【ツチノコ伝説】
作:ゲドー(PL:外道)
芥辺藩国ではツチノコが取れる・・・・・・らしい。
食糧増産の命令が出たので。国民はツチノコを取りにいった。
食糧増産の命令が出たので。国民はツチノコを取りにいった。
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「だれか突っ込めよ!!
ツチノコってなんだ!とか、ツチノコってそもそも食えるの?っとか」
ツチノコってなんだ!とか、ツチノコってそもそも食えるの?っとか」
大車座は丁寧に突っ込んだ。
ここは砂漠のど真ん中。照りつける太陽に吹き付ける風。
声は響くことなく砂の中に埋もれていく。
ここは砂漠のど真ん中。照りつける太陽に吹き付ける風。
声は響くことなく砂の中に埋もれていく。
装備は磐上に持たせたら速攻でいなくなった。ミスチョイス
大車座は遭難した。
ちなみにあと3日で死ぬ。
圏外なのでお供え物レーダーも発動しない。
大車座は遭難した。
ちなみにあと3日で死ぬ。
圏外なのでお供え物レーダーも発動しない。
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でいきなり3日後
大車座は丁寧に遭難した。遭難選手権とかがあったらぶっちぎりの一位になれるだろう。
狭い藩国なのに何故かオアシスに出ることもなく、キャラバンに出会うこともなく。
遭難しまくった。
大車座は丁寧に遭難した。遭難選手権とかがあったらぶっちぎりの一位になれるだろう。
狭い藩国なのに何故かオアシスに出ることもなく、キャラバンに出会うこともなく。
遭難しまくった。
「すごい!!オレってばすっごいよ!!」
逆ギレしてさらに一回転半してもう思考回路がおかしくなっている。
「もう死んじゃうよー・・・無理だよ~」
空腹のあまりその場に倒れこむ大車座。すると背中で何かがモゾモゾと。
「・・・。なんだ?」
立ち上がる事もせずに背中の異物をつかむ。
蛇のような身体をしているが胴の中央部が膨れている生き物だった。
蛇のような身体をしているが胴の中央部が膨れている生き物だった。
「あら?」
それは「チー」と鳴く生き物だった。
「あらら?」
それは「チー」と鳴く生き物だった。
「あらら?」
とりあえずお酒を勧めてみた。
「ささ、ぐぐいっと・・・」
「チー♪チー♪チチチー♪」
ウレシそうに飲んでいる。
とりあえず、聞いてみよう。
「ささ、ぐぐいっと・・・」
「チー♪チー♪チチチー♪」
ウレシそうに飲んでいる。
とりあえず、聞いてみよう。
「あなたはツチノコですか?」
「ちー」
「ちー」
頷いた。どうやら人語を解するツチノコのようだ。
いや、幻覚だろうそうに違いない
何はともあれ大車座はツチノコをゲットした。
いや、幻覚だろうそうに違いない
何はともあれ大車座はツチノコをゲットした。
「やった~!!」
「チチ~♪」
「チチ~♪」
大車座が手を万歳するとツチノコも一緒になって飛び跳ねる。
「って、だからどうした~!!」
「ち~?」
「ち~?」
叫んでまた倒れこむ。ツチノコは不思議そうに首を傾げた。
目がかすんできた。
(こんな砂漠のど真ん中でツチノコと二人っきり(?)の最後だなんて・・・)
いや、やっぱ目は潤んできた。
心配そうにツチノコが顔を覗きこんでいる。
心配そうにツチノコが顔を覗きこんでいる。
「ん?ツチノコって・・・」
冒頭の、丁寧なツッコミを思い出す。
「食べられたっけ・・・」
大車座はじ~っとうろんな瞳でツチノコを見る。
ツチノコも何かを察したらしく、その身を硬くする。
ツチノコも何かを察したらしく、その身を硬くする。
「チ~、父チチ~」
「え?なに・・・父が危篤だって電報が入ったから帰るって?」
「え?なに・・・父が危篤だって電報が入ったから帰るって?」
大車座は限界状態だからツチノコ語を理解できた。
「まあそんなこと言わずにちょっとこっちに来ないか?」
「チ~!」
「チ~!」
ツチノコはシュッタ!!っと尻尾で器用に挨拶をすると、自分の尻尾を噛んでランナーモードへと移行する。
(自分の尻尾を咥えて回転するのが主な移動方法)
(自分の尻尾を咥えて回転するのが主な移動方法)
「ちっちち~♪」
「あ!!まって。痛くしないから、大丈夫だから」
「あ!!まって。痛くしないから、大丈夫だから」
大車座はツチノコを文字通り必死の思いで追いかけた。
苦労の甲斐あって、大車座はツチノコを捕まえる事が出来た。
さらに、後に「ツチノコ一族との紛争」と呼ばれる紛争をただ一人で制し、巣を発見した。
土の下に住むらしい。発見が困難なはずだ。
さらに、後に「ツチノコ一族との紛争」と呼ばれる紛争をただ一人で制し、巣を発見した。
土の下に住むらしい。発見が困難なはずだ。
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大車座:「ほんとだって、あいつら銃撃ってきたんだって!」
磐上 :「うっそだー」
大車座:「ってかそもそもお前が迷子にならなければだなあ~・・・」
磐上 :「うっそだー」
大車座:「ってかそもそもお前が迷子にならなければだなあ~・・・」
「ツチノコ一族との紛争」は、大車座の中で消える事のない思い出となった。