【沿革】
当社は、昭和43年4月に東芝電興㈱(存続会社)と
東芝炉材㈱とが合併し、東芝セラミックス㈱として発足した。東芝電興㈱は、昭和3年9月に
東京芝浦電気㈱により電気事業への金融を目的として設立され、その後昭和13年、山形県小国町に自家発電所をもった工場を建設し、合金鉄および化学製品の製造を開始し、事業の拡大を図ってきた。一方
東芝炉材㈱は、
東京芝浦電気㈱の第二会社として、昭和25年に同社より分離独立し、耐火物メーカーとして操業を続けてきた。合併後は、両社の技術を結集し、高機能部品・材料メーカーとして事業活動を展開している。
(1)東芝電興㈱
昭和3年9月 電気金融㈱(資本金10万円)を設立
昭和4年12月 日本電興㈱に商号変更
昭和13年3月 小国製造所完成、合金鉄製造開始
昭和14年4月 石英ガラス製品製造開始
昭和27年12月 ㈱東興社を合併、電刷子の製造を継承
昭和29年8月 赤芝発電所完成
昭和33年10月 東芝電興㈱に商号変更
昭和36年10月 東京証券取引所市場第1部に上場
昭和36年10月 秦野工場完成
昭和41年10月 東芝合金鉄㈱(現、
日本重化学工業㈱)を設立、翌11月同社に合金鉄部門を譲渡
昭和43年4月
東芝炉材㈱を合併
(2)
東芝炉材株式会社
大正7年5月 東洋耐火楝瓦㈱(資本金100万円)を設立
大正7年12月 刈谷工場完成、耐火物製造開始
昭和18年7月
東京芝浦電気㈱に合併され、同社の耐火物製造所となる
昭和25年2月 企業再建整備法および過度経済力集中排除法により、
東京芝浦電気㈱の第二会社の
東海炉材㈱(資本金2,500万円)として分離独立
昭和31年10月 川棚工場完成
昭和34年12月
東芝炉材㈱に商号変更
昭和36年10月 東京証券取引所市場第2部に上場
昭和40年4月 新刈谷工場完成
昭和43年3月 東芝炉材築炉工事㈱を設立、築炉部門を譲渡
昭和43年4月 東芝電興㈱と合併
(3)東芝セラミックス株式会社
昭和43年4月 東芝電興㈱(資本金13億6,470万円)は、
東芝炉材㈱(資本金4億5,000万円)を合併し、東芝セラミックス㈱(資本金18億1,470万円)として発足
本店 東京都千代田区内幸町二丁目1番6号
昭和45年6月 東金工場完成
昭和46年4月 システム開発センター完成
昭和46年7月 研究所完成
昭和50年5月 決算期を年1回(3月31日)に変更し、中間配当制度を導入
昭和52年5月 小国半導体工場完成、シリコン製品製造開始
昭和53年7月 本店を東京都新宿区西新宿一丁目26番2号に移転
昭和54年10月 東炉㈱を合併
昭和57年1月
徳山曹達㈱との合弁による徳山セラミックス㈱(現、徳山東芝セラミックス㈱)を設立
昭和57年5月 海外子会社として東芝セラミックスアメリカ社を設立
昭和57年12月 溶融けい石粉の製造子会社として九州セラミックス㈱を設立
昭和59年7月 東芝炉材築炉工事㈱を東セラエンジニアリング㈱に商号変更
昭和59年10月 不定形耐火物製造子会社として東海セラミックス㈱を設立
昭和60年1月 シリコン製品の加工を行う関川電子㈱(現、関川東芝セラミックス株式会社)を設立
昭和61年10月 川棚工場を川棚東芝セラミックス㈱として分離
昭和61年11月 米国・クォーツインターナショナル社を買収
平成2年8月 第二赤芝発電所完成
平成3年3月 東芝セラミックスヨーロッパ社を設立
平成3年6月 大口径シリコンウエハー製造拠点として新潟東芝セラミックス㈱を設立
平成4年7月 工業炉部門を分離し、東芝セラミックスファーネス㈱を設立
平成11年4月 九州セラミックス㈱(存続会社)と川棚東芝セラミックス㈱を合併し、長崎東芝セラミックス㈱を発足
平成11年8月 東芝セラミックス台湾社を設立
平成11年8月 本店を東京都新宿区西新宿七丁目5番25号に移転
平成11年10月 クォーツインターナショナル社を売却
平成13年6月 執行役員制を導入
平成14年2月 小口径シリコンウエハーの中国への製造委託で㈱
フェローテックと基本合意
平成14年7月 東金工場を刈谷工場に集約
平成15年3月 東芝モノフラックス㈱を売却
平成15年4月 東セラエンジニアリング㈱(存続会社)と東芝セラミックスファーネス㈱を合併し、東芝セラミックスファーネス㈱を発足
平成15年6月 東芝セラミックスファーネス㈱の株式の一部を㈱
ノリタケカンパニーリミテドに売却し、同社の商号を㈱ノリタケTCFに変更
平成15年10月 社内カンパニー制を導入
平成16年1月
黒崎播磨㈱との合弁により鉄鋼連続鋳造用耐火物製造子会社として㈱SNリフラテクチュア東海を設立
平成16年9月 本店を東京都品川区大崎一丁目6番3号に移転
平成18年10月 東京都千代田区において、エスアイシー・インベストメント㈱(現 コバレントマテリアル㈱)を設立
平成18年12月 エスアイシー・インベストメント㈱による東芝セラミックスの発行済株式総数の90.68%の公開買付けが成立
平成19年3月 マネジメントバイアウト(MBO)の一環として、エスアイシー・インベストメント㈱の完全子会社となり、東京証券取引所市場第一部上場廃止
平成19年3月 エスアイシー・インベストメント㈱を株式交換完全親会社とする、東芝セラミックスとの株式交換が効力発生。エスアイシー・インベストメント㈱は商号を「コバレントマテリアル株式会社」に変更し、本店を東京都品川区へ移転
平成19年4月 ㈱SNリフラテクチュア東海の株式の一部を
黒崎播磨㈱に売却
平成19年6月 コバレントマテリアル株式会社に吸収合併により解散