格助詞
格助詞は格を示すマーカーである。例えば“ha ~”で“~が”、“ri ~”で“~を”の意味となる。
基本的なSVO語順では通常“ha”や“ri”(自動詞文であれば“vi”)は省略されるが、強調や倒置の際には復活する。
ha ~ ~が (主格)
ri ~ ~を (対格)
vi ~ ~に (与格)
nä ~ ~に(…される) (受動態の動作主格)
hä ~ ~に(…させられる) (使役受動態の使役主格)
rï ~ ~と(…し合う) (相互態の対向格)
vï ~ ~に(…させる) (使役能動態の被使役格)
fi ~ ~の (同格的属格)
fo ~ ~の (所有的属格)
fu ~ ~の (所属的属格)
bö ~ ~に (場所格)
xö ~ ~に (時点格)
tö ~ ~に (状況格)
cö ~ ~から (起点格)
lï ~ ~を通って (経由格)
þä ~ ~まで (終点格)
bï ~ ~と (随伴格)
vä ~ ~なので (理由格)
ho ~ ~で (具格)
格助詞にはこれら以外にも、
不定詞+biの形をとるものがある。
これらの格助詞は状況によっては語句だけでなく節を従える場合もありうるが、
不定詞+biの形をとる格助詞にはそういう事は出来ない。
最終更新:2009年11月30日 17:15