東大進学塾エミール

東大進学塾エミールは、東京都千代田区神田小川町にある現役生専門の東大進学塾。
・概要
最難関進学校の現役生を対象に、選り抜きの駿台講師による1クラス25人程度の少人数制授業で、単に受験のための勉強ではない本当の意味での学習を通しての現役東大合格を目標に、2000年に設立された。知名度はあまり高くない。
1クラス25人程度の少人数制授業を行う。また、各授業には現役の東大生がアシスタントとしてつく。
指導力のある駿台予備学校の講師が指導にあたる。
高3対象のクラスは大島師・勝田師・雲師・内野師・森下師など駿台を代表する講師が規模の小さいクラスで授業する。
高1・高2対象のクラスでは、田上師・清師・内野師などベテラン講師および、駒橋師・笠原師・吉田師をはじめ次世代の駿台を代表するであろう若手から中堅の有望講師が授業にあたる。ここで授業をもっている若手の講師は、駿台からある程度目をかけられている存在だと思ってよい。
鉄○会のよう学生講師の欠点を隠すための膨大な量の演習を批判し、他塾で盛んな解法パターンの暗記で受験を突破することよりも、原点理解によってあらゆる問題に対応しようというのが方針である。「学問の基礎」による教育を施す方針を採っているため、問題演習量も決して少なくはないが、それを最低限度にとどめているという特徴がある。
東大進学有名校の指定校制で、尚かつ選抜テストで合格しなければ入塾できない。(指定校の数も鉄緑会と比べて少ない。鉄緑会は指定校以外でもきわめて優秀な生徒が入塾できるのに対し、エミールでは完全指定校制である)
漢文・地理・政治経済・地学は同塾では授業がないため、駿台予備学校の授業を受けることになるが、漢文は当塾からもある程度指導される。
沿革
2000年 駿台予備学校お茶の水1号館(旧東校舎)に併設する山崎寿春記念館の2~4階にて開校。
2005年 1号館改築のため千代田区神田淡路町に移転。
2007年 中学部発足。
2008年 千代田区神田小川町に移転。
現在は駿台お茶の水センタービルに入居している。
・その他
桜蔭の生徒が多数勢力を形成している。
実は元エミール生で3号館の浪人生は多くいる。
駿台英才セミナーの受付も兼ねている。
なお、現役生で大岡俊明の授業を受けられるのはここのみ
・講師陣等(2012年パンフより)
英語
中1・2・・・平山昇
中3・・・田上芳彦
高1・・・齋藤英之、常世乗勝、廣田睦美
高2・・・入不二基義、駒橋輝圭、齋藤英之
高3・・・大島保彦、勝田耕史
数学
中1・・・築舘一英
中2・・・大村浩二
中3・・・永島豪
高1・・・石川博也、奥本望、吉原修一郎
高2文系・・・鹿野俊之
高2理系・・・雲幸一郎、清水厚司
高3理系・・・清史弘
高3文系(スポット授業)・・・鹿野俊之
中2までに中学数学を終え、中3で数学1Aを扱う(二次関数・三角比・論理・場合の数確率を中心に)
高1で2Bの内容を終える。高2文系は1学期に方程式の論理・数列、2学期に図形・微積、3学期に整数・確率を中心に扱う。高2理系はⅢを終える。高3理系は前期は過去問演習、工期はテスト演習を中心に行う。
国語
高1・・・霜栄、谷口正昭
高2・・・内野博之(現代文)、白鳥永興(古文)
高3・・・内野博之(現代文)、白鳥永興(古文)理系はスポット授業
高1では小テストを中心に古典文法や論理把握を鍛える。作文の添削も行う。高2では東大現代文の基本の徹底・古文の添削による読解力、表現力の養成を行う。高3では演習と添削を繰り返す。
理科
高2物理・・・笠原邦彦
高2化学・・・吉田隆弘
高3物理・・・森下寛之
高3化学・・・吉田隆弘
高3の7月までに全範囲を網羅し、テスト演習をその後は行っていく。
地歴
高3日本史・・・今西晶子
高3世界史・・・大岡俊明
日本史は講義と添削を行い、論述力を鍛える。前期は通史、後記はテーマ史を中心に行う。
世界史は前期は講師が論述の解き方を教え、後期は生徒が実際に論述を行い添削していく。東大実戦のすべての過去問と東大の過去問40年分を配布する。
・エミールの6年の流れ
中1(通常授業32回、特別授業等11回)
英語と数学を週1で150分+α
演習授業が年5回(アシスタントによるテスト演習授業、中間・期末試験に合わせて実施)
補習授業が年3回(アシスタントによるテスト演習授業)
塾内実力テスト年3回(夏・冬・春)
このほか年3回の生徒個別面談、年2回の保護者会、年1回の保護者面談
中2(通常授業32回、特別授業等11回)
英語と数学を週1で150分+α
演習授業が年5回(アシスタントによるテスト演習授業、中間・期末試験に合わせて実施)
補習授業が年3回(アシスタントによるテスト演習授業)
塾内実力テスト年3回(夏・冬・春)
このほか年3回の生徒個別面談、年2回の保護者会、年1回の保護者面談
中3(通常授業32回、特別授業等13回)
英語と数学を週1で150分+α
演習授業が年5回(アシスタントによるテスト演習授業、中間・期末試験に合わせて実施)
補習授業が年3回(アシスタントによるテスト演習授業)
塾内実力テスト年3回(夏・冬・春)
全国模試年2回(第3回高1駿台全国模試・中3駿台全国模試を必須受験)
このほか年3回の生徒個別面談、年2回の保護者会、年1回の保護者面談
高1(通常授業32回、特別授業等14回)
英語と数学を週1で150分+α、読解と表現(国語)を隔週土曜日に150分+α→週2.5日通学
演習授業が年5回(アシスタントによるテスト演習授業、中間・期末試験に合わせて実施、数学は既習範囲の確認テスト)
補習授業が年3回(アシスタントによるテスト演習授業)
クラス編成テスト年3回(夏・冬・春)
全国模試年3回(高1駿台全国模試を2回・高2東大レベル模試を必須受験)
このほか年3回の生徒個別面談、年2回の保護者会、年1回の保護者面談
高2(通常授業32回、特別授業等14回)
文系
→英語・文系数学・国語(現代文・古文隔週)を週1で150分+α→週3日通学
理系
→英語・理系数学・理科(物理・化学隔週)を週1で150分+α→週3日通学(ただし生物選択者は物理か化学を1科目選択)
演習授業が年5回(アシスタントによるテスト演習授業、中間・期末試験に合わせて実施、数学は既習範囲の確認テスト)
補習授業が年3回(アシスタントによるテスト演習授業)
クラス編成テスト年3回(夏・冬・春)
全国模試年3回(高2駿台全国模試?を2回・高2東大レベル模試?を必須受験)
スポット授業(授業料別途)で夏・春に漢文入試対策を実施
このほか年3回の生徒個別面談、年2回の保護者会、年1回の保護者面談
高3(通常授業34回、特別授業等6回)
文系
→英語・国語(現代文・古文隔週)・世界史・日本史を週1で150分+α→週4日通学
理系
→英語・理系数学・物理・化学を週1で150分+α→週4日通学
生物選択者・地理選択者は高3スーパーα生物、高3スーパーα地理を振替受講
クラス編成テスト年1回(夏)
全国模試年6回(駿台全国模試を3回・第1回東大入試実戦模試?・第2回東大入試実戦模試?・大学入試センター試験プレテストを必須受験)
スポット授業(授業料別途)で夏・春に漢文入試対策を実施。その他理系国語・文系数学を適宜実施
このほか年3回の生徒個別面談、年3回の保護者会
・募集コース(エミールは総合コース制)
中1・・・1クラス(25名)、中2・3・・・1クラス(若干名募集)
高1・・・3クラス(70名)
高2・・・理系2クラス、文系1クラス(若干名募集)
高3・・・理系1クラス、文系1クラス(若干名募集)
学費
入塾金・・・21000円
授業料(月謝制・教材費やテスト費など諸費用込、スポット授業は別途)
中1、2・・・39200円(月額)
中3・・・39500円(月額)
高1・・・47000円(月額)
高2文系・理系2科目選択・・・53800円(月額)
高2理系1科目選択・・・47000円(月額)
高3(生物・地理選択者)・・・64900円(月額)
高3・・・66500円(月額)
・エミール指定校(2012年パンフレットより、()内は在籍比率)
麻布(7%)・桜蔭(50%)・海城(3%)・開成(25%)・駒場東邦(2%)・女子学院(8%)・筑波大附(2%)・筑駒(4%)・巣鴨(1%)
現在は麻布・桜蔭・海城・開成・駒場東邦・女子学院・聖光・筑波大附・筑駒・豊島岡・雙葉・武蔵(私立)となっている。
・合格実績
2010年
文系(在籍16名)・・・東大8名(1類5名、2類2名、3類1名)、一橋1名(経済)
理系(在籍35名)・・・東大11名(1類7名、2類4名)、東京医科歯科2名、千葉大医学部3名、横浜市立大学医学部2名、筑波大学部1名、その他国立医学部2名、慶応医学部1名
2009年
文系(在籍12名)・・・東大5名(1類2名、3類3名)
理系(在籍14名)・・・東大2名(1類2名)、東京医科歯科1名、東工(7類)1名
2008年
文系(在籍15名)・・・東大9名(1類3名、2類1名、3類5名)、一橋1名(商)
理系(在籍12名)・・・東大5名(1類3名、2類1名、文科1類1名)、筑波大医学部1名、その他国立医学部1名、慶応医学部1名
2007年
文系(在籍16名)・・・東大8名(1類4名、2類1名、3類1名)、一橋2名(商、社学)
理系(在籍21名)・・・東大8名(1類6名、2類1名、3類1名)、京都1名(工)、千葉大医学部1名、慶応医学部1名
2006年
文系(在籍17名)・・・東大9名(1類6名、3類3名)
理系(在籍22名)・・・東大10名(1類4名、2類4名、3類2名)、東京医科歯科4名、筑波大医学部1名
2016年は43人受験し22人が東大に合格した。
最終更新:2018年02月20日 02:43
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