上に黒衣を羽織っている、蒼髪の美青年。
しかし人間とは信じられない鉄血冷淡の雰囲気はまさに死神そのもの。

【サーヴァントとしての願い】
サーヴァントとしては極めて忠実。己を道具として使われるのをよしとし、マスターにもそうするよう求める。
善悪を基準としないヨハンだが、死に関してだけは一生に渡り重く見続けてきた。
死は世界にとって絶対の境界線。死者が地上に戻ることなどあってはならない。
それは道具に初めて芽生えた意思。彼をして許せないと奮起するに至った生への侮辱。
"全てのサーヴァント(死人)を殺すこと"
この聖杯戦争で抱いた、唯一無二の願いである。



【マスター】
夜神月@DEATH NOTE

【能力・技能】
容姿端麗・頭脳明晰・スポーツ万能のなんでもござれ。
世界最高の探偵「L」とも渡り合える頭脳を持つ。

【人物背景】
全てに恵まれながら日々に退屈していたある日、
「名前を書きこんだ人間が死ぬノート」、デスノートを拾ったのを機に燻っていた世の中への不信が爆発。
悪が存在しない、善人だけの理想世界を目指し、新世界の神となる事を決意。
裁かれぬ犯罪者をノートに書きこみ続け、やがて救世主「キラ」として世界中で信仰される存在となる。
最初に興味本位でノートを使い人を殺した罪悪感に追い詰められ、デスノートの利用を「自分にしかできない」と転換する人間的な弱さがあったが、
次第に自分の正体を探る邪魔者を始末するのに躊躇しない、自分の正義を疑わない傲慢さが大きくなっていった。

【マスターとしての願い】
聖杯を悪用されないためにも自分が手に入れる。
その後は新世界創造の助けに使う。

【方針】
情報収集。マスターと思しき犯罪者にアサシンを当て確実に始末する。

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最終更新:2017年07月26日 21:37