山口紹
1947年2月18日生まれ、駿台予備校英語科講師
人物、授業
駿台予備校英語科の
大島保彦と仲がいいらしく、授業にそのエピソードがたびたび出てくる。
年なのか、丁寧に念を押しているのかは不明だが、同じ話を繰り返すことが多い。
テキストには直接関係ないが、英語の理解を深めてくれる話をたくさんしてくれる。しかしそのせいでテキストがなかなか進まない。
埼玉に住んでいて、独身である。(2015年夏現在)
男兄弟も独身らしく、姪を溺愛している。そのため、姪の夫を「姪だけの祝儀だったら100万円でも渡すけど夫には缶コーヒー一杯分もあげたくない」というくらい嫌っている。
本人曰く、怖いもの見たさに自分の名前をたまに検索してしまうらしい。
かつては和文英訳Sや東大英作文などのテキストも執筆しており(現在は勝田師)、英語科、特に英作文の領域における、伊藤和夫時代からの超ベテラン。
師の授業では、多数のプリントが配布される。その中にはテキストの解答解説なども入っており、極端な話、これさえあればテキストに関しては授業にでる必要が無いと感じるかもしれない。(この事は師も認識している。その分、せっかく私の授業に出て下さっているのですから授業でしか教えられない事を、提供したいと思います。とも述べておりテキストにとらわれない英語に関する深い解説を行ってくれる。)
プリントは英文の成立ち、背景、学説などを踏まえ、受験生ならばどう解答すべきかという指針を教えてくれたり、良問の演習、基本項目のチェックなど、多岐に渡る充実した内容である。但し、たまに高度な事も含まれてたり、苦手な人は解説が不十分だと感じる事もあるかもしれない。(その点は質問に行けば丁寧に教えてくれる。)
長期休暇に入る際などには、自費で作成したテキストも配布してくださる。内容は英作文に関するテキストであるが、非常に高度な問題やテーマを素材としており、かなりの難易度である。
夏前には古典的英作文を集めた冊子を、冬休み前には主要大学直近3年分の英作文から選りすぐった冊子を配る。
長期休暇の授業のないときは校舎などでボランティア添削をこなす、良心的な先生である。
一方で、特に市谷では英作文指導についての全責任を負っている自負があり、市谷で配られる医系添削などには不満を持っている。(年のせいもあるのか、この点に関してはやや頑固とも言える。)
ちなみに、校舎にいる時はいつでも添削をお願いできるが、模試などの添削は一切受け付けない。担当教材か過去問くらいなら添削してくれる。
授業や下記の本に「派手」さはないが、実力のある者にわかってもらったらいいと思うところがある。
大島師と仲が良く、東大英作の徹底研究では大島師が推薦文を書いている。
大島師いわく「タスクの財布はみんなの財布」「オックスフォードも認めるタスクはつらい」
著作
- 『東大英作の徹底研究』 (駿台文庫 2013年2月)
- 『大学入試英作文総合問題集―整序問題から自由英作文まで』(研究社 1998年11月)
最終更新:2017年08月12日 09:26