西国人＋吏族＋整備士＋テストパイロット - 芥辺境藩国@wiki

体格	筋力	耐久	外見	敏捷	器用	感覚	知識	幸運
-1	-4	0	0	0	+5	+3	+3	-2

特殊	・アイドレス事務局（尚書省）に出仕できる。・戦闘事務行為・整備行為・整備修正+3
備考	・テストパイロットはパイロットとして見なし、Ｉ＝Ｄを扱える
技	【精密所作】+1

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新型機の開発や運用データの収集に当たって重要な役割を果たすテストパイロット。
ハイレベルな操縦技術だけではなく、最新鋭の機体を、信頼のできる兵器へと生まれ変わらせるため、問題点のあぶり出しを行う為の様々な専門知識など多くの能力を要求される才能と経験が要求され、彼らは芥辺境藩国でも屈指の激務をこなす猛者たちであった。

日常では不安定な試作機を駆り、非常時になればその試作機で前線赴く。
特に芥辺境藩国の機体は、妙な方向に偏ったコンセプトが多く、扱い易く癖のある機体が開発される傾向があった。

そのため、身に降りかかる危険度や過酷さは芥辺境藩国の中でも上位を争う。
もちろん常時危険と隣り合わせであるわけでなく、長い時間をかけて細やかな調整をして試作機を完璧な機械としていくのも彼らの仕事である。

それぞれに高度の能力が求められる分、待遇の良さも上位を争っていた。
生活や食事などは保障されており、問題なのは定時と言うものが存在しないくらいである。

特製の革ジャンパーが支給されることもあり、職業としての羨望は非常に強い。
しかし、この高待遇もテストパイロットの数が少ないために可能であるとも言える。

理由は整備士・パイロットの両面から高度な技術を要求されているからである。
整備士の中から優れたパイロット適性を持つ者を過酷な訓練を行う事で厳選もしていた。
その反面、秘密裏ではあったのだが民間人からの抜擢もありえた。
最低限の制約は国民である事だけであり、それまでの職業や貴賎は無関係。
要は摂政が認めれば誰でもなれたのである。（無論、無為無策に選ぶ事はないのだが）
これは結果的に国民に広くチャンスを与える事にもなってもいる。

テストパイロット達は同じくテストパイロットである、摂政 那限逢真氏の直属である。
通常の部隊とは異なる指揮系統に属しており、極論で言えば摂政の私兵に近い。
機体試験と称して特殊任務に付く事もある（摂政のトラブルに巻き込まれた、とも言う）。

テストパイロットの中には「レーベンネスト」と呼ばれる特殊任務専門の部隊も存在している。
この部隊は黒い革ジャンパーを着用している事と常に野外で機体試験を行っていることで有名である。

そういうわけでトラブルのとばっちりを受けやすい彼らだが、彼らには彼らなりのささやかな特権もあった。
摂政直属であるが故に、摂政に直訴が通りやすいという点である。
（ついでに言えば、那限逢真氏は普段巻き込んでいるが故に、直訴を聞き入れやすかった）
このため、親兄弟の生活の保障や国の環境などを願うものが後を絶たないと言われている。

イラスト：那限逢真・三影 、松林ぼたん(合成：霧原 涼)
文責：那限逢真、荒川真介