魂魄理論

魂魄とは、人間や亜人間を動かす霊的な力のこと。

魂(こん)・・・魔力などにも影響がある精神を動かすエネルギー、MP(マジックポイント)のこと。
魄(はく)・・・肉体を動かすエネルギー、HP(ヒットポイント)のこと。気と呼ばれるものでもある。

冒険者は戦闘不能になると、まず体が動かなくなる。魂と魄は切り離され、精神は暗闇に閉ざされる。光を感じる肉体から精神に流れる情報が途絶えるからである。次に肉体、魄の拡散が始まる。これを“落魄”と呼ぶ。
高レベルの者ほど落魄に時間がかかるようになる。
大地人の場合、“散魂”肉体を失った魂は霧散をはじめる。魂を失った肉体の精神エネルギーは失われていく。冒険者は肉体が神殿にて再生されるため散魂は発生しない。

蘇生術は、大気に拡散してしまった魄を集め、再構築することである。これは、死体に残された情報から逆算で作り出す。足りない魄は、蘇生術者が分け与える。このことから、死ぬ前の完全な情報を基にするわけではないため、経験値のロスなどが起きる。また、記憶の欠損・劣化も起こると考えられる。

大地人にも蘇生術は有効である。魄が完全に拡散してしまうと、蘇生は不可能になる。この時点で、大地人は死ぬ。

冒険者の場合は、落魄後に素粒子に分解され、魂の力で大神殿に転送されて蘇生する。


死の描写について

書籍版
亜人間や大地人は、放置された場合であれば半日と保たずに霧散してしまう。

原作
モンスターからのアイテムは死体を漁ることで獲得する。例えば皮であれば、刃物などで剥ぎ取らなくてはならない。

アニメ
モンスターは、HPが0になった瞬間に虹色の泡となり、アイテムや金貨をまき散らして消えてしまう。モンスターの肉をそのまま獲得するためには、生け捕りの上処理をしなくてはならないらしい。
最終更新:2018年09月17日 15:27