須藤公博
須藤公博(すどう きみひろ)は駿台予備学校日本史科講師。
経歴
- 1971年、東京都生まれ。
- 明治大学政治経済学部政治学科を学生運動に参加した影響で中途退学。
- 慶應義塾大学大学院(経済学研究科)修士課程を修了。
- 慶應義塾大学大学院(経済学研究科)博士課程単位取得退学。
- 自身、駿台予備校で浪人経験があり、その際日本史科の福井紳一師の指導を受ける。その縁で予備校講師となった。
- 以前には東進ハイスクールなど他予備校でも教えていたが、現在は駿台に絞っている。
人物
- 奇抜なファッション、磨かれたギャグセンス、緻密に計算された授業展開、添削などのアフターフォロー…まさに「予備校講師」になるべく生まれたような存在であろう。
- 趣味は仏像鑑賞と日本酒。
授業
- ペン回しをしない
- ほおづえをつかない
- 欠伸は手で押さえてする
- ペンを不必要にカチカチとノックしない
などの受講上のルールを授業前に提示し、守らない生徒に対しては時に退室を命ずるなど厳しい一面がある。
しかし、基本的には生徒が日本史を理解しやすくするため、好きになるため、点数を稼ぐための努力を常に惜しまない熱血教師である。
オリジナルプリントは随所に工夫が凝らされ、また授業には積極的に生徒を参加させる。
上記のため客観的に良い・悪いではなく、人によって合う・合わないがかなり割れる講師である。実際信者とアンチが二分化する
授業のペースはかなり早く、歴史的重要事項は赤、受験上のテクニックは青と2色のペンを用い要点を押さえていく。板書は主に図であり、時には寸劇も演じ、生徒の理解を助ける。
論述の添削、進路相談にも乗ってくれる。
表面的な知識の詰め込みではなく、背景知識や経過等にこだわり、歴史的事項の実感的、リアルな理解を求める。
また、「歴史に学ぶんです。」という本人の言葉通り、史実の知識を現代社会の渡世に活かしていく術を説く。
通期では高卒生の通常授業のほか、高3生向けの「スーパー早慶大日本史」、高卒生向けのオリジナル講座「日本史ブロック整理法」を持っている。この2つの授業は、出題頻度の高い基本史料の暗唱を行うなど、徹底的に生徒を鍛えるいわゆるスパルタ授業である。
講習では文化史、戦後史などの基幹講座のほか、早慶大日本史、東大日本史なども担当。
大学別対策講座では、その大学の過去の入試データの分析に基づく授業を展開し、その大学に要求される要点を提示する。
著書
- 愛と欲望の日本史-思わず話したくなる意外な真実- (1999,祥伝社)
- まるわかり日本史-図解で分かる時代の要点- (2000,永岡書店)
- 夜つくられた日本の歴史-人気予備校講師の放送禁止講座- (2001,祥伝社)
- 日本史用語集ちゃーと&わーど
- 家系図から読みとる日本史 (2003,駿台曜曜社)
- 日本史頻出わーど問題集 (2005,駿台文庫,共著)
- 日本史の意外なウラ事情 (2007,PHP研究所)
- 名門大学入試問題で知る「反」日本史 (2013,講談社)
最終更新:2016年02月14日 02:42