直前講習
【心構え】
- 講座を取るよりも今まで受けた通期教材、講習の復習をしっかりすることが大事である。
- これまでコンスタントにこなしてこれた人が最後のツメを行う目的で利用すべき。テキストも穴だらけ、過去問もこなせてない、という人はよくよく考えるべき。
- そういう意味では、比較的得意な科目を中心に講座を選択するほうが慢心を戒め、結果として得る物が多いかも知れない。不得意科目を藁にもすがるつもりで直前講習を、というのはちょっと違う。
- そうはいっても、この時期はやる気が起きない・やることがなくなる傾向があるので定期的に受講をするべきでもある。
- 直前講習はあくまで最後のダメ押しを行い、モチベーションを高める場であり、精神安定剤くらいに考えた方が良い。即ちあまり多くを望むな、ということ。この時期に新しい発見がたくさんあるのは逆にまずい。(ただし、これまで幾度となく悩んでいたポイントが直前期にようやく理解できる、ってこともなくはないが) 見落としていたところをいくつか発見し、弱点をつぶし込めました、くらいが理想。
- 矛盾するようだが、テストゼミのテストの成績がことのほか悪くても余り落ち込まないように。失点の原因を冷静に分析し、つぶし込んでゆけば良い。それがそのまま実力になる。
- この時期はやることの一つ一つが合否を左右すると考えて良い。即ち、無駄なことをする時間はない。人気講師の追いかけをするのは論外として、他人に流され不必要なものを選択をしないよう気をつけ、取った講座は真剣勝負で取り組もう。
- 直前講習で志望校以外の対策講座を取るのは(仮に傾向が似通った大学のものであっても)まったく意味がないと考えて良い。
- 入試直前期はいろいろな面で不安に駆られることが多く、メンタル面で注意が必要な時期である。そんな不安を紛らわせるために適度に取る、くらいの認識で良い。いくら直前講習が精神安定剤になるとはいえ、計画的に選択し、きちんと消化しないと逆効果になる。
- そのため特に校内生は普段受講していない(知らない)講師で受けると混乱の元にもなりかねないので時期的にも極力避けた方が無難。大学別講座等は仕方ないが、それらは入試試験の予行と割りきった方がよい。
- ここにも色々と書いてあるが、要は冷静さを保ち続けることが肝要。そのためのサポーターとしての直前講習と考えよう。
【取る際】
- 午前中の講座を取って、生活リズムを整えるのもおすすめ。
- 二次試験の過去問をやりつつ講座を受けることになるが、ラストスパートとして多少詰め込みすぎても損はないだろう。特に大学別講座は速効性があるし、授業がないこの時期は気分的にも塞ぎがちなので、そういった意味でも有効。
- この時期はテストゼミ形式の講座が特に有効。予習に時間をとらなくて良いし、試験場ににた雰囲気でテストを受けられる。真剣に取り組み、授業中に完全消化を目指すべし。
【直前Ⅰ期】
- 主にセンター試験に向けた講座が設置される。受験日が比較的早めの私立医大についての大学別講座も設置される。
【直前Ⅱ期】
- 分野別に絞って学習する「最終チェック講座」と難関大学の予行演習を行う「大学別プレ演習講座」「医系プレ演習講座」が設置される。
最終チェック講座では今まで対策が充分できる機会が無かった分野は特に受講を検討してみると良い。
最終チェック講座
- 基本50分×6講座。
- 2次・私大対策として、各教科の頻出テーマをポイントを絞って解説する短期講座。
- 実戦的な答案作成力を養うとともに、知識の見落としがないかどうかの最終チェックをする。
最終更新:2018年02月20日 02:20