【出展】Fate/Grand Order
【CLASS】アサシン
【真名】エミヤ
【属性】混沌・悪
【ステータス】
筋力D 耐久C 敏捷A+ 魔力C 幸運E 宝具B++
【クラス別スキル】
気配遮断:A+
サーヴァントとしての気配を絶つ。完全に気配を絶てば発見することは不可能に近い。
ただし自らが攻撃態勢に移ると気配遮断のランクは大きく落ちる。
単独行動:A
マスター不在でも行動できる。
ただし宝具の使用などの膨大な魔力を必要とする場合はマスターのバックアップが必要。
【保有スキル】
魔術:B
魔術を習得している。
翻って、魔術を知るが故に魔術師を殺す術に長けている。
本スキルのランクは、本来であればキャスターとの戦闘時には各種判定のボーナスとして働く。
聖杯の寵愛:A+
何処かの時代の大聖杯に、彼は深く愛されている。
その愛は世界最高の呪いにも等しい。
本スキルの存在によって、彼の幸運ランクは跳ね上げられている。特定の条件なくしては突破できない敵サーヴァントの能力さえ突破可能。
ただしこの幸運は、他者の幸福を無慈悲に奪う。
彼自身は本スキルの存在に気付いていないし、時折聖杯から囁きかけられる「声」も耳にしてはいない。
スケープゴート:C
戦場を生き抜く狡猾なテクニックの集合。
他者の幸福を無慈悲に奪い取る聖杯の寵愛スキルと彼のやり方は、残酷なまでに噛み合っている。
【宝具】
『時のある間に薔薇を摘め(クロノス・ローズ)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1~10 最大補足:1人
時は流れ、今日には微笑む花も明日には枯れ果てる。
自身の時間流を操作する能力。
生前の彼が有していた能力『固有時制御』を基礎としている。
時間流の加速によって高速攻撃や移動を行い、減速によってバイオリズムを停滞させて隠行を行うのが「固有時制御」の運用方法。
宝具として昇華されたこの力により、彼は対人戦において無敵とも呼べる超連続攻撃を可能とする。
『固有時制御』を用い、文字通り目にも止まらぬスピードで連続攻撃を加え、トドメはトンプソンコンテンダーで背後からヘッドショットを見舞う。
また『Zero』の彼が苦しんでいた使用後の『世界からの修正』を受けている様子もない(『守護者』となったためか)。
『神秘轢断(ファンタズム・パニッシュメント)』
ランク:C+ 種別:対人宝具 レンジ:0~2 最大補足:1人
自身の起源である『切断』『結合』の二重属性が込められたナイフ。
魔術回路ないし魔術刻印、或いはそれに似たモノを体内に有する相手に対して致命的なダメージを与える。
通常時攻撃に使われているナイフと同一。簡単に言ってしまえば生前彼が使用していた魔弾、起源弾のナイフ版。
一撃一撃に起源弾と同様の効果が内包されているうえ、弾切れもないナイフによる攻撃が『固有時制御』による超速度で襲ってくるというる恐るべき宝具。それ故に初見で見破るには、相当な領域の研鑽が必要となるだろう。
【weapon】
キャレコM950やトンプソン・コンテンダーといった近代兵器に始まり、ナイフによる白兵戦も得意とする。
生前の彼を見るに、爆弾などを始めとした破壊工作もお手の物だろう。
【人物背景】
人類の『人類は存続すべきだ』という集合無意識が生み出した防衛装置のような存在。人類側の抑止力とも。
名もない人々が選出した、顔のない正義の代行者たる男。
容姿は赤いフードを纏った、浅黒い肌に白髪の男性。
性格にはまだ青年期の名残が多分に残っているが、何処の戦場に呼ばれようと常に人智を超えた理由と目的で血を流し、最短で世界滅亡の原因を解決する為には手段を選ばない。
故に甘ったれた、人倫の枠に囚われた者とは相容れない。
とはいえこの彼は是も非もないと観念し、選択の余地などないという諦観的な思考の元で動いており、人間性を失ったわけではない。
――彼は何かを切り捨てることでしか使命を果たせない、そういう星の元に生まれてしまった。
それでも、自ら望んだ運命の果てに守護者となった。誰に強いられたわけでも、屈したわけでもなく。
どこかで折れて砕けなかったばかりに、最後まで『正義の味方』を辞められなかったばかりに、死んだ後まで安息と救いを得ることなく、抑止力の一部へと成り果ててしまった。
生前の名前は『衛宮切嗣』。生前は暗殺者として多数の人間を殺めた反英雄で、無論英霊などではなく、守護者と呼ばれる英霊もどきである。
同名の守護者である錬鉄の英雄とは異なり、彼は英霊の座はおろか、正しい人類史にも存在しない。
その為召喚される状況が極めて限定的で、人類史そのものを根底から破壊せんとする脅威――『グランドオーダー案件』と呼ばれる事態に際してのみ呼び出される。
そういった理由から本来聖杯戦争には召喚されない存在だが、数多の世界線が交差することで人類史側にバグのような現象が生じ、殆ど事故のような形で今回の冬木の聖杯戦争へと招かれるに至った。
【サーヴァントとしての願い】
聖杯は碌でもないものであると確信している。それを見極め、場合によっては破壊する。
――が、現状は天願のサーヴァントの立場に甘んじている。
理由は単純に、彼は人倫の枠に囚われず、エミヤの用いるあらゆる手段を肯定出来る人物であるため。つまりは相性がいい。
確たる意志と現実的な手段で世界の救済を求めている
天願和夫でなければ、確実に主従関係は決裂していただろう。
【基本戦術、方針、運用法】
敏捷以外のステータスは低めだが、聖杯の寵愛スキルによって多少思い切った行動に出ても命を繋ぐことが出来る。
更に宝具『時のある間に薔薇を摘め』によっての高速戦闘も可能であるため、状況と戦力差さえ見誤らなければ白兵戦を得意とするサーヴァントとも十分に戦えるスペックの持ち主。とはいえ筋力も耐久も高くはないため、極力はアサシンらしく、また彼らしく、奇襲や策謀で立ち回るのが無難だろう。
天願は魔術師ではないが人間、それも老人にしては非常に高い戦闘技術を持つ他、齢を重ねているが故の知略と話術を兼ね備えている為、交渉面・戦術面においては隙が無い。弱点としてはやはりサーヴァントのスペック差が余りにも巨大な場合、決め手に欠けてしまうことなどが挙げられる。
最終更新:2017年05月28日 02:21