祈れ咎人よ、汝が神を見れずとも神は汝を見ているぞ
プロフィール
名前:
アクバル・ハーディー
性別:男 年齢:24
身長:186cm 体重:82kg
現住所:お千鶴領南にある農園
拳闘士であり魔導技師、趣味のリュートで演奏家のまねごとをすることもある。
冒険者として活動を始めたばかりの時は明るくひょうきんな性格だったが、悪に対しては拷問、不意打ちなど手段を選ばない男だった。しかしある依頼で意図せず仲間の心を操ってしまい、その報復に一度命を落とす。その後は他者の心を操作した自身への戒めとして白痴を演じる。ただし迷宮の謎が他の仲間に解けず行き詰った時や相手への礼儀を必要とする場面等では素に戻ることがある。
冒険者になるまで
彼の父は冒険者を引退して拳闘士の技能を教える道場を開いていた。父は二人の息子に道場を継がせて安定した生活をさせたかった。
アクバルの兄、ラシードはそれを知っていた為にある程度技能を身につけると修行を怠ける様になり(大抵道場というものは最低限の強さを得る為の場であった)、強さをひけらかし、取り巻きに囲まれながら毎日を過ごしていた。
対してアクバルは鍛練を休む事なく続けた。身体が鍛えられ技のキレが鋭くなる度に、努力が実を結ぶ楽しみを得たのである。アクバルは鍛練を楽しみながら行い道場の他の生徒への指導も率先して行っていた。努力が報われる事を信じてどんな生徒も見捨てる事はしなかった。
道場での二人の評価は対極であった。
アクバルとは偉大、ラシードとは正道へ導く者という意味である。二人の目指す先は皮肉にも彼らの名前と逆になっていた。
ラシードはアクバルの道場での立場が大きくなる事が気に食わず様々な嫌がらせを行った。アクバルが流石に不味いと思った時には、遺跡から発掘された魔導器の暴走とやらを止める為に腹に風穴が開いた後であった。
アクバルは家を出て冒険者になる事に決めた。その事を道場の者に伝えると皆が悲しんだが、ラシードだけは笑顔で見送った。
アクバルが冒険者になってから何度も見ている夢がある。光に向かって走り続ける夢だ。未だ光にたどり着いた事は無い、それでもまた見たら走り続けるだろう。きっと少しずつ近づいているはずだから。
アクバルの胸に在るのは道場の外の世界への探究心と、努力は必ず報われる、という信念である。故に彼は悪事そのものは否定するが悪事を成功させる為にした努力は認める。昨日までの努力が今日に繋がり今日の努力は明日に繋がる。だからこそ彼は今日も拳を振るう、きっと明日は明るい日になると信じて。
最終更新:2017年07月25日 17:26