里樹妹人と里樹澪
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銀髪の女性が、草原の真ん中に居た
バイクともなんともつかない不思議な乗り物に横向きに腰かけ、箒を弄んでいる。
羽織るコートは臙脂色。
バイクの色は紅。
赤に染まったそのいでたちとは対照的に、その肌や髪は白く、銀に染まっていた。
その白と銀は雪の国を思わせた。
全く場違いだと彼は思った。
この戦場には、場違いだと。
*
黒髪の青年が、草原を歩いていた
不思議な装丁の学生服に身を包み、その腰には刀を佩く。
服の色は黒。
光さえも吸い込んでしまいそうな、漆黒。
黒く染まったその姿とは対照的にその瞳は透徹していた。
あまりにも透き通っていて、綺麗過ぎて、
全く場違いだなと彼女は思った。
この戦場には、場違いだなと。
「やぁ、澪さん」
「妹人、お疲れ」
お互いを認めたその瞬間に、二人は微笑みを浮かべていた。
澪のほうから駆け寄り、妹人に抱きつく。
妹人は笑ってそれを受け止め、そのままくるっと回った。
「お疲れ様っ!もう帰れる?」
「うん、澪さんが来てくれたから」
「それはよかった」
にっこりと微笑む澪。
それにまた笑顔で答える妹人。
二人の時間が流れた、
その時
銃声。
突然のそれが聞こえた瞬間には、すでに妹人は澪を押し倒していた。
周囲に殺気があふれ出す。
「お客さん?」
「うん。片付けたと思ったんだけどな」
澪を放し、そのまま堂々と立つ。
刀に手を掛け、すぐにでも飛び出せる姿勢をとった。
ふと、その背中に重みがかかった。
はっとして、後ろを見る妹人。
「澪さん?」
「ふふん、妹人だけに働かせませんともさー」
澪が箒を手に妹人の背を守るように立っていた。
いや、箒ではない。それは銃。
バトルメードの誇り、使い古した箒型の銃。
近距離では殴打し、遠距離では狙い打つ。
それを手に澪は妹人の背を守っていた。
「でも……」
「さっさと終わらせて、早く帰ろう。ね?」
「……わかった」
軽く微笑んで、どこか困ったように妹人は答えた。
そして、それきりお互い笑顔を消した。
見据えるのは目の前の敵。
ただ、早く、早く帰るために、
二人は戦闘を開始した。
これまでの二人
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初めて出会ったのは夏の小笠原、祭囃子を奏でる妹人を追いかけて記憶をなくしたり取り戻したり。
次に会ったときはこうして別れたこともあった。
だけど、それを追いかけてどこまでも行った。
広島、黒の砦、レムーリア。
どこまでもどこまでも
長かったから、ここに居る。
長くてもここに居る。
その日々が無駄でなかったことを知っているから。
データ
L:
里樹妹人={
t:名称=里樹妹人(ACE)
t:要点=学生服、剣,透徹した瞳
t:周辺環境=戦場
t:評価=全能力33
t:特殊={
*里樹妹人のACEカテゴリ = 個人ACEとして扱う。
*里樹妹人は剣士、大剣士、剣神、賢者、世界移動者、魔法使いとして扱い、それらが持つすべての特殊が使える。
}
→次のアイドレス:・
里樹澪(ACE)・水の巫女(ACE)・PL(ACE)・イイコ(ACE)
}
L:里樹澪 = {
t:名称 = 里樹澪(ACE)
t:要点 = 優しい顔,箒銃,ピケ
t:周辺環境 = 妹人
t:評価 = 全能力19
t:特殊 = {
*里樹澪のACEカテゴリ = 個人ACE,PLACEとして扱う。
*里樹澪のみなし職業 =
バトルメード,歩兵,
隠居したメード,追跡者としてみなす。
*里樹澪は妹人を追いかける間、全評価に+3修正される。
}
t:→次のアイドレス = 追跡者(職業),水の巫女(ACE),名剣髭きり(アイテム),ヒルデガルドに相談(イベント)
ページ上部絵、アイコン:星月典子@詩歌藩国
ページ下部絵:シコウ@リワマリ国
文:里樹澪@ビギナーズ王国
最終更新:2009年01月19日 01:10