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SWF 3 アクション

ここで挙げられたアクションは SWF 3 で使用できます。

DoAction

DoAction は、現在のフレームが完了した時に Flash Player に対してアクションのリストを実行するように指示します。 アクションは DoAction タグがフレームのどこに出現したかということに関係なく、 ShowFrame タグが出現した時に実行されます。 SWF 9 以降では、 FileAttributes タグの ActionScript3 フィールドに 1 がセットされている時、 DoAction タグの内容は無視されます。

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Header RECORDHEADER タグタイプ = 12
Actions ACTIONRECORD [0 個以上] 実行するアクションのリスト
(次の ActionRecord 参照)
ActionEndFlag UI8 = 0 常に 0

ACTIONRECORD

ACTIONRECORD は、 ACTIONRECORDHEADER と、それに続くアクションのデータのかたまりから成ります。 ACTIONRECORDHEADER は ActionCode を使って実行するアクションを指定します。 アクションがヘッダの後にデータを必要とする場合、 ActionCode の上位ビットは 1 にセットされます。これは ActionCode が、後に続く 16 bit の長さのアクションデータのかたまりを必要とすることを示します。 注:多くのアクションで Length 以降のデータのかたまりは指定されません。その場合、命令は 1 バイトの種類のデータのみで構成されます。

ACTIONRECORDHEADER

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ActionCode UI8 アクションコード
Length If code >= 0x80, UI16 ActionCode と Length フィールドを含まない、 ACTIONRECORDHEADER のバイト数

ActionGotoFrame

ActionGotoFrame は、 現在のファイル中の指定されたフレームに移動する命令です。

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ActionGotoFrame ACTIONRECORDHEADER ActionCode = 0x81
Length は常に 2
Frame UI16 フレームインデックス

ActionGetURL

ActionGetURL は、 UrlString で指定された URL からデータを取得する命令です。 URL は色んなタイプにすることができます。HTML ファイル、画像または他の SWF ファイル等です。 ファイルがブラウザ上で実行されている場合、 URL から取得したデータは TargetString で指定されるフレームに表示されます。 "_level0" と "_level1" は特別なターゲット名で、他の SWF ファイルを level 0 と 1 にロードするために使用されます。

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ActionGetURL ACTIONRECORDHEADER ActionCode = 0x83
UrlString STRING ターゲット URL 文字列
TargetString STRING ターゲット文字列

ActionNextFrame

ActionNextFrame は、現在のファイル中の次のフレームに進める命令です。

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ActionNextFrame ACTIONRECORDHEADER ActionCode = 0x04

ActionPreviousFrame

ActionPreviousFrame は、現在のファイル中の前のフレームに進める命令です。

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ActionPrevFrame ACTIONRECORDHEADER ActionCode = 0x05

ActionPlay

ActionPlay は、現在のフレームから再生を開始する命令です。

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ActionPlay ACTIONRECORDHEADER ActionCode = 0x06

ActionStop

ActionStop は、現在のフレームで再生を停止する命令です。

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ActionStop ACTIONRECORDHEADER ActionCode = 0x07

ActionToggleQuality

ActionToggleQuality は、High と Low で描画品質を切り替える命令です。

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ActionToggleQualty ACTIONRECORDHEADER ActionCode = 0x08

ActionStopSounds

ActionStopSounds は、再生中の全ての音声を停止する命令です。

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ActionStopSounds ACTIONRECORDHEADER ActionCode = 0x09

ActionWaitForFrame

ActionWaitForFrame は、指定されたフレームで停止する命令です。 それ以外の場合、指定された数のアクションをスキップします。

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ActionWaitForFrame ACTIONRECORDHEADER ActionCode = 0x8A
Length は常に 3
Frame UI16 停止するフレーム
SkipCount UI8 フレームがロードされていない時のスキップするアクションの数

ActionSetTarget

ActionSetTarget は後に続くアクションのコンテキストを切り替える命令です。 現在のファイルの名前付きオブジェクト (TargetName) に適用します。

例えば、 SetTarget アクションはスプライトオブジェクトのタイムラインを調整する時に使うことができます。 次のアクションの順序で "spinner" という名前のスプライトをタイムラインの最初のフレームに送信します。

  1. SetTarget "spinner"
  2. GotoFrame zero
  3. SetTarget " " (空文字列)
  4. アクション終了 (Action code = 0)

SetTarget "spinner" で spinner オブジェクトを SetTarget "" まで適用します。 これはアクションのコンテキストを現在のファイルに戻すように指定します。 ターゲット名に関する解説は DefineSprite をご覧ください。

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ActionSetTarget ACTIONRECORDHEADER ActionCode = 0x8B
TargetName STRING アクションターゲットのターゲット

ActionGoToLabel

ActionGoToLabel は、ラベルで指定されたフレームに移動する命令です。 FrameLabel タグを使うことでフレームにラベルを関連付けることができます。

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ActionGoToLabel ACTIONRECORDHEADER ActionCode = 0x8C
Label STRING フレームラベル

移動

最終更新:2017年02月20日 20:57