リーガルマインド 日程表

第1回 法とはなにか


法とその他の規範の相違、法系、法の歴史などを概観する。

第2回 憲法9条の解釈


憲法9条は、どういう内容なのか。内閣法制局の解釈を中心に、法の解釈方法を学ぶ。

第3回 ミサイル防衛にかかわる国際法、国内法


日本の弾道ミサイル防衛に関係する法制度と憲法その他の法律との抵触の有無を考える。

第4回 大量破壊兵器の拡散を防ぐ国際法


21世紀に入り喫緊の課題と認識されるようになった大量破壊兵器の拡散を防ぐための国際制度を学ぶ。安保理決議1540とその履行確保制度に焦点を当てる。

第5回 大量破壊兵器の拡散を防ぐ国内法


日本は、安保理決議1540をいかに国内履行しているか。外為法、輸出令等の概要と運用、その改正を学ぶ。

第6回 安全保障と外資規制 (1)


三角合併が認められるようになって以降、外資による日本の基幹産業の買収等が容易になった。安全保障観点から外資規制を行う諸外国の例を引きつつ、日本の法制度をみる。米国法、欧州法に焦点を当てる。

第7回 安全保障と外資規制 (2)


第6回の授業にひきつづき、今回は、外為法による外資規制の運用に焦点を当てる。

第8回 機微技術管理のための外為法改正


22年ぶりの外為法第25条の改正内容とその意味を検討する。

第9回 新興・再興感染症を防ぐ


WHOの国際保健規則の改正、日本の感染症法の改正を学ぶ。

第10回 武力事態についての国際法と国内法


ジュネーブ追加議定書、赤十字国際委員会の活動などの国際法と日本の国民保護法制の概要を学ぶ。

第11回 PKOをめぐる国際法、国内法


PKOは国連制度の中からどのように生まれたか、また、現在どのような法がPKOを規定しているかを学ぶ。また、日本は、国連PKO、非国連平和維持活動に参加するためにどのような法制度を整備しつつあるのかを学ぶ。

第12回 海賊をめぐる国際法と国内法


海賊取り締まりについての国際慣習法、国連海洋法条約の規定と運用を学ぶとともに、日本の海賊取り締まり関連法制度を学ぶ。

第13回 法律の役割


12回の授業を振り返り、法の果たす役割と限界を考える。また、ハードローとソフトローの関係を検討する。
最終更新:2009年09月25日 16:48